【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」 無敗の女王が歴史を変える~秋華賞

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偉業に挑むデアリングタクト。3冠ラストも豪脚でねじ伏せるか(写真:山根英一/アフロ)

 


こんにちは!
競馬ページ担当の おかだ です!

このページでは、競馬観戦歴10数年の、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。

 

今回は18日に京都競馬場で行われる3歳牝馬3冠レースの最終戦、秋華賞(GⅠ、芝2000m)を紹介。前回の記事で紹介した通り、デアリングタクトが日本競馬史上初となる無敗の牝馬3冠に王手をかけています。あっさりと歴史的快挙を成し遂げそうな雰囲気が漂う中、女王に待ったをかける馬は現れるのでしょうか。

 

 


末脚一閃 戦法に迷いなし~デアリングタクト

淀のターフも強烈な末脚で駆け抜けます。桜花賞、オークスと春2冠を難なく戦い抜いたデアリングタクト。デビューから2連勝を飾った相性の良い京都競馬場で、偉業達成に挑みます。

 

春のGⅠは2戦とも全く異なる条件でしたが、直線での末脚は目を見張るものがありました。雨に濡れた芝の上を力強く駆け抜けた桜花賞。他馬に囲まれながらも1頭だけ次元の違う脚でゴールに飛び込んだオークス。秋華賞では歴史に残る名場面の誕生が期待されます。

 

多くの馬が前哨戦を戦う中、本番への直行を選択。振り返ると、3冠最初の桜花賞も優先出走権をかけたトライアルレースを使わずに、間隔を空けて臨みました。

 

18年アーモンドアイ、19年クロノジェネシスと2年連続でオークスから前哨戦を挟まずに出走してきた馬が優勝。以前は不安視されていた直行のローテーションも結果が出始めており、3年連続でオークスからの直行馬勝利となれば、主流のローテーションとして確立していく可能性がさらに高まります。

 

オークスは内枠からの競馬で、道中は窮屈になった場面もありましたが、今回は外目の13番枠からスタート。外を回らされて距離ロスが発生するリスクよりも、自分から動いて勝負をすることができるメリットのほうが大きく、絶好のポジションと言えそうです。

 

騎乗する松山弘平騎手も3冠挑戦は初めて。計り知れない重圧に打ち勝ち、デビューから変わらずコンビを組む愛馬を未知の領域へエスコートします。

 

素質馬完全復活なるか~リアアメリア

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2歳時から世代トップの評価を受けてきたリアアメリア。最後の1冠は是が非でも(写真:おかだ、19年12月撮影)

 


秋華賞の最重要トライアルレース、ローズステークス(GⅡ)。例年、阪神競馬場で行われていますが、20年は京都競馬場の改修工事による開催日程の変更で中京競馬場に舞台が移されました。

 

優先出走権はリアアメリアムジカオーマイダーリンの3頭が獲得。優勝したリアアメリアは19年10月に行われたアルテミスステークス(GⅢ)以来の勝利。1年前の今ごろは牝馬路線の主役と期待されていた素質馬が、最後の1冠に望みをつなぎました。

 

しかし、阪神競馬場で行われた時も含め、過去10年でローズステークスの勝ち馬が秋華賞で勝利したケースは12年のジェンティルドンナのみ。直近5年では3着以内の馬券圏内すら18年のカンタービレ(3着)1頭だけです。

 

先行して抜け出す王道の競馬をしたリアアメリアは確かに強かったです。しかし、本番で同じような競馬ができるかは未知数。スローペースの恩恵を受けたとの見方もでき、ハイペースになりがちな秋華賞では力を発揮できない可能性があります。ここまで結果が出ていない「右回りコースのGⅠ」。今回も先行するには持ってこいの内枠に入りましたが、無敗の3冠を阻止する対抗馬として強調することはできません。

 

ローズステークスが初重賞挑戦で優先出走権を獲得し、本番でも馬券に絡んだ馬は過去10年で見ても14年のタガノエトワール(3着)のみ。敗れた馬が本番で巻き返すパターンもありますが、多くは春のGⅠに出走していた馬。タガノと同じパターンで出走してくるムジカ、オーマイダーリンも上位進出は至難の業です。

 

4着以下に敗れた馬も、あくまで2、3着候補。毎年のように馬券に絡むローズ組ですが、左回りから右回りに変わることも含めて厳しい戦いを迫られそうです。

 

存在感増す「紫苑組」 実績馬が巻き返す

重賞昇格後から出走馬のレベルも上がり、秋華賞とのつながりが年々強くなっているもう1つのトライアル紫苑ステークス(GⅢ)。優先出走権を獲得した馬をはじめ多くの馬が参戦してきました。

 

優先出走権はマルターズディオサパラスアテナ、シーズンズギフトが獲得し、シーズンズギフトは回避。春のGⅠ出走組と夏を経て力をつけた上がり馬が、本番に向けて弾みをつけました。マルターズディオサは前述のリアアメリアと同じように先行して抜け出す競馬で勝利。春のGⅠの前哨戦でも同じような勝ち方をしていました。

 

2、3着に入った2頭は、紫苑ステークスでは結果の出ている外枠に入っていたことも上位入線の要因。春よりも力をつけてきたことは明らかですが、さらにレベルの上がるGⅠの舞台でどこまで通用するかは分かりません。

 

秋華賞で上位に来る紫苑組は3着以内の馬が多数ですが、今回はあえて2着馬とタイム差なし、もしくは0.1秒差で敗れた4着以下の馬にも注目してみます。

 

ウインマイティーは、後方からの競馬で2着パラスアテナと0.1秒差の6着。前残りの展開で、最後に突っ込んできましたが及びませんでした。オークス3着の実績馬、一変に警戒が必要です。

 

マジックキャッスルは、追い込む競馬で2着とタイム差なしの4着。京都の芝2000mも比較的直線が短いコースで、再び差し遅れる可能性があります。展開や馬場状態に左右される馬ですが、最後に伸びてきた脚を見ると簡単に見限ることができません。

 

 

それでは筆者の見解です。

本命はもちろんデアリングタクト。未だかつて誰も見たことのない無敗の3冠牝馬誕生に期待します。

 

相手筆頭はウインマイティー。休み明けだった前哨戦は敗戦。これまでも間隔を空けた後のレースは凡走、2戦目で好走のパターンが続いています。本番への上昇が期待できる今回、前走の結果だけで無視することはできません。

 

賞金順でボーダーラインにいた抽選突破組から1頭、ミスニューヨークです。オークスは残念ながら抽選漏れで出走できず。紫苑ステークスは5着で出走権を逃しましたが、何とかスタートラインに立つことができます。コーナー4つの競馬であれば2000mも許容範囲。デアリングタクトの僚馬、大仕事をやってくれるかもしれません。

 

他に押さえはミヤマザクラ、マジックキャッスル、ウインマリリン、マルターズディオサ。ローズ組は軽視します。

 

 

今回はここまで。

次回は菊花賞。牡馬も無敗の3冠にリーチ。未知の距離に挑みます。

 

 

参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト