【新語・流行語】日本を明るく照らした大谷翔平選手が年間大賞に! トップ10詳細解説

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21年10月発売の書籍「大谷翔平 2021年シーズン全本塁打 徹底分析」より
(写真提供:宝島社)

年末恒例の「現代用語の基礎知識選 2021ユーキャン新語・流行語大賞」(主催:自由国民社)が12月1日、東京都内の会場で年間大賞&トップ10を発表した。
年間大賞は、今季MLBで投打にわたって大活躍した大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)のキャッチフレーズ「リアル二刀流/ショータイム」の2つに決定。また、11月のノミネート30語の中からトップ10も選出された。


「アナタの2021年」を象徴する言葉は果たしてランクインしたでしょうか?
解説付きで一挙ご紹介!

 

 

 

暗い世相を吹き飛ばした大谷の活躍

最後は、日本中が注目したニュースから生まれた言葉が年間大賞に輝いた。

2021年の新語・流行語大賞ノミネート30語には、2020年に続いて新型コロナウイルス関連の言葉が複数挙がり、「おうち時間」から派生した文化、習慣のほか、新しい流行が反映されていた。

 

イカゲーム/うっせぇわ/ウマ娘/SDGs/NFT/エペジーーン/推し活/親ガチャ/カエル愛/ゴン攻め・ビッタビタ/ジェンダー平等/自宅療養/13歳、真夏の大冒険/ショータイム/人流/スギムライジング/Z世代/チキータ/チャタンヤラクーサンクー/ととのう/ピクトグラム/フェムテック/副反応/変異株/ぼったくり男爵/マリトッツォ/黙食・マスク会食/ヤングケアラー/リアル二刀流/路上飲み

 

暗い世相が見え隠れするが、MLBで先発投手でありつつ、本塁打王争いも演じた大谷翔平選手のキャッチフレーズ「リアル二刀流/ショータイム」が選ばれた。

 

今さら聞けない「二刀流」と「リアル二刀流」の違い

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二刀流で有名な宮本武蔵(右)と、佐々木小次郎の像(巌流島=photoAC)

リアル二刀流…投手として登板しつつ、攻撃面でもチームの中核を担う出場スタイル

ショータイム…大谷の活躍について〝ショータイム(SHOW TIME)開始〟と本人の名前をかけた造語。スペルは「SHO-TIME」

 

「リアル二刀流/ショータイム」。

今さら聞けない「二刀流」と「リアル二刀流」の違いは、「同じ試合で投手、野手(DH含む)を務めているかどうか」「打順は重要な位置かどうか」が判断基準だ。

プロ野球においては「二刀流」は投手でありつつ、攻撃面でも活躍が想定される選手を表現したキャッチフレーズ。一方、「リアル二刀流」は投手として登板している試合で、打撃でも中心選手として貢献が期待される選手を示す。

日本のセ・リーグのように、打順9番の投手が本塁打を打っても、「リアル二刀流」とは認識されない。

 

大谷は、日本人選手として初めて本塁打王争いにからみ、日本人最多の46本塁打をマーク。投手としては先発ローテーションを守って9勝2敗、防御率3・18の成績を残し、

日本のみならず世界を驚かせた。

 

トップ10の詳細解説

トップ10にはコロナ禍、世相を反映した言葉が並んだ。

 

<トップ10>

www.mofa.go.jp

ジェンダー平等…SDGs関連。性別にかかわらず、平等に権利や責任や機会を分かち合い、あらゆる物事を一緒に決めていくこと

 

www.youtube.com
うっせぇわ…大ヒット曲。顔出ししない謎の歌手「Ado」のメジャーデビュー作品。抜群の歌唱力と、刺激的な歌詞で話題に。

 

親ガチャ…世相関連。カプセルに入ったおもちゃが詰まった自動販売機、通称「ガチャガチャ」になぞらえ、子どもは親を選べないという意味で使用する


ゴン攻め/ビッタビタ…東京2020五輪関連。新競技のスケートボードの解説者、瀬尻稜さんが中継番組で発したコメント。「very 攻めている」の意。「ビッタビタ」は「very キマっていた」の意


人流…コロナ関連。大勢の人による移動を伴う動きの意味として使用された

 

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杉村英孝選手の武器は「スギムライジング」(撮影:岡田剛)

スギムライジング…東京2020パラリンピック関連。ボッチャ競技で個人金メダルを獲得した杉村英孝選手のスゴ技


Z世代…世相関連。1996年以降に生まれた、好景気を全く知らない世代


ぼったくり男爵…東京2020五輪関連。米ワシントン・ポスト紙がIOCのトーマス・バッハ会長を評した言葉で、世界的に話題となった


黙食…コロナ禍関連。複数人で食事をする際は言葉を発しない、または口に食べ物を運んだ後はマスクをつけ直し、口でマスクを覆わないまま話すことを防ぐ新作法


リアル二刀流/ショータイム

 

果たして2022年は?

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ここ2年は地球規模で厳しい時代に…2022年は明るい未来を!(写真:photoAC)

20年からコロナ禍で世界中が大混乱に陥り、2年間にわたって暗い世相が続いている。

22年は、ビッグイベントでは2~3月に北京オリンピック・パラリンピック、8月にはバドミントンの世界選手権、11~12月にはサッカーW杯が開催される予定。

また、72年札幌五輪、沖縄返還から50年。7月には参院選も控える。

 

再生のニューイヤーーー

コロナ禍から立ち上がる1年を示す新語・流行語の誕生を期待したいところだ。

(mimiyori編集部)

 

 

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