日本トレンドリサーチはこのほど、M-1グランプリ2021の決勝戦で戦った10組のうち、「今後人気が出そう」「売れそう」だと思うコンビランキングを発表した。
2021年12月19日に行われた漫才日本一決定戦M-1グランプリ2021では、「錦鯉」が第17代王者に輝いたが、視聴者は今後どのコンビの活躍を期待しているのだろうか。
結果とともに、2022年にさらにブレークしそうな各コンビの魅力を振り返る。
- 1位・2位・3位はM-1のランキング通り!
- 1位:底抜けに明るい 「錦鯉」 275票
- 2位:話術の妙 「オズワルド」 174票
- 3位:軽妙なテンポ 「インディアンス」 92票
- 4位:安定のコンビネーション 「ハライチ」 49票
1位・2位・3位はM-1のランキング通り!
2022年に向けて、「今後人気が出そう」「売れそう」だと思うコンビランキングは以下の通り。
https://trend-research.jp/11397/
1位:底抜けに明るい 「錦鯉」 275票
M-1王者がやはり圧倒的な強さを見せた。
「錦鯉」はソニー・ミュージック・アーティスツ所属、長谷川雅紀と渡辺隆からなるお笑いコンビ。
2年連続の決勝進出を果たした2021年の1stラウンドは「長谷川が合コンに行く練習をする」、最終決戦では「町中に逃げた猿を捕まえようとする」というネタを披露。1stラウンドでは655点を獲得して2位タイとなり、最終決戦では7票中5票と大半の票を集め、50歳の長谷川と43歳の渡辺は“最年長チャンピオン”に輝いた。
M-1王者が今後最も売れそうだという声は至極当然だが、選んだファンの理由が面白い。
「50歳であのバカキャラを貫ける人がなかなかいない」
「おじさん世代の希望の星だから」
2人の人柄に魅了される人も多い。
「まさのりさんがかわいい。渡辺くんも人柄の良さが伝わってくる」
「M-1で優勝したことで仕事は増えるとは思うが、優勝した際に周りの人達がもらい泣きをしているのを見て二人の人柄を表しているだろうなと思った。人柄がよくないと結局売れないと思うから」
また、新型コロナウイルスに翻ろうされる時代だからこそ支持される部分もあるようだ。
「コロナで世の中が元気がない中、あの元気は皆が求めていたものだと思う」
「とにかくおもしろい。難しく無いのがいい!」
2位:話術の妙 「オズワルド」 174票
「オズワルド」は吉本興業所属、畠中悠と伊藤俊介からなるお笑いコンビ。M-1グランプリでは19年から3年連続で決勝進出を果たしている。
21年は1stラウンドで「友達がいない畠中から、伊藤の友達を1人欲しいとねだられる」というネタで665点を獲得。1位で最終決戦に進出すると、「ラーメン屋の行列に並んでいる時に知らないおじさんに割り込みをされた」というネタを披露した。
結果は7票中1票で惜しくも2位となったが、ファンの支持は熱い。
「ネタが一番面白かったし、一発屋特有のうるささみたいなのもないので」
「キレのいい漫才で聞いていて観ていて気持ちいい」
「ネタがちゃんとしていて、漫才が面白い」
また、トーク力に加え、伊藤の妹が俳優の伊藤沙莉ということも、今後の人気につながりそうだ。
「喋りが完成されているので、これからひな壇やバラエティに大活躍しそう」
「芸能人として良い意味で癖が少ないように思うので色んな場面で起用しやすいと思う」
「伊藤が面白い。妹も有名人なので、相乗効果がありそう」
3位:軽妙なテンポ 「インディアンス」 92票
「インディアンス」は吉本興業所属、きむと田渕章裕からなるお笑いコンビ。オズワルドと同じく、M-1グランプリでは19~21年の3年連続で決勝進出を果たしている。
21年は「きむの趣味の怖い動画を2人で再現する」と「もっと売れたいというきむに対して田淵がさまざまなキャラに扮して次々とボケを繰り出す」というネタを披露。1stラウンドでは655点を獲得、最終決戦では7票中1票を獲得して3位に終わった。
その順位の通り、「今後人気が出そう」「売れそう」だと思うコンビランキングでも3位となったが、バラエティ番組やロケでの需要が高そうだ。
「キャラが最強だなと感じた」
「バラエティ受けしそうなキャラだから」
「田渕さんのキャラクターでロケなどが増えそうなので」
「インディアンスは、しゃベリ、返しのタイミングが絶妙だから」
「テンポと面白さが、多くの世代に受ける」
4位:安定のコンビネーション 「ハライチ」 49票
「ハライチ」はワタナベエンターテインメント所属、岩井勇気と澤部佑からなる06年結成のお笑いコンビ。M-1の出場資格はコンビ結成15年以内と定められているため、ハライチにとっては最後の挑戦となった。敗者復活戦で視聴者から支持を集め、見事5年ぶり5度目の決勝に進出した。
「今までとは違う新しい漫才に挑戦していて良かった」
「すでに売れているが、ピンの仕事が多いように感じる。このコンビの絶妙なやり取りは他にはないと思うので、今後コンビで出るようにすればさらに売れると思う」
この4組が22年、どんなふうに日本を盛り上げてくれるのか、またファイナルラウンドや敗者復活戦で爪あとを残した多くのコンビが1年後どんな漫才を披露してくれるのか、既に楽しみで仕方がない。
何はともあれ、錦鯉おめでとう!
ライフ・イズ・ビューティフル!
(mimiyori編集部)