【エンタメ】海外こぼれ話=なんとヨルダンでUberに乗ってみた!

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しばらくするとクルマがやってくる。見た目はタクシーのようなカラーリングではなく、普通の乗用車だ(撮影・光石達哉)

海外、国内へ取材に行くと、その国、土地ならではの特色や意外なヒト・コト・モノに出会う。取材陣が実際に足を運び、体験した海外&国内のプチ情報を紹介する。

今回は、海外出張で行った先のヨルダンでタクシー代わりにUberを利用したお話。果たして?!

 

 

ヨルダンでUberデビュー

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Uberのアプリの画面。クルマを呼ぶと、現在位置と迎えに来るまでの時間、ドライバーの名前と評価・実績、車種とナンバーなどの情報が表示される(撮影・光石達哉)

Uberと言えば日本では料理を配達するUber eatsの方がおなじみだが、海外ではタクシー代わりに使えるUberが多くの国で普及している。

とはいえ、今まで自分で使ってみる機会はなかったのだが、2019年ヨルダンのアンマンに行ったとき、初めてそのチャンスが訪れた。空き時間に観光でもしようかと思ったら、ホテルのフロントのおじさんなどいろんな人からUberを使った方がいいよ、と勧められたのだ。

見た目は乗用車

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しばらくするとクルマがやってくる。見た目はタクシーのようなカラーリングではなく、普通の乗用車だ(撮影・光石達哉)

最初はホテルにUberを呼んでもらって現金払いをしたが、2回目からは自分のスマホにアプリをダウンロードして、クレジットカード情報を入力して使ってみた。

アプリを操作してクルマを呼ぶと、数分で目の前にやってきた。タクシーとは違って見た目は普通の乗用車なので、車種とナンバープレートを確認して、こちらの名前を告げて乗り込む。ドライバーのアプリ上には、こちらの名前が表示されているので確認のためだ。

ドライバーの接客は良い

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車内も特に代わり映えはしない。真ん中のスマホにはドライバー用のUberアプリが起動していて、行先などを案内してくれる(撮影・光石達哉)

ドライバーはある程度英語も話せて気さくな30代ぐらいのお兄さんで「渋滞していて遅くなって済まない」と謝ってくれたり、「昔は日本の会社のアンマン事務所で働いていたけど、次に仕事するなら会社勤めじゃない方がいいかなと思ってUberを始めたんだ」なんて身の上話もしてくれたりする。

料金は15分ほど乗って日本円で400円ちょっと。クレジットカード決済なので、ドライバーとは挨拶してクルマを降りるだけ。ちょっとあっけなくも感じてしまう。  

降りた後にアプリ上でドライバーを5段階評価しなきゃいけないのだが、特に不満もなかったので、5つ星をつけておいた。ここで評価が下がると、ドライバーにお客が回ってこなくなったり、さらにはUberで仕事できなくなったりするので、自然とドライバー側も接客に気をつけるようになる仕組みだ。 

外国では珍しい明朗会計

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丘の上のアンマン城から望むアンマンの町並み。丘陵地帯に建物や住宅が密集している(撮影・光石達哉)

使ってみて、やはり何が楽かというと、明朗会計なことだ。外国のタクシーは日本のようにメーターがついているケースはまれで、だいたいドライバーの言い値になる。そこから、こちらから安めの金額を提示して「いくらいくらでいいか?」などと交渉して折り合いをつけるのだが、この交渉もめんどくさいし(それが楽しいという人もいるだろうけど)、果たして最終的に決着した料金が適正なのかどうも確かめようがない。例えば観光地に行くと、タクシードライバーの客引きも多くいて「Uberより安くするよ」なんて寄ってくるけど、本当かどうかは疑わしいところだ。

その点、UBERだとスタート地点(現在地)とゴール地点を入力すれば、料金が自動で計算され、最終的にクレジットカードやデビットカードなどから引き落とされる(現金払いも可能だ)。クレジット決済だと、ドライバーと現金のやり取りをしなくていいのも、安心要素だ。

ヨルダンではUberがかなりメジャーになっているようだが、国によってはUberがそれほど普及していなかったり、Uber以外の配車アプリがメジャーだったりするので、ネット上でいろんな人の書き込みを調べたり、その国の事情通の人に聞いたりして確かめた方がいいだろう。