「これさえ読めば出場歌手がざっくり分かる」ことをテーマに、第72回NHK紅白歌合戦の出場歌手全員を解説してきた本コラムもいよいよ最後となった。
最終回の第4弾は紅組の後編、出場回数の多いベテラン勢を紹介していく。
4回以上の常連歌手
AIはソロ歌手。R&Bを織り交ぜたパワフルな歌唱が魅力。5年ぶり4回目の出場となる。
MISIAはソロ歌手。21年夏開催の東京2020オリンピック開会式では「君が代」を独唱。力強い歌声で日本中に感動を与えた。大トリを務めた20年に続いて6度目の出場となる。
乃木坂46はアイドルグループ。同じく紅白に出場する櫻坂46、日向坂46と共に「坂道シリーズ」として親しまれている。7回連続の出場。
出場10回以上!ベテラン勢を紹介
坂本冬美は演歌歌手。21年でデビュー35周年をむかえ、情念をテーマにしたカバーアルバムを発表するなど精力的な活動を続けている。21年で通算33回目の出場となる。
水森かおりは演歌歌手。03年「鳥取砂丘」など各地の情景をテーマにした曲が多く、「ご当地ソングの女王」の異名を持つ。19回連続の出場となる。
天童よしみは演歌歌手で、21年で通算26回目の出場。歌手が認める「うたうま」として尊敬されている。20年はジャニーズJrの腹筋太鼓、19年はモデルのmattとコラボするなど、ベテランならではの攻めのステージでまた楽しませてくれそうだ。
松田聖子は長きにわたってアイドル歌手。「青い珊瑚礁」「赤いスイートピー」「風立ちぬ」などの名曲で80年代に一世を風靡した。20年に続き、通算25回目の出場となる。
石川さゆりは演歌歌手。22年にデビュー50周年を迎える。20年にはラッパーのKREVA、ギタリストのMIYAVIとコラボし、ファンを驚かせた。21年で通算44回目の出場となる。なお、この数字は第72回紅白歌合戦出場歌手の中では最多となる。
足かけ4回にわたって紅白出場歌手の解説を特集してきた。
もうこれで、家族が楽しんでいる歌手が誰だか分からないなんてことはないはず。
書きながら勉強した20代前半の筆者も、大みそかに家族と紅白を見るのが楽しみになってきた。
(mimiyori編集部)