【パラQ&A】パラリンピックでも花形競技~陸上①

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(写真:iStock/shironosov)※写真はイメージ
東京パラリンピックは1年延期されたが、21年8月24日に開幕することが決まった。オリンピック競技は知っているけれど、パラリンピック競技はよく分からない……という人も多いかもしれない。この連載「パラQ&A」は各競技について、見どころをクイズ形式で紹介する。今回は、パラリンピックでも花形競技の1つ、陸上のルールに関するクイズを出題。
 
 

Q.陸上のクラス分けで使われるアルファベットと数字は何を意味する?

  1. ①男女、年齢を示す
  2. ②種目、障がいの種類を示す
  3. ③障がいの種類、体重別を示す









②種目、障がいの種類を示す

パラリンピックの陸上競技のクラス分けは「T30」、「F34」などとアルファベットと数字で示される。「T」はTrack(トラック競技)、「F」はField(フィールド競技)の頭文字。下1桁は障がいの程度に応じて0~9の番号が割り当てられ、基本的に番号が小さいほど障がいの程度は重い。10番台は視覚に障がいのある立位競技者、60番台は競技に義足を装着して出場する競技者、などと細かく分類されている。

Q.視覚障がい者のトラック競技やマラソンでは伴走者が必要不可欠。選手と伴走者が離れないようにするには?

  1. ①手をつないで一緒に走る
  2. ②伴走者が先行して声を掛けながら一緒に走る
  3. ③輪のついたロープを互いに持って一緒に走る
 








③輪のついたロープを互いに持って一緒に走る

選手と伴走者は、ロープの両端が輪状になった「ガイドロープ」を2人で持って走る。もしくは伴走者が選手の肘をつかむ。18年10月からガイドロープの規定が、トラック種目は全長30センチ以内、ロード種目は全長50センチ以内と決められた。選手が伴走者より先にゴールしなければ失格。5000m以上のレースやマラソンでは伴走者の交代が認められている。

Q.パラリンピックのリレー種目ではバトンを使わない。バトンの代わりは?

  1. ①体をタッチする
  2. ②大声で次の走者に合図を出す
  3. ③決められたエリアに到達したら次の走者が走り始める
 








①体をタッチする

義手の選手がいることを考慮して、パラリンピックのバトン渡しは、手で次の走者の体にタッチする。16年リオでは、日本男子が絶妙のタッチで銅メダルに輝いた。決勝では米国が先頭でフィニッシュしたが、定められた範囲でタッチをせずに失格となり、4着だった日本の順位が繰り上がった。とはいえ、日本男子チームには10秒台で走る選手がいない中、タッチの練習を念入りに準備してきたからこその銅メダルだった。

Q. 義手を着用しない選手は、どうやってクラウチングスタートをする?

  1. ①地面に腕付けずにバランスを取る
  2. ②腕を置くための専用の台を使う
  3. ③特別にスタンディングスタート









②腕を置くための専用の台を使う

両手首に障がいがあり、義手を着けていない選手は、クラウチングスタートを可能にするため専用の道具を使うことが認められている。各自の身体に合った道具を使ってスタート時のバランスを保つ。

Q.競技用の車いす「レーサー」の漕ぎ方は?

  1. ①後輪を直接触って漕ぐ
  2. ②後輪の外側にあるホイール部分を漕ぐ
  3. ③後輪の外側にある小さなペダルを漕ぐ
 








②後輪の外側にあるホイール部分を漕ぐ

「レーサー」と呼ばれる3輪タイプの競技用車いすには、後輪の外側にホイールのような取っ手「ハンドリム」が装着されている。選手は、このハンドリムをつかんで漕ぐ。大きな負荷がかかる手には専用のグローブがはめられ、フィット感や、ハンドリムをつかむ時の角度などは、選手の好みによって人それぞれ。

Q.「レーサー」には正座する選手としない選手がいる、その理由は?

  1. ①気合を入れるために正座している
  2. ②障がいが軽い選手は正座が多い
  3. ③障がいが重い選手は正座が多い









②障がいが軽い選手は正座が多い

障がいの軽い選手が正座で乗るケースが多いのは、体勢を低くすることで空気抵抗を減らし、スピードを上げることができるから。腹筋が機能しないような重い障がいの選手の場合は、自力で上半身を起こすことができないため、重心を後ろにした位置で着座する。
(mimiyori編集部)