【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」 3歳クラシック回顧 オークス、ダービーに向けて

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無敗で皐月賞を制したコントレイル。ダービーも盤石か(写真:おかだ)

こんにちは!
競馬ページ担当の おかだ です!

このページでは、競馬観戦歴10数年の、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。

本題に入る前に、4月18日、中山競馬場で中山グランドジャンプ(J・G1)が行われ、石神深一騎手鞍上のオジュウチョウサン(牡9)が優勝。JRA史上初となる同一G1レース5連覇、史上最多のジャンプG1レース7勝目を挙げました。

雨の影響で、芝コースは田んぼのような状態になっていましたが、絶対王者は悪条件の中でも強さを示しました。優勝タイムは5分2秒9。同馬が持つレコードタイム4分43秒0と比べると、いかに馬場が悪かったかを思い知らされます。

非常にタフなレースで、全馬完走とはいきませんでした。3頭が競走中止。19年中山大障害(J・G1)覇者のシングンマイケル(せん6)は、最終障害飛越後に転倒し、頚椎関節脱臼のため亡くなりました。打倒オジュウの最右翼だっただけに、残念でなりません。

障害レースは、近年はオジュウチョウサンの活躍で注目度の高い状態が続いています。障害競走があるからこそ輝ける馬もいます。平地競走とは違った迫力を感じながら、絶対王者に挑む馬たちの戦いを見守っていきたいです。

さて、今回は3歳クラシック回顧。桜花賞、皐月賞を振り返りながら、5月に行われるオークス、ダービーを、簡単ではありますが考察していきます。

 

 

 

 

前残り決着と思いきや~桜花賞

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桜花賞を勝利したデアリングタクト。豪脚は本物だった(写真:山根英一/アフロ)

まずは牝馬路線。4月12日に阪神競馬場で行われた桜花賞(G1、芝1600m)はデアリングタクトが優勝しました。

スタートは五分。中団やや後方に位置取り、初めは内よりのコースを走っていました。外回りコースの3コーナーに差し掛かるあたりのところで、外への進路ができました。ここで進路ができたことは非常に大きかったと思います。

最後の直線、先行していたレシステンシア、スマイルカナが粘り込むところ、じわじわと脚を伸ばしてきました。松山弘平騎手が懸命に追う姿も印象的でした。

外から来た馬は1頭だけ。前残りになると思われましたが、ゴール前で様相は一変。前にいた2頭だけでなく、伸びあぐねる多くの馬を置き去りにして、一気に外から駆け抜けました。

雨が降って芝コースは重馬場。デアリングタクトは悪い馬場をこなしましたが、経験の浅い3歳牝馬にとっては過酷なレースになったと思います。

同馬のゴールまでの600mは36秒6(推定)で、次に速い馬は37秒台に突入。最後の勝負どころで、いかに速い脚を使えたかがわかります。1頭だけ次元が違ったとも言えるでしょう。

桜花賞の前に走ったエルフィンステークス(OP、リステッド)でも豪脚を披露。同馬の末脚が本物だったことを証明しました。


オークスに向けて 距離延長と輸送

5月24日、今度は東京競馬場に舞台を移してオークス(G1、芝2400m)が行われます。

毎年のことですが、桜花賞から800mの距離延長が大きなカギとなります。レシステンシアは距離適性を考慮して、同10日のNHKマイルカップ(G1、芝1600m)に回ります。

他の桜花賞上位馬は順当に参戦。デアリングタクトはオークスを基本線としています。

距離が伸びてプラスになりそうな馬として、桜花賞5着のミヤマザクラに注目します。初勝利は2000m。2歳時には牡馬との戦いでも、重賞で2着に好走。2月には東京競馬場で行われたクイーンカップ(G3)も勝利。輸送、コース経験は大きな強みです。

同4着のクラヴァシュドールも、引き続き上位候補の一角。桜花賞の記事でも触れましたが、3歳春の時期は惜敗続きのハーツクライ産駒。それでも距離延長に不安はありません。2歳時には、東京競馬場で皐月賞2着のサリオスに食らいつく走りを見せました。舞台が変わっても対応可能です。

