ゴンドラが地上に降りてきた。
あす11月10日から「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」(山梨県北杜市)で、「テレワークゴンドラ」のサービスの提供が始まる。
「テレワークゴンドラ」とは、テレワークに必要な設備を備えたプチプライベートオフィス。実際にスキー場で使用されていたゴンドラを改造、ソファ・テーブル・電源などを設置し、リモートワークの空間として再利用した。
テレワーク・オンライン授業が推奨される中、家で1人部屋にこもりパソコンに対峙するのも、むなしく感じてしまうこの頃。ワークとバケーションを両立する新しい働き方“ワーケーション”も注目される中、星野リゾートが先陣を切って日本初の空間を提供する。
雄大な八ヶ岳の麓、リゾートという異世界、さらに異世界のゴンドラの中に、一人足を踏み入れ、のどかにワーケーションしてみませんか?
- 日本初の「テレワークゴンドラ」 故郷は福島
- デザインも機能性も抜群!テレビ会議でも盛り上がること間違いなし
- これぞワーケーション! ワークの後はスキー場でバケーション
- 1日1組限定!冬の名物・氷瀑スペシャル
日本初の「テレワークゴンドラ」 故郷は福島
ゴンドラと言えば、スキー場、山の麓と頂上を行き来する。
電車のような混雑もなく、車のような運転の弊害もなく、飛行機のような急上昇もなく。ただ静かに標高が上がっていく中、穏やかな時間が流れる。
これから滑り降りるゲレンデに思いを寄せるもの、頂上からの幻想的な雪景色に恋い焦がれるもの、小さくなっていく街の景色をぼーっと見つめるもの。
人それぞれ、思い思いの時間を過ごすあのゴンドラは、特別な空間と化す。
そんな銀世界のゴンドラは見慣れている私達だが、緑の上のゴンドラも悪くないどころか、かなり好奇心をそそられる。
自然豊かな八ヶ岳エリアのリゾートホテル「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」に、テレワーク用のプライベートオフィス「テレワークゴンドラ」が設置された。
早朝6時から仕事に勤しみ、夕方からはリゾート気分を味わいにピーマン通りを散歩するも良し。
夜、周囲の森が闇に包まれたころ、浮かび上がる幻想的なリゾートを傍目に、夜が更ける24時まで物思いにふけるも良し。
予約をすれば無料で利用できるというのだから、星野リゾートの太っ腹なことよ。
ただし、ゴンドラは3台のみ。この特別車に、予約が殺到すること間違いなし。
このゴンドラは、降って湧いたわけでも、サンタさんがコロナ禍で頑張る人々へ、一足早くプレゼントを届けてくれたわけでもない。
去年まで「星野リゾート アルツ磐梯」のスキー場で使用されていたゴンドラを、約2週間で「テレワークゴンドラ」に生まれ変わらせたのだ。
そして生まれ故郷アルツ磐梯(福島県)を離れ、11月4日に新天地、リゾナーレ八ヶ岳(山梨県)にやって来たという。
デザインも機能性も抜群!テレビ会議でも盛り上がること間違いなし
リゾナーレ八ヶ岳のメインストリート「ピーマン通り」の中央にあるタワーのふもとに運ばれ、高低差のある台座に配置。
3台のゴンドラはワイヤーで繋がり、まるでスキー場を連想させる。
スキー場では長くても15分くらいしか乗っていられないが、テレワークゴンドラではリゾナーレらしい、ユニークでリゾート感があり、ワクワクするような空間を、好きなだけ堪能することができる。
ゴンドラの内部は床面積約2畳、デスクは資料を広げられる十分な広さで、ゆったりと座れるソファも快適とあって、機能性の面でも申し分なし。
Wi-Fi・コピー機完備はもちろん、テレビ会議用マイク・スピーカー・ライト、外付けディスプレイなどを有料だが借りることもできる。
天井やドア部分には小窓があり、静音の換気扇も備え、複数人で利用する場合のコロナ対策も万全だ。
窓にはストライプ状に半透明のシートが貼られているので、プライバシーも保護される。
これほど、今求められている空間と設備を兼ね備え、理想を体現した場所はあるだろうか。いや否。
これぞワーケーション! ワークの後はスキー場でバケーション
テレワークゴンドラに乗っていたら、スキー・スノーボードをしたくなってしまったーーそんな人は、手ぶらですぐアイテムを借りて、送迎バスでスキー場へGO!
リゾナーレ八ヶ岳では、宿泊者であれば、スキー・スノーボード、雪遊び関連のアイテムを全て無料で借りることができる。
ウェアや板を持ってくるとなるとひと苦労、持っていない人も多い。また、雪を見ていたら急に滑りたくなってしまったという人でも、すぐにレンタルできる手軽さは魅力だ。
実は筆者もリゾナーレ八ヶ岳でこのサービスを何度も利用させて頂いたが、初めてのスキーを子供に体験させたいという親御さんや、社会人になってしばらくやっていなかったが、久々に冬のレジャーを楽しみたい人におすすめしたい。
無料レンタルなのだから、一回きりでもいい。それでも想い出に、記憶に残る時間を過ごすことができると筆者が保証する。
1日1組限定!冬の名物・氷瀑スペシャル
北の大地で本場の冬を味わいたくなった人におすすめなのが、氷瀑。
奥入瀬渓流(おいらせけいりゅう)沿いに建つ唯一のリゾートホテル「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」(青森県十和田市)に、2020年12月19日、冬の奥入瀬渓流をとことん満喫する宿泊プラン「氷瀑(ひょうばく)ガールステイ」が新登場する。
(mimiyori編集部)