12月になってもまだまだ全国各地で紅葉が見られるところが多いが、今回は東京23区内の紅葉スポットを巡る旅。
「3密」を回避しやすいサイクリングで、1日で何カ所回れるか挑戦してみた。後編は皇居周辺からスタート!
前編では日比谷公園まで7カ所回ったが、後編は公園を出て、まず内堀通りを北に進む。今回参考にしている「紅葉名所2020」のサイトには登録されていないものの、途中で見かけた皇居外苑から東京駅へと続くイチョウ並木もなかなかかっこいい。
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日比谷公園からの皇居&靖国神社へ
そのすぐ先の大手門前のお堀端に自転車をとめて、次の目的地、皇居東御苑へ。
名前の通り皇居の一角の一般公開されている公園で、かつての江戸城の本丸・二の丸・三の丸にあたるという。
中は広くてすべて見て回る時間はなかったけど、ちらほら紅葉も楽しめたし、江戸城の石垣のスケールの大きさなども間近で感じられた。
続いては皇居のお堀に沿って北側へ周り、靖国神社へ。
ここは高さ約21m、幅約30mもあるという大鳥居から続くイチョウ並木が壮観だ。
上野恩賜公園の紅葉スポット
今度は靖国通りを東、中央通りを北へ向かい、上野恩賜公園へ。
ここでは中央の噴水広場の周辺の木々が色づいているのを確認。園内にある東京23区内唯一の世界遺産、ル・コルビュジエ設計の国立西洋美術館ものぞいてみたが、しばらく閉館中だった。
隅田川を渡って墨田区にも遠征
上野から東に進路をとり、続いてやってきたのはJR錦糸町駅の南に広がる猿江恩賜公園。ここではスカイツリーを背景にした紅葉が楽しめる。
ここから東南に進んで、仙台堀川公園・南砂緑道公園へ。
この辺りは運河跡が細長い公園や緑道として利用されており、縦横に広がっている。
木々の色づきを楽しみながら、緑道をゆっくりサイクリングするのも趣がある。
都内屈指の”黄葉”スポット~神宮外苑イチョウ並木
まだ午後3時半ごろだけど、だいぶ日も傾いてきたので、西へ戻る。
帰り際に寄ったのは、都内トップクラスの紅葉ならぬ”黄葉”スポット、神宮外苑のイチョウ並木。
約300mの道路の両脇に146本のイチョウが植えられ、その奥に絵画館が建っている。
いわゆる”映え”な写真を撮っている若者も多くいた。日も暮れてかけていたので、街灯にライトアップされている姿もちょっと幻想的だ。
というわけで今回は、ここ神宮外苑で日没コールドゲーム。
1日で13カ所の紅葉スポットを巡り、約67kmを走った。取材した日は11月23日だったが、最近の街中を見る限りでも東京の紅葉は12月半ばまで色づいているところがまだありそうだ。
感染対策で遠出も難しいかもしれないが、近くに寄った際には紅葉狩りを楽しむのも目と心の保養になるんじゃないかな。
(光石 達哉)