【連載「生きる理由」123】柔道金メダリスト・内柴正人氏 教え子が九州大会ダブル優勝

教え子2人が九州チャンピオンになり、感激する内柴正人氏(中央=提供:合同会社EDGE&AXIS)

2004年アテネ、08年北京五輪柔道男子66キロ級を連覇した内柴正人氏は現在、熊本県内の温浴施設でマネジャーを務めている。18年からキルギス共和国の柔道総監督に就任し、19年秋に帰国した後は柔術と柔道の練習をしながら働く、いち社会人となった。


これまで、彼はどんな日々を過ごしてきたのか。内柴氏本人がつづる心象風景のコラム連載。今回は番外編、教え子が九州大会でダブル優勝した「ご報告」。

2023年7月2日に行われた九州少年柔道大会(長崎・諫早市)に出場した教え子2選手が、ともに個人戦で優勝。

夫人が監督として臨み、内柴氏は観客席で見守る中、
小学4年生の女子軽量級、重量級の2人がそれぞれ九州チャンピオンとなった。

 

 

 

ご報告

道場「EDGE&AXIS」の監督を務める夫人(中央)と優勝した2選手(提供:合同会社EDGE&AXIS)

九州大会ダブル優勝。

道場を作り、
何とか練習出来る状態になったところでオープンとした「EDGE&AXIS」の道場。

小学4年生、
軽量級の部、重量級の部。
どちらも優勝なんて素晴らしい結果でした。

やったー!
九州チャンピオン2人。

ただただ、喜びたい。

ただただ、喜んでもいい。

 

今回優勝した選手は、七夕の短冊に「五輪優勝」を願いごとに記していた(提供:合同会社EDGE&AXIS)

なぜならば
柔道と言うものは小学生の全国大会(個人)はないのだから。

1年の半分を終えて早くもシーズンオフ。

ただただ、喜ぶ。

そうして1年かけて基礎作りが出来ることに感謝する。

試合が多いと基礎・基本を育てる時間を取らない理由にしがちですけれど、
試合がないんだもん。

喜んでお祝いしようではないか!!

 

(内柴 正人)

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◆内柴道場「EDGE&AXIS」公式HP

uchishiba-dojo.com

 

◆内柴正人氏による柔道指導の動画配信      

内柴氏が以前行っていた指導、そして現在、熊本・八代市で子どもから大人までを対象に道場「EDGE&AXIS」で行っている指導や練習を中心とした動画配信を22年4月から開始している。
より詳しい内容について、メンバーシップ配信も開始した。
メンバーシップ配信では、今回の道場づくりについても動画をアップ中。
詳細は下記YouTubeのコミュニティ欄へ。

 

www.youtube.com

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うちしば・まさと

1978年6月17日、熊本県合志市出身。小3から柔道を始め、熊本・一宮中3年時に全国中学大会優勝。高3でインターハイ優勝。大学2年時の99年、嘉納治五郎杯東京国際大会では準決勝で野村忠宏を破って優勝。減量にも苦しんだことから03年に階級を66キロ級へ上げて2004年アテネ五輪は5試合すべて一本勝ちで金メダル獲得。08年北京は連覇した。10年秋引退表明。11年に教え子に乱暴したとして罪に問われ、上告するも棄却。17年9月出所。得意技は巴投げ。160センチ。18年に現在の夫人と再婚し、1男がいる。20年1月から現在の職場に勤務。

 

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