ワイン樽の光やランタンが灯るガーデンチャペル「ZONA」
リゾナーレ八ヶ岳にて、クリスマス限定で一般公開される
(写真:星野リゾート提供)
自粛、自粛と促されたこの半年を経て、感染対策が万全に施されたリゾートで、少しくらいゆったりしたくなるこの頃。
日本の旅行業界をけん引する星野リゾートでは、最高水準のコロナ対策の下、日本を盛り上げようと様々なイベントが企画されている。
11月いっぱいは、JAL国内線ファーストクラスの機内食で、「青森屋」監修の青森名物料理が味わえ、12月1~25日は、地域の特性を存分に打ち出した多種多様なクリスマスイベントが目白押し。
“花火クリスマスツリー”に“珊瑚と白砂のクリスマスツリー”、“ワインボトルツリー”、さらには“牧草ツリー”と聞くだけで楽しくなってしまうものばかり。
“かりゆしサンタ”にも出会えるかも。
11月は青森に染まり、12月はクリスマスに染まる。
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JAL国内線ファーストクラス機内食を青森屋がプロデュース
青森の文化を満喫できる宿「星野リゾート青森屋」(青森県・三沢市)プロデュースの機内食が、JALファーストクラスにて、2020年11月1日から30日までの期間限定で提供される。
「のれそれ青森~ひとものがたり~」(※のれそれは青森の方言で目一杯の意味)というコンセプトの下、青森の魅力を“目一杯”宿泊者に伝えてきた青森屋。その名宿が、機内でも「青森の新しい味」をお客様に楽しんでもらおうと、県産食材をふんだんに使用した料理を手がけた。
機内食のメニュー(写真:星野リゾート提供)
機内食のメニューは3種類、羽田出発便と到着便のそれぞれで10日ごとに変わる。
例えば、Aメニューの前菜「青森県産アピオス南蛮漬け」は、一般的にゆでたり揚げたりするアピオスをさっぱりとした南蛮漬けにアレンジ。他にも青森の郷土菓子「南部せんべい」を使用した揚げ物や生産が盛んな阿房宮(あぼうきゅう)菊を使用した料理など、食感や香り、見た目も楽しめ、全身で青森を味わえるメニューとなっている。
青森県出身の料理長・乙部春夫さんは、15歳で上京。約15年間の割烹料理店での修行を経て、地元への寄与を目指し青森県に戻ってきた郷土愛あふれる料理人。地産地消にこだわり、郷土料理の良さを活かした料理開発に日々工夫を凝らしているという。
海辺のクリスマスin熱海&小浜島
2020年は花火大会の中止が相次ぎ、夏の風物詩を楽しめなかった人も、クリスマスと花火の異色のコラボレーションに、クリスマス気分も夏気分も盛り上がること間違いなし。
(写真:星野リゾート提供)
「リゾナーレ熱海」(静岡県・熱海市)では、熱海の象徴「花火」をコンセプトにした「花火クリスマス」が開催される。
熱海海上花火大会は 2020 年で 69 年目を迎え、年に10回以上開催されることから、熱海を象徴するイベントになっている。この花火大会から着想を得て、2019年より「花火クリスマス」は始まったが、コロナ禍の2020年はまるで花火大会に行ったかのような気分を味わってほしいと、より花火を感じられるイベントに進化を遂げた。
パチパチと花火の音が聞こえてきそうな「花火クリスマスパフェ」
(写真:星野リゾート提供)
ひときわ目を引くのは、熱海海上花火大会をイメージした「花火クリスマスツリー」。花火をモチーフにした装飾を増量し、より華やかな雰囲気にグレードアップした。
さらに、高さ約6mの窓には花火の動画を投影。1日に10回も投影されるため、花火大会恒例の混雑と喧騒に邪魔されることなく、リアルな映像と音で、夏の風物詩を楽しめる。
また、本イベント限定スイーツ「花火クリスマスパフェ」も、写真に残したい。
熱海とは一味違った海辺のクリスマスイベントが行われるのが沖縄・小浜島。
(写真:星野リゾート提供)
「星野リゾート・リゾナーレ小浜島」(沖縄県・八重山郡)では、「南の島のビーチクリスマス」を開催。
ホテルに併設されたプライベート感のあるビーチには「珊瑚と白砂のクリスマスツリー」と「クリスマスティピ」(移動用住居)が設置される。
そこに、沖縄のかりゆしウェアを着た「かりゆしサンタ」が登場し、たき火に囲まれたクリスマスティピで、温かい黒糖ココアと沖縄で親しまれている食材を使ったオリジナルのジンジャークッキーを楽しめる。
高原のクリスマスin八ヶ岳&北海道&那須
空になったボトルは色や形が様々で、ボトルごとに変わるまばゆい光が人々を魅了する。
(写真:星野リゾート提供)
日本有数のワイン産地に建つ「星野リゾート・リゾナーレ八ヶ岳」(山梨県・北杜市)は、「ワインクリスマス」を開催する。
ワインレッドのカーペットが敷かれたホテルのメインストリート「ピーマン通り」に、1 万 2000本のワインボトルで作った「ワインボトルツリー」が輝く。
ツリーに使われるのは、施設内のレストランや近隣のワイナリーから集めたもの。日々大量に破棄されるワインボトルを捨てずに活かせないかと、2019 年からアイテムとして使用したクリスマスツリーを設置した。
また、ワイナリーの方によるワイン講座やクリスマスマーケットなど見どころ満載。
一面の銀世界に、カラフルな装飾・サンタ姿の動物たちは、ひと際映える。
(写真:星野リゾート提供)
雄大な北の大地にそびえる「星野リゾート・トマム」(北海道・勇払郡)のクリスマスシンボルは、牧草を使用した、高さ 5mの「牧草ツリー」。
牧草を木枠に詰めたキューブや、牛柄の木箱、牧草を丸め外側を毛糸で巻いた「牧草ボール」などを装飾として用いることで、迫力満点の北海道らしいクリスマスツリーが完成する。サンタ姿のトナカイやヤギ、ヒツジが、ツリーの周りを動き回ったり、クリスマスコンサートでカウベル担当として参加したりする姿は、愛くるしい。
森の中できらめくツリーに、本物のトナカイも寄ってきそう。
(写真:星野リゾート提供)
日本初のアグリツーリズモリゾート「星野リゾート・リゾナーレ那須」(栃木県・那須郡)のクリスマスを彩るのは、もちろん「アグリクリスマスツリー」。
シンボルツリーである高さ約 10m のもみの木を、イルミネーションで彩るだけでなく、ツリーの根元にミニ畑の装飾を施し、クリスマス仕様の軽トラをツリーに横付けすることで、「畑に生えた木」のイメージを連想させる。
さらに、クリスマス期間限定の「ファーマーズレッスン」では、農家サンタ先生の下、秋に収穫したお米の脱穀作業や、からを取る「もみすり」など、イベントでプレゼントされる「ポン菓子」の原料となる「お米」に関わる作業を体験できるとか。
まさに農業とクリスマスの融合を楽しめるイベントとなっている。
(mimiyori編集部)