【自転車】「若葉マーク脱出計画」①~自転車が楽しくなるサイクルコンピューターって何?

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自転車の師匠・ミツイシ(右)と、新弟子のコイケ(撮影:丸井 乙生)

自転車初心者の編集部見習いコイケとともに、サイクリングをより楽しむためのノウハウやアイテムを学んでいく新企画「若葉マーク脱出計画」。

初回は、自転車で走るモチベーションを上がてくれるサイクルコンピューターを手に入れて、使ってみよう。

 

 

 

お勧めアイテムは「GPSつきサイコン」

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左が師匠ミツイシの自転車、右が編集部見習いの弟子コイケの愛車(撮影:光石 達哉)

サイコンとも略されるサイクルコンピューターは、走行中のスピードや走行距離をはじめ、さまざまなデータを表示するデバイス。言ってみれば、自動車やオートバイのメーターを自転車につけるイメージだ。

今は何km/hスピードが出ている、今日は何km走った、これだけカロリーを消費したと様々な数値が分かるだけで、サイクリングのモチベーションも自然と上がってくるのだ。

 

一昔前は車輪のスポークに小さなマグネットをつけて、回転を検知してスピードや距離を計測するといったものが一般的だった。しかし、近年はGPSつきのモデルが主流。GPSを通してスピードや走行距離も計測でき、どこを走ったかマップ上にログを記録することもできる。

 

とはいえ、サイコンもいろんなメーカーから多くのモデルが出ているので、簡単な選び方のポイントを抑えていく。

 

お値段1~8万円! コイケが選んだモノは…

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コイケ初のサイクルコンピューター、ガーミンのEdge130plus。表示画面はデフォルトで距離、タイム、スピードなどが見られるようになっている(撮影:光石 達哉)

サイコンの主なメーカーとしては、GPSつきサイコンの先駆者であるガーミン、日本のキャットアイ、他にも海外ブランドのレザイン、ブライトン、ポラール、ワフーなどはプロチームやトップアスリートなども多く使っているので信頼性が高い。

 

価格帯は1万円前後から8万円ぐらいで、搭載されている機能や使い勝手にそれぞれ違いがある。高価な上位機種は、より高度なトレーニングを行ったり、専門的な知識がないと使いこなせない機能も多い。その一方で、ネットでは5000円前後の安価なモデルも売られているが、ガーミンなどの人気ブランドだと使っている人も多いので情報収集をしやすい。最初は1~2万円台のエントリーモデルの中から、見た目的に自分の自転車に合うかどうかの基準で選んでもいいだろう。

コイケが初めてのサイコンに選んだのは、ガーミンの中ではエントリーモデルのEdge 130 Plus セット。スピードセンサー、ケイデンスセンサーという2つのセンサーが付属していて、価格は2万6800円(税抜)だ。

 

初耳の概念「ケイデンス」ってナンデスカ?

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スピードセンサーは後輪のハブに装着。ANT+という通信規格で無線でサイコンと接続される(撮影:光石 達哉)

GPSつきサイコン本体だけでも、ある程度のデータは収集できるが、センサーと接続するとより正確で、幅広いデータが計測できる。

 

スピードセンサーは、車輪の回転数からスピードや距離を計測するもの。GPSよりも誤差が少なく、トンネルの中などGPSが届かないところでも記録できるのがメリットだ。

 

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脚の回転数を計測するケイデンスセンサーは左クランクに装着(撮影:光石 達哉)

次にケイデンスセンサーについて。ケイデンスとはペダル(より正確にはクランク)の回転数、つまり脚の回転数を表す指標で、コイケも今まで知らなかったという概念だ。一般的に1分間90回転が理想と言われているが、プロ選手でもそれより速い人がいたり、遅い人がいたりと個人差はある。

 

交通量の多い街中を走っているときはあまり気にしなくてもいいが、高回転で回せるようになると走りにも余裕が生まれるので、空いているサイクリングロードなどでは90~110回転で走る練習をしてもいいかもしれない。

