【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」 観客が戻ってきた競馬場に行ってきた!

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東京競馬場パドック。入場エリアは制限されている(写真:おかだ)


こんにちは!
競馬ページ担当の おかだ です!

このページでは、競馬観戦歴10数年の、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。

 

 

11月1日、東京競馬場で行われた天皇賞・秋(GⅠ、芝2000m)はクリストフ・ルメール騎手騎乗のアーモンドアイ(牝5)が優勝。同レース連覇を果たし、史上最多芝GⅠ8勝目を挙げました。

 

スタートを決めて先行勢を見る競馬。完璧なレース運びで、最後の直線は余裕を持って抜け出しました。フィエールマン、クロノジェネシスに詰め寄られながらも振り切ってゴール。2着とは半馬身差でしたが、改めて地力を示す勝利となりました。

 

3歳の無敗3冠馬誕生に続く新たな金字塔。ついに「8冠の壁」が破られました。記録ラッシュの秋競馬は前半戦が終わり後半戦に突入。11月29日に行われるジャパンカップ(GⅠ、東京・芝2400m)では、コントレイル(牡3)、デアリングタクト(牝3)の史上初無敗3冠馬対決が実現する予定。年末まで見逃せないレースが続きます。

 

 

 

 

さて、今週は観客の入場が再開された競馬場の様子をお伝えします。筆者が指定席抽選を突破した10月24日、土曜日の東京競馬場です。無観客開催になる直前、2月のフェブラリーステークス(GⅠ)以来となった生観戦。テレビ観戦に慣れたからなのか、以前よりも迫力を感じたレースが多かったです。競馬場で馬が走っていることに変わりはなく、毎週画面を通して見ていたはずなのに、久しぶりに目の前で見たレースは少し違って見えました。

 

 


閑散としていた競馬場の光景

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指定席から見たレースのゴール直前。人の姿はまばら(写真:おかだ)


久しぶりに場内やパドックを見渡しましたが、観客が戻ったとはいえ閑散としていました。営業している店も限定的。1レースが始まる前、そして土曜日だったことを抜きにしても少なく、想像以上に静かでした。

 

現在は入場できるだけでも本当にありがたいことです。第1レースから観戦すべく府中へ向かいました。正門3階の入場口を通っていきましたが、人の姿はまばらでチケットの事前購入を確認する職員の方が立っていました。少し緊張した雰囲気で、2月のGⅠの時に気軽に通っていた入場口ではありませんでした。

 

無事にチケットを購入しましたが、通常であればハンドスタンプを押されるところ、現在は入場者用のリストバンドを装着。指定席エリア入場時、ハンドスタンプを押した手をブラックライトに当てて確認しますが、リストバンドに書かれている席番号などの情報を確認してもらい、入場することができます。

 

 

  

パドックも「ソーシャルディスタンス」

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パドックでは「ソーシャルディスタンス」を保って馬を見守る(写真:おかだ)

 

 

 


パドックは最前列が通常よりも後ろの位置になっています。手すりには「ソーシャルディスタンス」の表示があり、柵なども設けられてしっかりと仕切られています。

 

久しぶりに目の前で馬を見ることができました。無観客に慣れたからか、落ち着いている馬が多かったように見えました。

 

普段は2人掛けの指定席は1人で使用。フジビュースタンドの屋外席も距離を保って座るように注意を促す表示が席に貼り付けてあります。

 

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立ち入り可能なエリアとの境界線。ゴール前には近づけない(写真:おかだ)

 

 

 


立ち入り可能な場所も限られています。ゴール前を含むコース付近のエリアはほとんど封鎖。表彰や記念撮影が行われるウイナーズサークルに近づくこともできません。

 

印象に残った場所が馬場内広場。5階から眺めた時に人がいないことに気づきました。この日は天気も良くて競馬日和だったと記憶しています。いつもなら遊具で遊ぶ子供の姿が見える場所。こうした光景を見ると、普段通りではないことを痛感させられます。

 

 

楽しみな若駒の走りに拍手

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連勝したオーソクレース。課題は残ったが能力は示した(写真:おかだ)


普段と違い歓声はありません。静かだからこそ鞭の音など歓声にかき消されていた音がはっきりと聞こえてきます。

 

応援している馬が勝った時、馬券が的中した時、何か声援を送りたい時は拍手をするしかありません。声を出さなくても、きっと届いているはずです。

 

筆者がこの日1番の拍手を送ったレースは2歳戦のアイビーステークス。札幌での新馬戦を勝ち上がったオーソクレース(牡2)を応援。重賞の富士ステークス(GⅡ)があったにもかかわらず、同馬狙いで指定席抽選に申し込みました。

 

 

 

 

父は菊花賞馬エピファネイア、母は宝塚記念馬マリアライト。超良血馬の新馬戦は完勝で、先が非常に楽しみな内容でした。目の前でどのような走りが見られるか、期待しながらレースの時間を待ちました。

 

スタートは、まさかの出遅れ。経験乏しい2歳馬らしさが出ました。道中は後方待機。このまま終わるかもしれないと不安を抱きながら迎えた直線、進路は外、前には複数の馬、行き詰まってもおかしくない状況から馬の間をかき分けてグイっと伸びてきました。2歳馬らしからぬ勝負根性、力強さを見せてくれました。

 

 

 

大味な内容でしたが無事に連勝。期待していた馬が出走するレースを目の前で見られたことは最高の時間でした。次走はGⅠホープフルステークス(12月26日、中山・芝2000m)が有力となっています。

 

 

秋後半から座席増 「スマートシート」設置

第5回開催となる今週の東京開催も入場は事前に指定席を購入した人に限られますが、座席数が増えます。第4回の1047席から3倍以上の4384席となります。

 

当面の間、通常の有料指定席エリアに加え、従来の自由席を「スマートシート」として有料で設置。こちらも事前の抽選購入となります。

 

7日からスタートする阪神、そして10月31日から始まった福島でも、京都、新潟開催と比べて3倍以上の座席数となっています。GⅠを含め注目レースが続く秋開催。席は増えましたが、争奪戦はしばらく続きそうです。

 

 

 

今回はここまで。

来週からは有馬記念まで毎週GⅠが行われます!まずはエリザベス女王杯、舞台は阪神。

 

 

 

参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト