【エンタメ】東京の花見スポット サイクリングで1日何カ所回れるか?(後半戦)

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東京の花見スポット巡り、後半戦スタート! 何カ所回れるかな?(撮影:光石達哉)

海外、国内へ取材に行くと、その国、土地ならではの特色や意外なヒト・コト・モノに出会う。取材陣が実際に足を運び、体験した海外&国内のプチ情報を紹介する。

2020年は暖冬の影響で桜の開花は早かったものの、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、外出自粛が求められている。自粛前に、文字通り「花を見るだけ」でちょっとでも花見を楽しめないかとロードバイクでサイクリングしながら、都内の花見スポットを巡って撮りためておいた。

当時はまだ1人のサイクリングであれば、他人と近づく機会や1カ所の滞在時間も短くなるため感染リスクも低かった時期。今は外出自体の自粛が求められる中、読んでいる方にちょっとでもお花見気分をおすそ分けできればと思う。

※なお、今回は全国のおでかけスポットが掲載されているサイト「ウォーカープラス」の「2020年版全国お花見ガイド」を参考にさせていただきました。都道府県ごとに花見スポットの情報が網羅されているほか、見どころやアクセス情報、五分咲き、満開などの開花状況の情報も満載。東京23区内のスポットは74カ所のうち、これを1日で何カ所回れるかという挑戦を個人的にしているという企画です。

 

 

後半戦スタート!旧芝離宮恩賜庭園

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⑫ 旧芝離宮恩賜庭園(31km地点)浜松町駅に隣接する旧大名庭園。入場料が必要なので今回はスルー。(撮影:光石達哉)

前半戦では世田谷区の蘆花恒春園から約30km走って、港区の増上寺まで11カ所をまわったところまでお伝えした。

増上寺近くの花見スポットを調べると、浜松町駅の隣に旧芝離宮恩賜庭園がある。しかし、ここは入場料(一般150円)が必要で、わずか数分の滞在のためお金を払うのはちょっともったいない。結局、柵の隙間や入り口から桜をチラ見して退散する。

都会のオアシスも花盛り

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⑬浜離宮恩賜庭園(32km地点)このあたりは汐留付近。ここも入場料がかかるので入り口からチラ見のみ。いつかゆっくり来てみたい。(撮影:光石達哉)

次は、すぐ北にある浜離宮恩賜庭園へ。ここも入場料(一般300円)がかかるので、入り口からわずかに見える桜の写真を撮って離脱。

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⑭ 日比谷公園(34km地点)ビルに囲まれた都会のオアシス。園内は桜以外にも春の花がいっぱい咲いていた。(撮影・光石 達哉)

再び東京の中心にハンドルを向けて、日比谷公園に到着。「野音」こと野外音楽堂の隣にある広場では、桜の木に囲まれ、パンジーの花壇もたくさんの花を咲かせていた。

 

皇居周辺の定番スポット

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⑮ 北の丸公園(38km地点)桜が田安門を囲む。園内の武道館などは、延期になってしまったけど東京オリンピック・パラリンピックに向けての改修工事中だった。(撮影:光石達哉)

ここからは、皇居周辺のスポットを制覇していく。内堀通りを半周して北の丸公園へ。園内や田安門の周辺に桜が花を開かせている。

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⑯ 千鳥ヶ淵(38.5km地点)まだ五分咲きぐらい。例年なら多くの人でごったがえすけれど、だいぶ人影もまばら。(撮影:光石達哉)

靖国通りに出て左へ向かうと、すぐ千鳥ヶ淵だ。皇居のお堀に多数の桜の木が覆いかぶさる景観は、東京でも人気の花見スポットのひとつ。例年であれば、写真を撮りたい人が順番待ちの行列を作っているのだが、この日は並ぶ必要もなかった。

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⑰ 靖国神社(39km地点)。ニュースでお馴染み、東京のソメイヨシノの開花宣言の基準となる標本木。(撮影:光石達哉)

靖国通りを渡って靖国神社へ。境内には卒業式終わりらしきはかま姿の女性たちが桜と一緒に写真を撮っていた。さて、靖国神社に来たからには「標本木」を一度見ておきたい。標本木とは東京のソメイヨシノの開花の基準となる木で、ニュースなどでもお馴染み。捜し歩いていると、拝殿の前の広場に満開の桜を咲かせていた。

 

桜越しのスカイツリー

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⑱ 神田明神(42km地点)境内に大きな桜の木が立つ。遠くにはスカイツリーも見える!(撮影:光石達哉)

ここで時間は午後2時ごろ。朝からずっと寒いので、ラーメン屋で遅いランチをとって体を温めてから、靖国通り、本郷通りを繋いで神田明神へ。境内には大きな桜の木が立っている。今まで寺社に行ってもちゃんとお参りできていなかったので、ここではお賽銭を入れて参拝。

