東京五輪開幕まで約1カ月半となり、すでに聖火リレーも半分を過ぎた。コロナ禍でこの先まだまだどうなるかわからないが、聖火リレーがどんなところを走るのか事前に自転車で走ってみようというこの企画。今回は、東京都のコース第6弾で羽村市、あきる野市、福生市、武蔵村山市、立川市を見ていく。
前回は7月11日の東京都3日目最後の第7区間、瑞穂町まで走った。今回は7月12日の東京都4日目のコースを回っていく。もちろん、走行中は感染対策に注意を払い、他人との接触を最小限にしている。
目指すはポップな看板の動物園
第1区間のスタートは、新奥多摩街道沿いにある「羽村市スポーツセンター」。いわゆる市の体育館だが、この日は一部がワクチン接種会場になっていた。
ここから新奥多摩街道に出て2度右折し、羽村市役所前を通過。次は東に向かい、「羽村市動物公園」でゴールする約3kmコースだ。ここは市営の小さな動物園のようだが、ポップなイラスト看板が入り口に立っていて、楽しそうな雰囲気を醸し出している。
なんでも開園40周年の2018年にエントランス付近をリニューアルし、この看板はクラウドファンディングで寄付を集め、羽村市出身のアーティストSANAさんがデザインしたという。この日は5月下旬で臨時休園中だったが、6月1日から再開園しているとのことだ。
都内にも豊かな自然が!
次は、南西に約5km移動。多摩川を越えて、あきる野市の草花公園へ。この中の「あきる野市民プール」が第2区間のスタート地点だ。
走り出してすぐ平井川にかかる細い橋を渡った後、南西へ。JR五日市線の秋川駅前で左折し、今度は五日市街道を東へ。あきる野市役所前を通過し、最後は「秋川体育館」の駐車場でゴールする。この区間は約4km走行。
ひまわり畑の中を進む聖火
続いては、東へ3.5km移動し、再び多摩川を越える。福生市の「睦橋東交差点」が第3区間のスタート地点だ。ここから北に向かい、法務局入口の交差点を右折して五日市街道へ。次は牛浜郵便局前を左折して新奥多摩街道を進み、福生市役所の周りを一周して庁舎前の「丘の広場」でゴールする。この区間は約2.5km走る予定だ。
次の区間へは約9kmの移動。横田基地の外側をグルリと周り、新青梅街道を東へ。「武蔵村山市立第一小学校」が第4区間のスタート地点となる。再び新青梅街道に戻り、さらに東へ約2.4km走り、「ひまわりガーデン武蔵村山」にゴールする。
ここは都内屈指のひまわり畑で、約50万輪が植えられるという。聖火リレーが予定通り7月半ばに行われれば、満開のひまわりの中を進む聖火が見られるかもしれない。
ゴールは「ホール」の中⁉
今度は、約9km南に移動。「立川市子ども未来センター南」が第5区間のスタート地点だが、実際には隣の「たましんRISURUホール(立川市市民会館)」前からスタートするようだ。さっきからスマホに雨雲が近づいているという通知が来ていたけど、ちょうどここで強い雨が降ってきたので、木陰のベンチでしばらく雨宿りする。
雨が上がったところで出発。JR中央線の下をくぐって、JR立川駅の北口ロータリー前を通過。さらに、国営昭和記念公園のみどりの文化ゾーンを一周した後、多摩都市モノレール下のサンサンロードを走る。最後は昨年4月にオープンした音楽ホール「TACHIKAWA STAGE GARDEN(立川ステージガーデン)」内でゴールする予定のようだ。
東京都4日目の聖火リレーはここが最終ゴール。次回は東京都5日目のコースを見ていこう。
(光石達哉)