 

サイコン×心拍計×パワーメーターでランクアップ

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ライター・ミツイシが使っているのはガーミンの一世代前のセカンドグレード、Edge820J。勾配や標高などヒルクライムで必要なデータを表示。ちょっとした裏技で、モバイルバッテリー機能のあるライトとUSBで接続して走りながら充電できるようにしている
(撮影:光石 達哉)

これら2つのセンサーに加え、ほとんどのサイコンは心拍計、パワーメーターといったセンサーも接続可能だ。

 

心拍計は文字通り、心拍数を計測するもの。サイコンとセットで売っている場合もあれば、数千円~1万円ぐらいで別売りのものを購入することもできる。心拍計があれば消費カロリーがより正確にわかったり、トレーニングに最適な心拍数がわかったりする。

 

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またミツイシが街乗り用のクロスバイクにつけているのはブライトン・ライダー15というエントリーモデルのサイコン。センサー類はつけず、GPSのみでスピード、走行距離などを記録している(撮影:光石 達哉)

最後にパワーメーターはペダルを踏み込む力を数字(単位はワット=W)で示すもので、4万~10数万円とかなり高価だ。競技の世界では一般的なアイテムで、お財布に余裕があってレースに真剣に取り組んでいる一般サイクリストでも使っている人は多い。ただ、初心者がすぐ必要なものではないだろう。

 

心拍数とパワーメーターの活用法については奥が深すぎるので、ひとまずこれくらいにしておく。

 

ほとんどのサイコンと各センサーはBluetoothやANT+といった規格で接続できるので、違うメーカーの製品同士でもほぼ問題なく接続できるのが特徴だ。もちろん、これらのセンサーがなくても最低限のデータを収集することはできる。

 

サイコンでわかるあれやこれや

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またミツイシが街乗り用のクロスバイクにつけているのはブライトン・ライダー15というエントリーモデルのサイコン。センサー類はつけず、GPSのみでスピード、走行距離などを記録している(撮影:光石 達哉)

コイケが購入したEdge130PLUSで計測できる主な項目は以下の通り。

 

・スピード(スピード、平均スピード、最高スピードetc.)

・タイム(経過、ラップタイムetc.)

・距離(距離、積算距離etc.)

・高度(高度、勾配、総上昇量etc.)

・ケイデンス(ケイデンス、平均ケイデンスetc.)※ケイデンスセンサーが必要

・心拍数(カロリー、平均心拍数、最大心拍%etc.)※心拍計が必要

・パワー(平均パワー3秒、平均パワー、最大パワーetc.)※パワーメーターが必要

・一般(バッテリー残量、時刻etc.)

 

画面の表示項目はカスタムできるので、スピード、タイム、距離、勾配、ケイデンスなど基本的なものを見られるようにして、あとは気になる項目を追加すればいいだろう。

 

ちなみにGPSつきサイコンの弱点のひとつは、バッテリーの消費が早いこと。カタログなどでは連続で10数時間~20数時間使えるとなっているが、2~3年経ったり、気温の低い冬などは3~4時間使っただけでバッテリーが底をつきかけるときもある。モバイルバッテリーを携行するなど対策が必要だ。

 

また、ナビ機能がついているサイコンもあるが、画面が小さくて見にくかったり、上位機種でないといろいろ扱いにくい点もあって、現状はスマホの地図アプリなどと併用しながら使う方がいいだろう。

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今回、コイケ(左)とミツイシはサイコンの使い方を学びながら、千葉方面へサイクリング。その模様はあらためてレポート(撮影:光石 達哉)

自分が走ったサイクリングやレースのデータは各サイコンメーカーの専用アプリにアップロードして、さらにサイクリスト使用率おそらく世界一のアプリ「STRAVA」に連携する。これらについての説明は次回に!

(光石達哉)

 

 

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