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競馬ページ担当の おかだ です!
このページでは、競馬観戦歴10数年の、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。
今週末は11月24日に東京競馬場でジャパンカップ(G1、芝2400m)が行われます。18年はアーモンドアイの世界レコードに圧倒されたレースになりましたが、今回は混戦模様。復活に懸けるG1馬、初のG1制覇を狙う馬、総勢15頭どの馬にもチャンスがありそうです。
G1馬5頭「1年以上未勝利」
古馬牝馬のトップホース、さらに3歳G1馬は不在ですが、3世代ダービー馬を含む5頭のG1馬が揃いました。レース史上初めて外国馬もいないのであれば、5頭が主役となっていいはずです。
しかし、今回は他の重賞勝ち馬やG1好走馬と横一線にみられています。なぜG1馬が主役になりきれないのか。アーモンドアイ、リスグラシューなど「強い牝馬がいない」ことはもちろんですが、出走しない馬の話をしても仕方がありません。
あくまで個人的見解ですが、混戦の要因について5頭の成績を挙げたいと思います。「直近の勝利」に着目してみると、
出走するG1馬5頭 直近の勝利
マカヒキ:16/9/11仏ニエル賞(G2)
シュヴァルグラン:17/11/26ジャパンカップ(G1)
スワーヴリチャード:18/4/1大阪杯(G1)
ワグネリアン:18/9/23神戸新聞杯(G2)
レイデオロ:18/10/28天皇賞・秋(G1)
この通り5頭とも「1年以上未勝利」でした。勝利はなくてもG1で2、3着に入っている馬はいますが、2018年、2017年に比べると、どうしても一枚足りないように思われます。
この1年間、勝ち切れないうちにG1戦線の主役を他馬に奪われ、存在感が薄くなってしまいました。G1馬5頭が主役になりきれない理由は、この1年の成績にあると考えます。
何としてでも勝ちたいG1馬たち。「強い牝馬」が不在の今回、5頭にとっては最大のチャンスです。G1、重賞好走馬が初のG1タイトルを獲得する可能性も大いにあります。
今度こそ先頭でゴールしたい
アーモンドアイの強さを見せつけられた10月27日の天皇賞・秋(G1)。ここで敗れたG1馬に巻き返しの期待がかかります。18年と同じく天皇賞からジャパンカップに参戦してきたスワーヴリチャード。天皇賞で敗れてジャパンカップ出走は18年と同じパターンです。
18年ジャパンカップは外枠でしたが、インコースに入って競馬を進めることができ、上位2頭には及びませんでしたが3着を確保しました。
今回は内目の5番枠からスタート。出遅れ気味のスタートは課題ですが、他の馬と五分でスタートを決めて好位置を確保できれば、2018年以上の成績も期待できます。
天皇賞5着に敗れたワグネリアン。18年日本ダービー(G1)でビクトリーロードを駆け抜けた東京競馬場・芝2400mで久々の勝利を狙います。
天皇賞は外の14番枠からスタート。後方でレースを進め、最後は外から追い込んできましたが前には届きませんでした。19年は3戦して3着、4着、5着。力を発揮しても勝ち切れない競馬が続いています。
今回は内の3番枠。前にいる馬たちを見ながら競馬を進められる枠を生かして、今度こそ先頭でゴール板を駆け抜けたいところです。
初G1制覇を狙う馬も虎視眈々
成績が今ひとつなG1馬たちを逆転できそうな馬も参戦しています。最近のG1、重賞で好走し、コース、距離適性に自信を持つ馬2頭を紹介します。
天皇賞・秋(G1)4着のユーキャンスマイル。19年は重賞2勝を含めて、5戦して1度も掲示板(5着以内)を外していません。安定感と磨きをかけた末脚が魅力の1頭です。
18年菊花賞(G1、京都・芝3000m)3着、19年ダイヤモンドステークス(G3、東京・芝3400m)1着など、3000mを超えるレースでも実績は十分で距離は問題ありません。
東京競馬場と同じ左回りコースは4戦3勝。唯一の敗戦は前走の天皇賞・秋4着でした。1度レースを使った上積みも期待できる今回、G1勝利最大のチャンスといっても過言ではありません。
もう1頭はムイトオブリガードです。前走・アルゼンチン共和国杯(G2、東京・芝2500m)で待望の重賞初制覇。3番手でレースを進めて前にいた馬たちを捉え、後続の追撃を振り切りました。
芝の右回りコースは勝率.167(6戦1勝)に対し、左回りは.571(7戦4勝)とコース適性は一目瞭然。しかも左回りの4勝は東京競馬場の芝2400~2500m。東京コースは6戦して掲示板を外していません。
前述のG1馬よりも前の位置でレースを進められそうで、一気にG1制覇という場面があってもおかしくありません。
最後に個人的見解ですが、G1馬からはスワーヴリチャード、ワグネリアンの復活勝利に期待します。これ以上ないチャンスが巡ってきたユーキャンスマイル、ムイトオブリガードも争覇圏内。さらに17年ジャパンカップの1、2着馬シュヴァルグラン、レイデオロも押さえたいです。
そしてもう1頭、紅一点の3歳牝馬・カレンブーケドールが不気味な存在です。牝馬どうしのエリザベス女王杯(G1)をパスして強豪牡馬との戦いを選択。東京競馬場では5月のオークス(G1、芝2400m)で2着など大崩れなし。全8戦4着以内の安定した成績も光ります。
直近3年連続で優勝、5年連続3着以内の最内1番枠をゲット。さらに他の14頭は斤量57キロでカレンは53キロです。アーモンドアイをはじめ、過去にも斤量に恵まれた牝馬が激走しているジャパンカップ。一発を狙える条件は整っています。
今回はここまで。
次回のテーマは「ダート頂上決戦・チャンピオンズカップ」です!
参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト