毎年、クリスマスや年末が近づくと街をイルミネーションが彩るが、今年はコロナ禍で中止になっているところも多いという。
それでも、イルミネーションでみんなを元気づけようと頑張っているところもある。
今回は本コーナーでいつもおなじみの「1日で何カ所回れるか」ではなく、新宿から渋谷方面へ自転車で走りながらスポットを回りつつ、別の日に周辺のエリアで見かけたイルミネーションもついでに紹介。
いつものように、おでかけガイド「ウォーカープラス」の「イルミネーションガイド2020のサイト」
を参考にしながら、そこに掲載されていなくても通りがかりで見つけて気になったイルミネーションも紹介していく。
- まずは新宿 エリアごとに違うコンセプト
- 池袋にも”映え”スポット
- 代々木には穴場スポットが
- 表参道は明治神宮100周年の竹筒で 光のアート
- 渋谷の駅は華やか
- ランタンが渋谷を彩る~スマホで色の切り替えOK
- 今年はいつもと違うイルミネーションが楽しめる!
まずは新宿 エリアごとに違うコンセプト
まずは新宿東口駅前広場、いわゆるアルタ前のイルミネーション。招き猫や富士山などクリスマスというより「ゆく年くる年」的なライトアップだ。
続いて、歌舞伎町の区役所通りへ。ここは街路樹にワイングラスのようなかたちのLEDがつけられている。でも、周りのお店の看板に溶け込んで、ちょっとスペシャル感は薄い感じ。
新宿西口のエリアでは、新宿中央公園で12月21日から「TWINKLE PARK」というイルミネーションのイベントを開催するそうだが、この日はまだ準備中だった。
西口には大きなホテルやオフィスビルも多く、建物の中でイルミネーションを実施しているところも少なくないが、今回は3密を避けるため屋内の展示には立ち入らないことにした。
池袋にも”映え”スポット
渋谷方面へ南下する前に、別の日に出かけた池袋西口公園をご紹介。
円形状の公園と隣の東京芸術劇場前のエリアで、壮大な演出をしている。
さらに、ここは「夜空のVR遊園地」としてオンラインでイルミネーションを楽しめるそうなので、気になる人は「エクストリームイルミネーション」で検索してみては。
代々木には穴場スポットが
さて、次は代々木駅近くの「代々木VILLAGE by kurkku」へ。
ここは海外のような街並みにレストランや雑貨店などが並んでいるSNS映えしそうなエリアだが、12月29日で閉鎖になってしまうとのこと。
それまでの期間、施設中がLEDで彩られていて、穴場的にいいところだ。
表参道は明治神宮100周年の竹筒で 光のアート
続いて表参道へ。東京の冬の風物詩とも言える表参道のイルミネーションは、今年は中止。
なんでも今年は明治神宮ができて100年の節目だったそうで、大規模なイルミネーションの代わりに「原宿表参道 百年の灯りライトアップ」として神宮前交番の横に「竹あかり」という竹筒を利用した光のアートが展示されている。
さらに街路樹ではなく表参道沿いの植え込みもLEDで装飾され、規模を縮小して続けられている。
渋谷の駅は華やか
さらに明治通りを南下して、渋谷駅の手前、MIYASHITA PARKの正面にある渋谷キャストというビルの前にもクリスマスをテーマにしたイルミネーションが光っている。
冬は寒いけど、ベンチが広くゆったりしていて、渋谷のど真ん中ながらゆったり過ごせそうなスペースだ。
ランタンが渋谷を彩る~スマホで色の切り替えOK
次は、かつての東急東横線渋谷駅の跡地に建てられた渋谷ストリーム。
ここはランタンをテーマにした「世界のランタンアーチ&光のメッセージ」を開催中だ。
明治通り側の大階段に並べられたランタンは、スマホアプリで色を変えられるという。
さらに大階段を上って左に曲がると、天井からタイのコムローイ祭りをイメージしたランタンがぶら下がっている。
とはいえ、10~20mぐらいの短いスペースなのであまり気にしてない人も多そうだ。
渋谷駅の東側へ移動し、東急本店・Bunkamuraへ。
ここも入り口周辺の木や植え込みがLEDで飾られているのみで、あまり派手な感じはない。
今年はいつもと違うイルミネーションが楽しめる!
やはりコロナ禍の影響か、今回見て回ったイルミネーションはスケール感としては小規模で落ち着いた雰囲気のものが多く、多くの人が足を止めている感じではなかった。
それが、感染対策としてはいいのかもしれないし、逆にこういう時期ならではの工夫やメッセージが込められていたりという発見もある。
新宿から渋谷までは5~6キロほどの距離で自転車でも回りやすいので、感染に気をつけながら観賞するのもいいんじゃないかな。
六本木や丸の内・銀座エリアの方がイルミネーションが盛り上がっているようなので、そちらをチェックしてみるのもいいだろう。
(光石 達哉)