【自転車】「若葉マーク脱出計画」⑭〜サイクルモードで最新自転車試乗しまくり!

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コイケ、人生初のロードバイク試乗!(撮影:光石 達哉)

自転車初心者の編集部見習いコイケとともに、サイクリングをより楽しむためのノウハウやアイテムを学んでいくシリーズ「若葉マーク脱出計画」。

今回は4月2~3日に開催された日本最大級のスポーツ自転車の展示会「CYCLE MODE TOKYO(サイクルモード東京 )2022 」に出かけ、最新自転車を試乗しまくった。

 

 

 自転車の祭典「サイクルモード東京 2022」

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東京ビッグサイトで開催されたサイクルモード東京。
初心者でも気軽にスポーツ自転車を体験できる!(撮影:光石 達哉)

コロナ禍の影響で関東では2019年秋以来、約2年半ぶりの開催となったサイクルモード。

会場はこれまでの幕張メッセ(千葉市美浜区)から東京ビッグサイト(東京都江東区)に変更になった。

 

会場内には国内外約200の自転車関連企業・団体がブース出展するほか、自転車教室やトークショーなど様々なイベントも同時開催。

久しぶりの自転車の祭典に多くの来場者が詰めかけていた。

 

この手の展示会は初めてということで興奮気味のコイケも

「自転車関係でこんなに多くのメーカー、ブランドがあるとは思わなかった。男女問わず、年齢層も幅広い人が来ているのも意外でした」

と目を輝かせている。

 

サイクルモードの魅力のひとつは、各ブランドがラインナップする最新自転車に試乗できること。

屋内の展示会場と屋外のスペースを貫いた全長1km以上もの試乗コースが設けられ、気になる自転車の乗り心地を確かめられる。

 

やはり来場者はロードバイクのガチ勢が多いからか、ツール・ド・フランスなどで活躍する海外ブランドのロードバイクの試乗が人気が高く、試乗予約の枠があっという間に埋まったり、長蛇の列ができていたりと盛況だ。

ちなみにヘルメットやグローブ(ビニール手袋)は借りることもできるが、感染対策のため自分のものを持って行った方がいいだろう。

 

 いざ 試乗!

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インドネシアのブランド、ポリゴンバイクのマウンテンバイク「XTRADA 5」。
アルミ合金フレームでハードテイル(フロントのみサスペンション)とオーソドックスで乗りやすい(撮影:光石 達哉)

最初に試乗したのは、コイケのランドナーのブランドであるアラヤが代理店となっているインドネシアのポリゴンバイクのマウンテンバイク「SISKIU T7」(税込価格30万2,500円)と「XTRADA 5」(同9万6,800円)だ。

 

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同じくポリゴンの「SISKIU T7」。
フルサス(前後サスペンション)で、近年レースでは主流のフロント変速機がないタイプ。
チェーンが外れるリスクが少ない(撮影:光石 達哉)

SISKIU T7には、ドロッパーシートポストという座ったままサドルの高さを変えるシステムが標準装備されている。

 

左ハンドル付近のレバーを操作して、サドルを上げ下げする仕組みだ。

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SISKIU T7はドロッパーシートポストを標準装備。ハンドルの左グリップ付近のレバーを押して、サドルを押し込むと…  サドルが下がる! 
乗車中に重心位置を変えることができ、慣れると操作が楽しい(撮影:光石 達哉)

主にマウンテンバイク用のパーツだが、最近はイタリアのロードレースでとある選手が使い、下り坂でサドルを下げて重心を低くし、集団から飛び出して優勝するなど、何かと話題にもなっている。

走りながらサドル高を変えるなんてちょっと怖いなと思っていたけど、慣れると意外と楽しかったりする。

 

 初めてのロードバイク体験!

