創立70周年記念プレゼント! 水谷・張本のサイン入りは終了
株式会社タマスは1950年に創業し、2020年12月19日に創立70周年を迎えた。
それに伴い、記念ラケットの発売などさまざまなイベントが行われている。
第1弾は水谷隼・第2弾は張本智和という超豪華2選手のサイン入りラケットが当たるプレゼントキャンペーンも行われていたようだが、既に終了してしまった。
そのプレゼントキャンペーン第3弾となるのが、今回のラケット「70th アニバーサリー エディション」だ。
「バタフライが積み重ねてきたラケット作りの歴史と矜持を詰め込んだ一本」と銘打つように、高級感と上品さを兼ね備えた美しいラケットである。
希少な千年杉のグリップ、高級材である木曽檜の上板に、頂点を目指すトップ選手たちを魅了し続ける特殊素材アリレートカーボンを組み合わせたと聞くと、なんかすごい…。
一際目を引くのが、70周年記念ロゴの下に刻まれた「努力」の二文字である。
卓球界の繁栄を見てきた男
これまでのタマスの道のりも、「努力」の連続だった。
創業者の田舛彦介は、1920年山口県で生まれた。
当時まだ競技者の少なかった卓球に打ち込むようになり、全日本卓球選手権大会では、男子シングルス・男子ダブルス・混合ダブルスの全種目で、表彰台に登った実力者だ。
田舛の卓球への愛は、国をも動かした。
1941年、明治神宮体育大会(現在の国民体育大会)から、卓球が「柔弱なスポーツ」という理由で除外された。
それに憤激した田舛は、厚生省と日本卓球協会に猛烈な抗議文をしたためるとともに、地元山口県で行われたマラソン大会に「卓球の名誉をかけて」出場し、「優勝か死か」の覚悟で走り抜き優勝。翌日の朝刊には「卓球の田舛が勝つ」の見出しが踊り、本懐を遂げたのだ。
卓球という小さな井戸を深く掘り続ける
そんな田舛は選手時代、ラバーの入手に苦労した。
その経験から、誰もが簡単に入手できる高性能ラバーを日本でつくりたいと志し、1950年に株式会社タマスを創立した。
それ以来「卓球という小さな井戸を深く掘り続ける」をモットーに、高性能・高品質のラバーおよびラケットの自社生産に取り組み、国内外のトップ選手に用具を提供してきた。
今では、高性能ラバー「アリレート カーボン」「ZLカーボン」といった特殊素材を搭載したラケット「テナジーシリーズ」や「ディグニクスシリーズ」などで、世界卓球や全日本卓球で活躍するトップ選手から小中学生まで、多くのプレーヤーを魅了している。
「選手を花にたとえるならば、私たちはその花に仕える蝶でありたい」
ブランド名のバタフライに込められた田舛の想いは、今も受け継がれている。
(mimiyori 編集部)
「70th アニバーサリー エディション」のプレゼントキャンペーンに応募するには、卓球に関するクイズに正解しなければならないという。
正解できなかった方も、抽選で外れた方も、税込価格19,800円で自腹購入できるのでご心配なく。
キャンペーンの詳細はこちら https://www.butterfly.co.jp/70th/