海外、国内へ取材に行くと、その国、土地ならではの特色や意外なヒト・コト・モノに出会う。取材陣が実際に足を運び、体験した海外&国内のプチ情報を紹介する。
今回は、海外出張で行った先のインドネシアでプリペイドSIMを利用したお話。果たして?!
インドネシアでSIMカードデビュー
今や海外旅行先でも、スマホやパソコンでネットを使うことが当たり前。しかし、通信料が少し高いことが問題だ。基本料金に補償などのオプションをつけると、なんだかんだで1日1000円前後かかる。1週間なら7000円前後だ。
これまで筆者もずっと海外用Wi-Fiルーターを使っていたのだが、ある日、知り合いのカメラマンから「SIMカードの方が断然お得だよ」と勧められた。
カードはどこで買える?
まずSIMカードについて。AmazonやYahooなど国内のネット通販でも買えるということで、インドネシアでも使えるSIMを検索してみた。使う前にはスマホのSIMロック解除手続きが必要だ。
国内で出発前にSIMロック解除しておいて問題ないが、筆者は勘違いしてインドネシアの空港でチマチマと解除手続きをした。
地方の村でも通信状態は良好
スマホがSIMロック解除済みになったら、現地に到着後にプリペイドSIMを差し込む。今回買ったSIMは日本語で書かれた説明書がついていたため、それに従って設定すれば問題なく接続できた。
8日間のカウントも、この時点からスタートする(香港時間が基準らしい)。取り外した国内用のSIMはなくさないように、きちんと保管しておこう。帰国したら、またそのSIMを差せば普段通りに使うことができる。
インドネシアではかなり地方の村にも行ったが、通信できなくて不便だと感じたことはなかった。
8日間3GBでは容量的に心もとない人もいるだろうが、ホテルや飲食店などのWi-Fiと併用して使えば足りなくなることはなかった。今回は使わなかったが、テザリングでパソコンなどとつなげることもできるらしい。
意外な落とし穴 SIMカードの注意点
注意しなければいけないことは、SIMを入れ替えている間は電話番号が変わること。つまり自分の番号で国際電話はできない。
そもそも、今回使ったプリペイドSIMは通信専用のSIMだったため、どっちみち電話はできない。
とはいえネットは使えるので、メッセンジャーやラインなどSNSの通話を使用すれば大丈夫だ。
ちなみに国内で購入できるプリペイドSIMだと、通話に対応しているカードがあまりないという。通信も通話もできるSIMが欲しければ、現地の空港や町中にあるSIMを買う方がよさそうだ。
また、スマホのSIMカードのフタを開ける時は細いピンが必要になる。スマホを買った時にケースに入っていたりするが、なくしたりした人も多いと思うので、安全ピンなどを代わりに持っていくといいだろう。
SIMカードを入れ替えるなんてハードルが高い作業に思えたが、意外とやってみたら簡単で、値段もお得だった。気になる人は試してみてはいかが?(光石 達哉)