【パラQ&A】パラスポーツの人気競技! 男子日本代表はメダル狙う ~車いすバスケットボール②

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車いすバスケ日本代表の顔、香西宏昭(撮影:mimiyori編集部)

車いすバスケットボールとは

20年8月25日に開幕する東京パラリンピック開催まで1年を切った。オリンピック競技は知っているけれど、パラリンピック競技はよく分からない……という人も多いかもしれない。

この連載「パラQ&A」は各競技について、見どころをクイズ形式で出題。2競技目はパラスポーツの花形競技、車いすバスケットボール。バスケ編の①では、主にルールについて説明したが、今回の②では選手情報に寄せて紹介する。

 

Q.男子日本代表の得点源・藤本怜央選手の十八番「ティルティングシュート」。どんなシュート?

  1. ①車いすを漕ぎながらシュート
  2. ②車いすの片輪を上げてシュート
  3. ③片手でシュート

 

2②車いすの片方の車輪を上げてシュート

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日本の得点源である藤本怜央(撮影:mimiyori編集部)

日本代表ダブルエースの1人・藤本怜央選手は交通事故による下肢切断で、全身の筋肉を使えるパワフルなプレーが持ち味。車いすに乗った状態で片輪を上げ、高さを出した上でシュートする。この技術は「ティルティング(tilting)」と呼ばれ、英語で傾く、傾けるの意。

藤本選手は日本最強のクラブチーム「宮城MAX」のエースで、パラリンピックには04年アテネから4大会連続出場中。次々とシュートを決める姿は圧巻だ。 

Q.日本ダブルエース・香西宏昭選手は日本でただ1人のスゴイ人 どんなスゴイ人?

  1. ①日本でただ1人の得点記録保持者
  2. ②日本でただ1人のプロバスケットボール選手
  3. ③日本でただ1人のパラリンピック最多出場者

 

2②日本でただ1人のプロバスケットボール選手  

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プロバスケットボール選手の香西宏昭(撮影:mimiyori編集部)

日本代表のダブルエースの1人・香西宏昭選手は2013年9月からドイツ・ブンデスリーガのハンブルクとプロ契約を結んだ。

先天性両脚欠損で、12歳で車いすバスケに出合って千葉ホークスに入団。高校卒業後に渡米し、車いすバスケの名門・イリノイ大に進学した。多くの世界トップ選手を育成した名コーチに師事し、全米大学選手権優勝を飾ったほか、3、4年時には2年連続でシーズンMVPに輝いた。

19年は日本のクラブチーム「NO EXCUSE」に所属しながら、ドイツ・ブンデスリーガでもプレー。19-20季は日本国内でプレーし、20年に備える方針だ。 

Q.強豪国・豪州のスター、ショーン・ノリス選手の愛称は?

  1. ①神を意味する「God(ゴッド)」
  2. ②魔法使いを意味する「Wizard(ウィザード)」
  3. ③豪州に生息する小動物「Wallabies(ワラビーズ)」

 

2②魔法使いを意味する「Wizard(ウィザード)」

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世界を代表する選手であるショーン・ノリス(撮影:mimiyori編集部)

豪州は車いすバスケ強豪国で、過去にパラリンピック、世界選手権ともに2度の金メダルに輝いた。その看板選手がショーン・ノリス選手。神業のような華麗なプレーを由来に、チームメートから「Wizard」と名付けられた。16年リオパラリンピック予選リーグ・ブラジル戦では、なんと”1回転シュート”。第4クオーターで同点に追いつかれた直後、相手守備陣を翻ろうするかのように見事決めてみせた。

 

Paralympic Games公式チャンネル

 パラリンピックには10代だった04年アテネから4大会連続出場中。16年リオでは全7試合先発出場し、106得点40アシスト42リバウンドはいずれもチーム2番目の活躍だ。

4歳の頃、自転車に乗っている時に車にはねられて脊髄損傷となり、10歳から車いすバスケを始めるとイタリア、スペインリーグで活躍するなど、車いすバスケの世界トップ選手となっている。 

Q.日本代表の次代を担う鳥海連志選手。世界が最も恐れるテクニックとは?

  1. ①シュート
  2. ②チェアワーク
  3. ③パス

 

2②チェアワーク

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鳥海連志の華麗なチェアワークは必見(撮影:mimiyori編集部)

鳥海連志選手は高校生で2016年リオパラリンピックに出場。その後みるみる力をつけ、2017年のU23世界選手権ではベスト5に選出された。特徴は巧みな車いす操作=チェアワーク。

高層ビルのようにそびえたつ大柄な海外選手の間を、まるでダンスのステップのようにすり抜けていく。中でも、ゴール下で細かなフェイントを入れながら相手をかわすテクニックは他の追随を許さない。ロングヘア―をまとめた姿はサムライにも似ている。20年東京パラリンピックでは要チェックの選手だ。(mimiyori編集部)

 

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