読んでいるうちに行ったつもりになれるかもしれない、プチ旅行の紀行文コラム「行ったつもりシリーズ」。
コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった神奈川県平塚市の「湘南ひらつか七夕まつり」。宮城県の「仙台七夕まつり」、愛知県の「一宮七夕まつり」とともに日本三大七夕まつりのひとつにも数えられる。
今回は、この七夕まつりに合わせて開催されたデジタルスタンプラリー「湘南七夕クエスト」にサイクリングで挑戦! 前回はJR平塚駅まで7つのスタンプをゲットし、いよいよ七夕まつりのメインストリートに突入する。
本数は日本一⁉ 約500本の七夕飾り
平塚駅の北、旧東海道と重なる湘南スターモール商店街が七夕まつりのメインストリートだ。あまりにも見物客が多いため、自転車は駐輪場に停めて歩いて中に入る。
ちなみに、2022年の「湘南ひらつか七夕まつり」は7月8~10日の3日間で約80万人の人出があったという。
カラフルな七夕飾りが、商店街の入口から奥までズラッと並んでいる。周辺の道路も含めて日本一とも言われる約500本の七夕飾りがあるそうだ。
地元の企業や学校、団体、市民グループなどが作ったりしているようで、コンテストも行われているらしい。
平塚の七夕祭りは、戦時中の空襲で焼け野原となった街の戦後商業振興策として、仙台の七夕まつりをモデルに昭和26年7月にスタートしたとのことで、2022年で70回目の節目。また、平塚市も市制90周年だという。
まつり期間の3日間限定スタンプもゲット
商業振興が主なテーマということで、いろんなお店が軒先でセール品を並べたりしている。子どもの頃、地元の商店街の夏まつりでおもちゃ屋さんなどを見て回ったりしていたのを思い出す。
食べ物はあまり売っていないなと思ったら、感染対策の一環で飲食関連の露店は禁止で、食べ歩きも自粛が求められているとのこと。なお、飲食店でのイートインは利用できるそうだ。
さて、デジタルスタンプは商店街のちょうど真ん中にある紅谷町まちかど広場付近で「湘南ひらつか七夕まつり」、「湘南スターモール商店街」、「湘南スターモール商店街Go!ME会場」の3つをゲットできる。
恒例のおやつは「平塚最中」
さらに商店街の端っこまで進んで、「平塚市観光協会(ひらつか市民プラザ)」でもうひとつ獲得。中では平塚のおみやげを売っていたので、平塚最中をおやつ用に買った。
さらに商店街を出て300mほど西へ歩き、「ひらしん平塚文化芸術ホール」でもスタンプをゲット。ここでも法被姿や浴衣姿の子どもや大人がいたりして、さまざまなイベントが行われているようで、七夕まつりの熱気が漂っている。
近くのベンチに座って、先ほど買った平塚最中をほおばり、エネルギー補給も完了。
ピンチ! 平塚競輪場でGPSが届かない
再び七夕まつりのメインストリートを通って駐輪場まで戻り、自転車にまたがる。1.5kmほど走って市街地の東側にある「OSC湘南シティ」で次のスタンプをゲットした。
続けて南東へ約500m走って「ABEMA湘南バンク 平塚競輪場」へ。あまり競輪は詳しくないけど、ここは大きなレースも行われるので名前はよく聞く競輪場だ。
スタンプがもらえるスポットは場内のようだが、まだ閉まっていて中に入れない。周辺を回ってデジタルスタンプのGPSが届くところを探していたが、1周してもなかなかゲットできない。
メインゲートに戻ってきたところで警備員のおじさんが声をかけてくれたので、「スタンプラリーをしていて…」と説明し、閉まっている入口ギリギリまで寄ってみたが、それでも届かない。その後も壁際に沿って探し続け、ようやくゲットできた。
ここまで21個中14個のスタンプをゲットして、残りは7個。お隣の大磯町、その先の二宮町にもスタンプがあるようなので、引き続きコンプリートを目指す!
ということで、続きは次回!
(光石 達哉)