【エンタメ】海外こぼれ話=ミャンマーの物売り少女が美人だけど超生意気だった

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ヤンゴンの中心部にあるボーヂョー・アウン・サン・マーケットの正面入口。かつてミャンマーはイギリスの植民地だったので、建物も英国風だ (撮影:光石達哉)

海外、国内へ取材に行くと、その国、土地ならではの特色や意外なヒト・コト・モノに出会う。取材陣が実際に足を運び、体験した海外&国内のプチ情報を紹介する。
今回は、海外出張で行った先のミャンマーで物売り少女が美人だけど超生意気だったお話。果たして?!

 

美人!ミャンマーの女性

ミャンマーは美人の国とも言われる。

人口の7割をビルマ族が占めるミャンマーだが、少数民族も多く全部で135の民族があるという。地理的には東をタイ、北を中国、西をインド、バングラディッシュに囲まれていることもあり、街中には東南アジア系だけでなく、中国系やインド系などいろんな顔つきの人がいて多彩だ。

そういった多民族国家の影響かどうか、若い女性は美人が多いという印象だ。

ミャンマーの人気スポットへ

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ボーヂョー・アウン・サン・マーケットの中。衣料品や雑貨などのお店が多い (撮影:光石達哉)

というわけで、ミャンマー最大の都市ヤンゴンの中心部にあるボーヂョー・アウン・サン・マーケットを訪れたときの話だ。ここは安価な日用品や民芸品などのお土産物が手に入る市場で、観光客にも人気のスポット。他の東南アジアの市場に比べると整然としていて、通路もごみごみしていなくて、商品も見やすい。

歩道橋を渡るとニュー・ホーヂョー・マーケットという別の商業施設があり、こちらは今時のデパートやショッピングモールといった趣き。安いお土産を探したいなら古い方のマーケット、ちゃんとした買い物がしたいなら新しい方のマーケットと簡単に行き来できるので便利だ。

 

物売りの美少女が2人!

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マーケットからも近い仏教寺院スーレー・パヤー。金色の仏塔(パゴダ)がミャンマーの寺院の特徴。左の植民地風の建物とのコントラストもいい感じ (撮影:光石達哉)

その古い方のマーケットには宝石屋などが並ぶ中央通路があるのだが、そこで物売りの少女2人と出会った。1人は高校生ぐらいで、もうひとりは12歳と言っていた。顔は似てないので、姉妹ではないのだろう。こういった市場には珍しく、強引な物売りや客引きはほとんどいなかったので、彼女たちだけが僕たちに積極的に話しかけてきた。

彼女たちが売っていたのは木製の扇子で、どこで覚えたのかそこそこ日本語も上手だった。観光客相手に外国語を覚える物売りは珍しくないので、彼女たちも仕事柄学んでいったのだろう。

その高校生ぐらいの子が、とてもかわいかった。小顔で整った顔立ちで、細身で水色のロンヂー(ミャンマーの民族衣装)がよく似合っていた。日本に連れて帰っても、美少女として十分通用するだろう。

実際に話してみた

しかし、しゃべる言葉はなかなかどぎつくて、態度も生意気。そのギャップがおもしろかった。

「お兄さん、ビャクダン(白檀)だよー。涼しいよー。買ってよー」と、おそらく扇子が白檀製なのだろう。近寄ってきて、顔の前でバタバタと仰いでくる。

「お兄さん、東京? 私は大阪弁だよー。ボチボチでんなー、儲かりまっか―?」「郷に入っては郷に従えだよー。買ってよー」と、変な言葉もよく知っている。

こっちが買う気をまったく見せないと、「ケチねー」みたいな態度をされるが、それほどしつこくつきまとってくるわけでもなかった。

せっかくだから、扇子を買わないまでも多少のチップを払って写真でも撮らせてもらえればよかったなと思いつつ、ひょっとしたら学校も行かないでこんなところで働いているのはいろいろ訳ありかもしれない。余計なことはしないで正解だったのかも。

というわけで、気になる方はヤンゴンのホーヂョー・アウン・サン・マーケットに行ってみては。彼女たちに会えるかもよ。(光石 達哉)