ここから北に向かい、上野方面へ。ちょっと脇道に入り、旧岩崎邸庭園へ向かう。三菱財閥の3代目社長・岩崎久彌の邸宅跡で、英国人建築家ジョサイア・コンドルが設計したベランダ付きの洋館が有名だ。しかし、この日は臨時休館中で中には入れなかった。

大通りに戻れば、上野恩賜公園の不忍池が目の前。池の周りには桜の木が並んでいる。続いて園内の大通りへ。いつもなら宴会風景がニュースで取り上げられる定番スポットだが、この日はみんな散歩しながら花見を楽しんでいた。

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神田明神の境内の隅には、君が代の歌詞にある「さざれ石」もあった。(撮影:光石達哉)

 

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⑲ 旧岩崎邸庭園(44km地点)当面のところ新型コロナ対策のため休館中。有名な洋館と桜のコラボもいつか見てみたい。(撮影:光石達哉)

               

桜越しのスカイツリー

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⑳ 上野恩賜公園(47km地点)いつもなら宴会を楽しむ人が多い大通りも、この日はみんな散歩。(撮影:光石達哉)

上野駅の東側に出て、かっぱ橋、浅草六区を抜けて浅草寺へ。お年寄りが多いイメージが強い浅草だが、この日は若者の数が多く、レンタルしたような着物を着て仲見世のお店で買ったコロッケやスイーツをくわえながら自撮りしていた。「今の若者はこんな感じなんだなあ」とおっさんみたいな感想を抱きつつ、人通りも多かったのでお寺には寄らず、吾妻橋から隅田川を渡る。

橋を渡るとすぐ隅田公園。ここは隅田川沿いの桜並木や、桜越しの東京スカイツリーがいい感じだ。

続いて、その東京スカイツリーの周辺へ。サイトにはここも花見スポットとして紹介されているが、ぐるりと一周しても見つけられなかった。おそらく階段を上った広場にあるのだろうが、自転車と一緒だと行くのが面倒なので退散。

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㉑浅草寺(49km地点)仲見世通りはなぜか自撮りする若者が多かった。(撮影:光石達哉)

 

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㉒隅田公園(50km地点)桜の枝の間から東京スカイツリーを望む。(撮影:光石達哉)

 

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隅田川沿いの桜並木も人気のスポット。(撮影:光石達哉)

 

 

桜だらけの総走行距離76キロ

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㉓東京スカイツリー周辺(52km地点)桜のスポットは見つけられず。スカイツリーはデカすぎて写真に収まらない。(撮影:光石達哉)

すでに午後4時を過ぎて日も傾き、さらに気温も下がってきた。この日は自転車のフロントライトをつけるのを忘れたので、暗くならないうちに帰らないといけない。ということで、ここからは帰り道を考えつつ、立ち寄れそうなとこには寄っていく。

まずは南下して、隅田錦糸公園へ。ここも桜とビルとスカイツリーのコラボした景色が楽しめる。ここから京葉道路を通って、西へ。途中、日本橋に立ち寄り、ビルの間に桜並木が並ぶ江戸桜通りを見物した。

さらに西へ進んで、新宿御苑の前を通る。ここも人気の花見の名所だが、あと数分で閉園時間ということで入り口をチラ見して、甲州街道へ。午後6時過ぎにスタート地点の蘆花恒春園に戻りフィニッシュした。

結局、この日走った距離は76km、かかった時間は約9時間半、走行時間は約5時間。23区内の74カ所の花見スポットのうち、約3分の1の26カ所を制覇。とはいえ、中に入らなかったり、桜が見れなかったポイントが5カ所あったので、実質21カ所というところかな。寒くて風は強かったけど、青空が広がるいい天気の下、いろんなところへ行けて楽しいサイクリングだった。

取材時から日々状況は変わり、外出するのも難しくなっていく状況だが、2020年の東京の桜はこんな感じだったよ、というのを少しでもみなさんと共有できれば、自分としてはうれしい限り。来年の春はみんなで楽しくお花見できるように、この困難を乗り切りましょう!

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㉔墨田区立錦糸公園(55km地点)錦糸町駅のそば。学校が休みで行き場のない子どもたちが遊ぶ姿も見られた(撮影:光石達哉)

 

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㉕江戸桜通り(60km地点)日本橋のビルとビルの間にある桜並木。(撮影:光石達哉)

 

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㉖新宿御苑(66km地点)閉園時間間際で、中には入らず。(撮影:光石達哉)

 

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ゴール(76km地点)あたりもだいぶ暗くなったころ、スタート地点の蘆花恒春園にゴール!(撮影:光石達哉)

 

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1日のルートはこんな感じ。26カ所まわって、計76kmのサイクリング