全国各地で紅葉が見ごろになってきて、東京・八王子の約4キロ続くイチョウ並木も良い感じに色づいてきた。イチョウ並木では、感染対策の一環としてスマートフォンで遊べるモバイルスタンプラリーが開催中。
今回は全24カ所あるスタンプをロードバイクで1日で集められるか挑戦。11月半ばのちょうど天気もよくて、小春日和でサイクリング日和の1日にいざ出発!
スタンプラリーは11月30日まで開催
41回目を迎えた「八王子いちょう祭り」。例年11月半ばの土日2日間で開催され、関所オリエンテーリング、バレード、式典、音楽イベント、模擬店など様々なイベントが行われており、19年は49万7000人もの人出があったという。
しかし、今年は感染予防を考慮し、短期間に多くの人が集まるのを避けるためイベントの内容を見直し。11月1~30日の1カ月間で、スマホを利用して集めるモバイルスタンプラリーが行われている。
感染の第3波が広がりつつある中でも、観光客らに楽しんでもらうためにさまざまな工夫をされている思いを応援したい気持ちも込めて、ロードバイクで1日何個のスタンプを集められるか試してみた。
ちなみにモバイルスタンプラリーの遊び方は、スマホのGPSをオンにしてブラウザでスタンプラリーのページ(https://ichou-festa2020.typ-stamprally.com/)を開くだけ。
ページ内の情報やマップを頼りにスポットを探し、GPSで指定されたポイントに近づいたらスタンプゲットのボタンを押す。新たにアプリをインストールしたりする必要もなく、シンプルでわかりやすい。
スタンプは「イチョウ並木沿い」と「番外編」
全24カ所あるスタンプのうち、最初に向かったのは八王子市の北側、多摩川沿いの丘の上にある「滝山城跡」。午前9時過ぎに到着した。道は途中から石畳の激坂になり、自転車を置いて歩いていく。
スタンプは全24カ所あり、そのうち15カ所は「むーちゃんゲート」(むーちゃんは、八王子いちょう祭りのムササビのキャラクター)といって、ほぼイチョウ並木沿いに並んでいる。
残り9カ所は「番外編むーちゃんゲート」といって、八王子市内の名所に設置されている。スタンプの数に応じていろいろな特典があるが、距離が離れている番外編をすべて集めるのがちょっと難しそうだ。
滝山城跡も番外編のひとつで、スタンプは「中の丸」付近でゲットできるらしいが、特に看板などは設置されていない。
「この辺でいいのかな?」というところでページ上のスタンプゲットのボタンを押すと、ちゃんと追加された。
「アマビエ」缶バッジ獲得
次に目指したスタンプは、「まち・なかゲート」。2つほど丘を越えて約6キロ南下し、八王子駅に近い商店街の中にある「まちなか休憩所 八王子宿」で手に入る。
ここから1.5キロほど西へ行くと、甲州街道と陣馬街道が分岐する追分町の交差点がある。
イチョウ並木の起点で、もちろんスタンプゲットのポイントでもある。頭上のイチョウは少し緑色の葉が残っているが、秋晴れの青空と黄金色の葉のコントラストがとてもきれいだ。
足元も黄色い落ち葉で埋め尽くされ、清掃車も走り回っていた。
甲州街道のイチョウ並木に沿って数100mおきにスポットがあるので、どんどんスタンプが溜まっていく。
GPSの届く範囲もそこそこ広いので、道の反対側に目印の建物があっても、スタンプをゲットできるのは便利だ。
4個スタンプを集めると、疫病退散の妖怪アマビエとむーちゃんの待ち受け画像がダウンロードできる。
さらに番外編以外のスタンプを6個貯めると、缶バッジがもらえる。
引き換え場所はいちょう祭り本部の陵南いちょう会館で、アマビエとむーちゃんのバッジから選べるが、疫病退散の願いを込めてアマビエのバッジをもらった。
自転車では行けない目的地!?
イチョウ並木はJR高尾駅付近で終わるが、さらに甲州街道を進み、旧甲州街道の小仏関周辺でも数個のスタンプを入手。
その先の京王・高尾山口駅の観光案内所でも1個ゲット。ここまでで早くも全24個中20個のスタンプを手に入れ、時間もちょうどお昼の12時ごろとまだまだ余裕だ。
しかし、次のスタンプが最大の難関……。
なんと、高尾山の山頂!自転車では登れないので、徒歩で登山しなければならない…
果たして高尾山山頂のスタンプはゲットできるのか!? 次回に続く!
(光石 達哉)