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コイケ、人生初のロードバイク試乗! BOMA SaiⅡのリムブレーキモデル(撮影:光石 達哉)

続いては、カーボン繊維商社が前身という日本ブランドBOMAのロードバイクに試乗。

BOMAはガールズケイリン、ロードレース、トライアスロン、シクロクロスなど国内の様々な競技をサポートしているレースに強いブランドだ。

 

今回はミドルクラスのカーボンロード「SaiⅡ」のディスクブレーキタイプ(フレームセット税込価格20万9,000円)とリムブレーキタイプ(同19万8,000円)に乗ってみた。

最新のロードバイクだけあって、試乗は20~40分待ちだった。

 

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こちらはSaiⅡのディスクブレーキモデル。試乗車のブレーキは、グロータックのEQUALを装備。
機械式ながら油圧式とそん色ない制動力を誇る(撮影:光石 達哉)

ロードバイクもここ数年で制動力が高いディスクブレーキが一般的になり、その中でも少ない握力で高い制動力が得られる油圧式が主流。

ただ今回の試乗車はグロータック社のEQUALというワイヤーで引く機械式ディスクを装備。

油圧式と比べてもなんら劣るところのない制動力を発揮していた。

 

全体的に乗り心地は軽快で、ペダルに力をこめるたびにカン、カン、カン!と軽快に加速していく感じが心地よかった。

以前からロードバイクに乗ってみたかったというコイケだが、

「ブレーキとハンドルの感覚がいつもと違ってちょっと戸惑ったけど、軽くて速くて気持ちいい」

と魅了されていた。

 

 注目のe-Bikeにも

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注目のe-Bikeにも試乗。台湾のBESVから、街中でもカジュアルに乗れるクロスバイクタイプのJF1。最大走行可能距離は105km(撮影:光石 達哉)

次はe-Bike、つまりスポーツタイプの電動アシスト自転車のコーナーへ。

注目のジャンルだけあって、国内外の各ブランドが大きなブースを展開している。

その中で今回は台湾のe-Bike専門ブランドBESV(ベスビー)のクロスバイクタイプのJF1(税込価格25万9,600円)、グラベルロードタイプのJG1(同36万9,600円)に試乗してみた。

 

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同じくBESVのJG1。話題のグラベルロードタイプで、バッテリーはJF1と共通でフレームのダウンチューブに装着(撮影:光石 達哉)

グラベルロードはロードバイクのようなシルエットながら、タイヤなどをオフロード仕様にした自転車。

最近のアウトドアブームもあって、海外ブランドを中心にニューモデルが続々投入されている。

 

グラベルロードはロードバイクよりも走りの軽快さはそがれるのだが、このJG1は電動アシストがあることでそのデメリットを打ち消してくれるのが魅力。

ヘアピンコーナーの立ち上がりで車体を起こそうとペダルを踏み込むとアシストが効いて外に膨らむ、いわゆるアンダーステアが発生するが、慣れれば対応できる範囲だろう。

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オフロードも走れる幅広のブロックタイヤを装着。
ブレーキはシマノの油圧ディスクと高スペック(撮影:光石 達哉)

ただ、日本では自転車で入れるオフロードを探すのはちょっと難しいといった環境面の問題も含め、どこまでグラベルロードが広まるかはまだまだこれからといったところ。

 

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ハンドル部についているディスプレイで速度、アシストモード、バッテリー残量などを表示(撮影:光石 達哉)

 

最後に、コイケはミニベロ(小径車)のルノー・プラチナム・ライト6(税込価格7万5,130円)に試乗。

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ミニベロ(小径車)のルノー・プラチナム・ライト6。重量6.8㎏とロードバイク並みの軽い車体で、街中では最速自転車となりえそうだ(撮影:光石 達哉)

車輪の直径は14インチで、ロードバイクなどのほぼ半分だ。

このモデルは変速機がついていないシングルスピードで、重量は折り畳み機構もついていながら高性能ロードバイクと変わらない6.8kgとかなり軽い。

「見た目以上に速い」とコイケも称賛していた。

価格もリーズナブルで、掘り出し物の快速自転車だ。

 

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折り畳み機構もついているので、車や電車に積む時もコンパクトに(撮影:光石 達哉)

 

次回はサイクルモードで見つけた気になるアイテムを紹介してみよう。

 

(光石 達哉)

 

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