桜花賞の走りを見ていると「デアリングタクトは盤石」だと思ってしまいますが、輸送未経験、気性面の課題と克服すべき問題があります。無敗の女王は、果たして連勝を伸ばすことができるのでしょうか。

これから行われるトライアルレースも見逃せません。今週は26日にフローラステークス(G2、東京・芝2000m)が行われます。新星の登場に期待です。トライアル組を含めた詳しい話は、レース当週の記事で取り上げます。


無敗馬の熱い叩き合い~皐月賞

続いて牡馬。4月19日に中山競馬場で行われた皐月賞(G1、芝2000m)は、コントレイルが制しました。

スタートはまずまずでしたが、道中の位置取りはいつもより後ろ。中団の後方、インコースでレースを進めました。

4コーナー手前あたりから、福永祐一騎手が選択した進路は外。みるみるうちに前との差を詰めていくと、直線入り口では先団に取り付いていました。

直線に入って先に先頭に立ったサリオスとの叩き合い。3戦3勝、注目を集めた2頭の無敗馬による攻防は非常に見応えがありました。

最後は体半分リードしてゴール。サリオスとともに3着以下を引き離す結果となり、無敗でG1に駒を進めてきた2頭が強さを見せつけたレースになりました。

コントレイルは、位置取りがこれまでと異なる競馬。真ん中より後ろのポジションに構えていましたが、3~4コーナーから直線に入っていくところの加速は1頭だけ違いました。

最後まで接戦を演じたサリオスも、自ら勝ちに行く競馬で強かったです。それ以上に、コントレイルの力が上回りました。


ダービーに向けて 打倒コントレイル

5月31日、3歳馬の頂点を決める一戦、日本ダービー(G1、芝2400m)が東京競馬場で行われます。

「コントレイルは勝つのか」。考えるべきことは1つだけです。

皐月賞は、正直、想像以上に強い競馬を見せられました。どの位置からレースを進めても勝ってしまいそうです。ダービーも最有力の1頭であることに変わりはありません。牡馬、牝馬ともに無敗の2冠馬が誕生する可能性を残していること自体、珍しいことです。

強いことは分かっていますが、他の馬も負けてはいられません。サリオスの動向も気になりますが、今回は皐月賞をパスしてダービーに向かってくる馬に注目しようと思います。

弥生賞ディープインパクト記念(G2)の2着馬ワーケア。皐月賞の出走権を確保しましたが、ダービーを最大の目標に位置付けて回避。2戦2勝と相性の良い東京コースで、無敗の王者に迫ります。

若葉ステークス(OP、リステッド)を勝利したアドマイヤビルゴも皐月賞を回避。約6億円の超高額で取引された素質馬も大一番へ向かいます。こちらは19年ダービー馬も輩出した西の有力前哨戦、京都新聞杯(G2、京都・芝2200m、5月9日)をステップに、本番へ駒を進める予定です。

皐月賞を走った馬たちも、次々にダービーへの参戦を表明。青葉賞(G2)など優先出走権を獲得してくる馬は、どんな顔ぶれになるのか。いずれにしても、目指すは「打倒コントレイル」です。オークス同様、詳しい話はレース当週の記事で取り上げます。


最後に、ダービー当日の5月31日まで無観客開催となることが決定しました。騎手や馬の移動制限も引き続き行われます。年に1度の競馬の祭典までもが、新型コロナウイルスの影響を受けることになりました。

世界を見渡すと、各国でダービーと名の付くレースが相次いで延期になっています。日程通りに行われる予定となっているだけでも本当に凄いことです。

皐月賞の最後の叩き合いのように、今後も熱戦が繰り広げられることを期待しています。まだ先ですが、6月最初は安田記念(G1)。好メンバーの一戦になることでしょう。その時までに、状況が好転することを願うばかりです。




今回はここまで。
次回は天皇賞・春(G1)です!



参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト