「席替えで元カレと隣になってさ…さすがにきまZ」
「ねーダル絡みやめてもろて」
「将来の夢?超チルなラッパー」
…なんだこのコトバは!?
何かとリモートが推奨されて、世代間の交流も希薄になりつつあるこのご時世。
流行もわからず、気づけば「時代遅れ」になっているかも。
でも大丈夫。
11月29日に発表された「JC・JK流行語大賞2021」を見て、一緒に勉強しよう。
もう「時代遅れ」なんて言わせない!
※JC・JK流行語大賞2021とは、女子中高生向けのマーケティング支援などを手がける株式会社AMFが発表したもので、「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の4部門に分かれている。
ヒト部門~2021年はオーディション番組戦国時代
1位 INI
INIはオーディション番組「PRODUCE101 JAPAN SEASON2」出身の新人アーティストグループ。オーディション番組戦国時代とでも言うべき2021年において、代表的なアーティストとなった。ビジュアル、実力はもちろん、語学力も高いことから「グローバルに活躍できそう」と多くの女子中高生から熱い注目を集めたという。
2位 山田裕貴
俳優。若者に大人気のアニメ「東京リベンジャーズ」の実写版映画でドラケン役を演じた。
3位 平成フラミンゴ
若手人気YouTuber。あるある動画でブレイクした。2020年4月にYouTubeチャンネルを開設してからわずか1年半で150万人に達するほどの人気を博し、2021年を代表するYouTuberとなった。
4位 Vaundy
シンガーソングライター。代表曲「napori」はストリーミング累計再生回数が1億回を超え「曲が全てエモすぎる」というJC・JKからの意見が多数 。聞いたことのない人は要チェック!
5位 とうあ(ウチら三姉妹)
「とうあ」は10代のインフルエンサー。その「とうあ」が所属するYouTuberトリオが「ウチら三姉妹」。トークの動画が面白すぎると女子中高生の間で話題に。
モノ部門~キーワードは「韓国」
1位 Girls Planet 999
韓国のオーディション番組。番組中に毎回のようにTwitterでトレンド入りし、最終回生放送の総視聴数は535万を超えるなど、絶大な人気を博した。通称「ガルプラ」。番組には現役女子中高生の参加者も多く、 同世代の活躍を毎週の励みにしていた女子中高生も多かったそう。「誰推しかで盛り上がった」という女子高生の意見も多く聞かれた。
なお、21年12月14日にガルプラを勝ち抜いた9名が、日中韓ガールズグループ「Kep1er」(ケプラー)としてデビュー予定。
2位 イカゲーム
全世界で空前のヒットを飛ばしている韓国ドラマ。「中毒性がある」と女子中高生からも高い評価を得ている。
3位 骨格診断
流行の〝自分分類〟法。自分の骨格に合わせ、「骨格ストレート」「骨格ウェーブ」「骨格ナチュラル」などファッションを選ぶ「骨格診断」が3位にランクイン。
4位 渡韓ごっこ
新型コロナウイルスの感染拡大で制限が続く中、 旅行ができない時代に盛り上がった遊び。韓国のカップラーメンやジュースを買い込み、ホテルなどで好きなアイドルやドラマを観ることで、コロナ禍でも友達と韓国に旅行に来た気分を味わえることから火がついたようだ。
5位 トレカデコ
推しのトレカをシールやケースを使ってデコレーションをすることを指す。自宅で鑑賞するだけでなく、友達と一緒にカフェでお互いのトレカデコを食べ物と一緒に撮影するのだとか。
アプリ部門~写真や動画は「加工」する時代
1位 ストーリーエフェクト(Instagram)
「とにかく顔が盛れる」という盛りたい女子中高生に大人気のアプリ。Instagramに自分の顔写真をアップする際にこのアプリを使う場合が多いそう。かわいく写真を撮りたい人はぜひ使ってみよう。
2位 CapCut
動画編集アプリ。TikTokに投稿する際、高機能な動画加工が可能。「バズる動画編集ができる」と、TikTokが手放せない女子中高生から熱い支持を集めている。
3位 SHEIN
激安ファッション通販アプリ。読みは「シーイン」。ネックレスが100円台、バッグが900円台など一瞬目を疑ってしまうような破格の値段で購入できる。YouTuberが購入品動画を投稿し始めたことも相まって人気に火がつき、同じコーディネートを実践する「YouTuber買い」をする女子中高生が増えたそう。
4位 Qoo10
年に数回行われる「メガ割」が話題になっている通販アプリ。 韓国コスメを中心に購入されている。
5位 UNIVERSE
モノ部門1位にて選出された「Girls Planet 999」で投票に必要だったアプリ。 アイドル好きの女子中高生がヲタ活をする上で必須なツールとして浸透しているようだ。
コトバ部門~発信源はYouTubeやTikTok
1位 きまZ
ヒト部門5位にて選出されたYouTuber「とうあ」さんが生んだ言葉。
パソコンで気まずいを変換する過程で「きまZ」と打つ語感が面白いと、とうあさんがYouTubeで発信したところ、視聴者である多くの女子中高生に広まりまった。主に気まずさを感じた時に口頭でも使用するが、両手を顔の前で平行にZの形にする「気まZポーズ」も、写真撮影をする際の定番ポーズとなっているんだとか。
2位 Let it be
2017年、小室圭さんが眞子様(当時)との婚約発表会見で「好きな言葉はLet it beでしょうか」と発言。2021年に眞子さんと結婚する際、再度その発言が注目された。
3位 〜もろて
人気YouTuber「パパラピーズ」の口癖で、「〜してもらって」の派生にあたる言葉。普通に「〜してもらって」と言うより柔らかく聞こえることから、友達にツッコミをする際に使用する女子中高生が多いようだ。もともとは関西弁。
4位 平成ギャル
シュシュやルーズソックスなど、平成の流行をあえて文化祭やハロウィーンなどで楽しむ行為、または楽しむ人。03〜09年に生まれた女子中高生はギャルを知らない世代だが、女子中高生からは古くささよりも「普通にかわいく見える」という声が多数。
5位 超チルなラッパー
TikTokで700万回以上再生された動画内で誕生した名言。その「えっ?? あーしの夢っすかぁ〜~? 超チルなラッパー!」というフレーズが広まり、パロディ動画を撮影することはもちろん、プリクラの落書きとして使うと「今っぽい」ことからひんぱんに使用されている。
ここまで読んだあなたはもう流行を知り尽くした「超チルな大人」です。
だから、自信をもってもろて大丈夫。
(mimiyori編集部)