【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」 史上初4世代ダービー馬競演~ジャパンカップ

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ラストランを迎えるコントレイル。勝利で飾れるか(撮影:おかだ)


こんにちは!

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11月21日に行われたマイルチャンピオンシップ(GⅠ、阪神・芝1600m)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗のグランアレグリア(牝5)が優勝。史上6頭目の連覇、牝馬で6頭目の獲得賞金10億円突破など、記録ずくめの勝利で引退レースを飾りました。

今週も引退レースに臨むトップホースがいます。11月28日、東京競馬場で行われるジャパンカップ(GⅠ、芝2400m)には、史上初めて4世代の日本ダービー勝利馬が出走。中でも20年の3冠馬コントレイル(牡4)がラストランを迎えます。後輩ダービー馬シャフリヤール(牡3)、先輩ダービー馬が2頭、外国馬3頭など豪華メンバーがそろう一戦です。

 

 

コントレイル×シャフリヤール 最初で最後の対決

花道を飾るか、世代交代か。コントレイルシャフリヤール、20、21年の日本ダービー優勝馬が初めて顔を合わせます。

 

コントレイルは前走の天皇賞・秋(GⅠ)で2着。スタート前、ゲートに入ってから落ち着かない素振りを見せ、出遅れるような格好で発馬。道中は中団でレースを進めて最後の直線で脚を伸ばすも、絶好の位置で競馬を進めていた勝ち馬エフフォーリア(牡3)に1馬身差及びませんでした。

20年菊花賞(GⅠ)を勝利し、父ディープインパクトに続く無敗の牡馬3冠を達成して以降、GⅠ3戦で未勝利。敗れた3戦は2着2回、3着1回と申し分のない成績ですが、勝利が求められる3冠馬としては、もどかしい敗戦が続いています。

21年10月に年内での引退を発表。ジャパンカップの後に東京競馬場で引退式を行うことも決まりました。最高の形で引退式を迎えるために、1年1カ月ぶりの勝利で競走生活を締めくくります。

 

対する3歳馬シャフリヤールも負けられない一戦です。前走21年9月の神戸新聞杯(GⅡ)は、まさかの4着。雨の影響で悪くなった馬場に対応できませんでした。

3歳3冠レース最終戦の菊花賞をパスし、ダービーと同じ舞台となるジャパンカップを選択。リフレッシュして年長馬に立ち向かいます。

ダービーで2着に下したエフフォーリアが天皇賞・秋で一足先にコントレイルを破っています。ダービー馬として、そして競馬界の主役として地位を確立するため、目指すは勝利のみです。

 

意地を見せたい先輩ダービー馬

ダービー馬の称号を背負って走り続けるベテランも華を添えます。

16年ダービー馬のマカヒキ(牡8)は、21年10月の京都大賞典(GⅡ)で5年1カ月ぶりの勝利を挙げました。17年京都記念(GⅡ)3着、18年札幌記念(GⅡ)2着、19年京都記念(GⅡ)3着と1年に1度は馬券圏内に来ていました。20年は3着以内ゼロ。21年秋、久々に先頭でゴールすることができました。

ジャパンカップは19年に4着。当時は重馬場でした。今回は良馬場想定で厳しいレースになるかもしれませんが、久々の勝利を挙げた勢いで連続好走となるでしょうか。

 

18年のダービー馬ワグネリアン(牡6)は、3年2カ月勝利がありません。18年神戸新聞杯(GⅡ)の勝利以降、GⅠでは19年の大阪杯とジャパンカップの3着が最高。下からの突き上げに苦戦しています。

前走の富士ステークス(GⅡ)で初めて1600mのレースに出走し6着。敗戦を糧に再びGⅠで上位争いに食い込みたいところです。

 

外国馬含め伏兵陣も豪華

外国馬は3頭出走。ジャパンカップで複数の外国馬出走は3年ぶりです。

3頭はいずれも欧州のGⅠ馬。アイルランドのブルーム(牡5)とジャパン(牡5)は、日本人と外国人のオーナーが共同所有しています。ジャパンの英語表記はもちろん「Japan」。ブルームには欧州のトップジョッキーであるライアン・ムーア騎手、ジャパンには武豊騎手が騎乗します。

もう1頭はフランスのグランドグローリー(牝5)。21年8月にGⅠ初制覇を果たし、今回の日本遠征で競走生活を終える予定です。鞍上はミルコ・デムーロ騎手の弟クリスチャン・デムーロ騎手が務めます。

 

ホームの日本勢もダービー馬だけでなく精鋭ぞろい。オークス馬ユーバーレーベン(牝3)、東京競馬場でGⅡ3勝のオーソリティ(牡4)、20年菊花賞でコントレイルの2着だったアリストテレス(牡4)。他にも多くの重賞ウイナーが上位を狙います。

 

 

それでは筆者の見解です。

本命はラストランの3冠馬コントレイル。力のある馬はそろっていますが、今回はコントレイルとシャフリヤールの2強と考えています。

レコードタイムで勝利した2歳時の東スポ杯、3馬身差の圧勝だった日本ダービーと、これまでの東京競馬場での走りはシャフリヤールをはるかに上回っています。先週のグランアレグリア同様、強さを見せつけてほしいと思います。

対抗はシャフリヤール。以下、ユーバーレーベン、オーソリティまで。勝負になる馬は上位数頭と見ています。今回はコントレイルがどのような競馬をするのかが最大の焦点。「観るレース」として楽しみます。

 

 

今回はここまで。

次回もお楽しみに!

 

 

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