【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」3歳G1最終戦プレビュー~菊花賞編

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最後の1冠に懸けるヴェロックス。ライバル不在なら負けられない。(写真は19年日本ダービー観戦した時にパドックで撮影)

こんにちは!
競馬ページ担当の おかだ です!

このページでは、競馬観戦歴10数年の、まだまだ勉強することばかりのファンが、馬の話、レースの思い出などなど、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。

さて、先日行われた秋華賞はクロノジェネシスが制し、最後の1冠を取ることができました!
前回の「3歳G1最終戦プレビュー~秋華賞編」で上位候補として推奨していたクロノジェネシス、カレンブーケドールの2頭が見事ワンツーフィニッシュ!

好スタートを切れたところで、今回は3歳牡馬の3冠レース最終戦、菊花賞(G1、京都競馬場・芝3000m、10月20日)を取り上げます!

 

  

 

 

牝馬同様 春のG1馬不在

2019年の3歳3冠ロードも残すは菊花賞のみ。
牝馬同様、牡馬も春の2冠を分け合った2頭がいません!

皐月賞馬・サートゥルナーリアは、トライアルの神戸新聞杯を勝ちましたが、天皇賞・秋(G1、東京競馬場・芝2000m、10月27日)に出走予定のため回避。

ダービー馬・ロジャーバローズは、日本ダービー制覇後、凱旋門賞を目指していましたが、故障が判明して現役引退となりました。

今回はスタートから春のG1馬が不在。
さらに、セントライト記念の勝ち馬リオンリオンの出走回避でトライアルレースの勝ち馬もいません。
まさに「乱菊」。どの馬にもチャンスがありそうです。

最後の1冠は譲れない~ヴェロックス

皐月賞2着、日本ダービー3着のヴェロックス、最後の1冠は譲れません。

前走、神戸新聞杯(G2)はサートゥルナーリアの2着。先に抜け出した同馬との差を詰めることができずに敗れてしまいました。

先行して持続力を生かす自らの競馬に徹して、3着馬にはかわされず最後まで走り切りました。
しかし、サートゥルナーリアの位置取りと瞬発力が、断然上回った競馬になりました。

差をつけられたサートゥルナーリア、さらに皐月賞3着、ダービー2着のダノンキングリーが
不在となれば、負けるわけにはいきません。

優先出走権獲得組が逆転?

トライアルレース神戸新聞杯、セントライト記念の勝ち馬がいないとするならば、各レースで3着までに入った優先出走権獲得組もチャンスは大いにあります。

神戸新聞杯3着のワールドプレミア
春のG1出走は叶いませんでしたが、菊花賞は滑り込みで出走権獲得。勝ち切れないところに不安はありますが、今回のメンバーなら能力上位と考えます。

セントライト記念の2着馬サトノルークス、3着馬ザダルも一発の魅力十分ですが、2頭とも内枠を生かした競馬で出走権獲得圏内になだれ込んだ印象は否めません。

さらにザダルは「長距離輸送」が大きな懸念材料です。
19年10月18日付日刊スポーツによると、2歳時には輸送トラブルで阪神競馬場のデビュー戦に出走できませんでした。まずは京都競馬場への輸送が第一関門となります。

ダークホースは「京都巧者」

主役不在なら伏兵の出番。ダークホースも多士済々です。

中でも、京都競馬場に舞台が変わって好走を期待できそうな3頭を紹介。※カッコ内は京都競馬場の重賞成績
波乱の主役は、この中にいると考えています。

レッドジェニアル(京都新聞杯1着)
春は単勝11番人気で京都新聞杯(G2)を制し、ダービー出走を叶えることができました。

全7戦のうち、京都競馬場のレースは4回。いずれも芝2000m以上です。
京都新聞杯を含む2勝、3着2回と、全て馬券圏内に入っています。

神戸新聞杯は先行して4着でしたが、得意舞台のG1、先頭でゴールを駆け抜ける場面があっても全く不思議ではありません。

メイショウテンゲン(きさらぎ賞5着)
春は弥生賞(G2)を制したように、ハマった時の脚は破壊力抜群です。

末脚以上に強調したい点は「母・メイショウベルーガ」。この馬は京都競馬場で行われたG2を2勝、G1は2着1回。長距離もこなす京都巧者でした。

3歳牡馬の3冠レースで唯一、京都競馬場で行われる菊花賞を一番待っていたのは、メイショウテンゲンかもしれません(笑)。

タガノディアマンテ(きさらぎ賞2着、京都新聞杯5着)
こちらも末脚に期待したい1頭。
京都競馬場で行われた、きさらぎ賞(G3)、京都新聞杯はいずれも上位にきています。

中山競馬場で行われたセントライト記念は6着に敗れましたが、外回りコースの長い直線を生かし、脚を使える京都コースなら見直したい1頭です。


今回もいろいろな馬を紹介しましたが、最後に個人的予想と見解を。

実績上位のヴェロックスはもちろんですが、
レッドジェニアルの距離・舞台適性を上位に評価したいと思います。

絶対的存在がいないからこそ、コース相性が良くて距離もこなせそうな馬を信頼したいです。
潜在能力に期待したいワールドプレミアも含めて、神戸新聞杯組を有力候補として推します。

ただし、菊花賞は人気薄が突っ込んでくることもしばしば。京都で一変に期待したいメイショウテンゲン、タガノディアマンテ

さらにもう1頭。
ここ2年、菊花賞3着馬を輩出している阿賀野川特別の勝ち馬ホウオウサーベルも注目です。



今回はここまで。
次回のテーマは「豪華メンバー集結!天皇賞・秋」です!




参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト