【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」 大混戦なら勝ち馬はどこからでも~オークス

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大混戦のオークス。どの馬が来ても不思議ではない(撮影・おかだ、写真はイメージ)

 

こんにちは!

競馬ページ担当の おかだ です!

 

今週、来週は3歳馬のGⅠが行われます。まずは牝馬。3冠レースの2つめ、オークス(優駿牝馬、GⅠ、東京・芝2400m、5月22日)です。

3歳牝馬戦線は例年以上に大混戦。王道の桜花賞組だけでなく、優先出走権を獲得したトライアル組、王道路線以外のステップを踏んできた別路線組が一挙集結。どの組から勝ち馬が出てもおかしくありません。

 

 

桜花賞で証明された混戦状態

3冠レース初戦の桜花賞(GⅠ、阪神・1600m)は、22年の3歳牝馬路線がいかに混戦かを証明したレースでした。

 

勝ち馬は単勝7番人気のスターズオンアース。2着のウォーターナビレラとはタイム差なしのハナ差で決着。3着から5着の3頭も同じタイムでゴールしました。

さらに下の着順を見ると、10着のナミュールまで勝ち馬から0秒3差。15着の馬まで勝ち馬から1秒以内にゴールしていました。

 

枠順、ペース、馬場状態、位置取りなど、何らかの条件が変われば一気にひっくり返ってもおかしくない結果です。

あくまで筆者の考えですが、同じ舞台で条件を変えて10回レースをやったら勝ち馬は10回とも変わると思います。桜花賞当日、テレビでレースを見た後の率直な感想です。

 

敗戦馬の巻き返しに要警戒~桜花賞組

桜花賞出走馬は、優勝したスターズオンアースを含め9頭がエントリー。例年ならば、当然、有力候補として扱う必要があります。

しかし、桜花賞の結果が示す通り、抜けた馬は存在しません。

勝ったスターズオンアースはデビューから6戦、3着以内を外していない世代屈指の安定勢力ですが、絶対的存在とまでは言い切れません。桜花賞前に出走したレースでは、桜花賞で下した相手に敗れたこともありました。

 

いつもは桜花賞上位組を中心に考えて…となりますが、今回ばかりは着順が悪かった馬にも逆転の目は大いにありそう。

11着のプレサージュリフトは今回の舞台である東京競馬場で2戦2勝。16着のライラックは東京競馬場で新馬勝ち、1月のフェアリーステークス(GⅢ)ではスターズオンアースに勝利しています。桜花賞の着順は鵜呑みにできません。

 

逆転候補に急浮上~トライアル組

優先出走権を獲得したトライアル組が、力差のない桜花賞組に割って入るでしょうか。

フローラステークス(GⅡ、東京・芝2000m)からは、優先出走権を獲得した1着エリカヴィータ、2着パーソナルハイのほか、5着ルージュエヴァイユ、7着ホウオウバニラが本番に駒を進めました。

 

21年はフローラステークスで3着だったユーバーレーベンが勝利。20年には同レースを制したウインマリリンが2着など、コンスタントに好成績を挙げています。

2歳時から世代のトップを走り続けている桜花賞組が断然優勢の年は出番がありません。18年のアーモンドアイ、リリーノーブル、ラッキーライラックが好例です。

桜花賞組の一角が崩れるとチャンス拡大。ユーバーレーベンが勝利した前年は、桜花賞1着のソダシが8着、同3着のファインルージュが11着に敗れました。桜花賞からオークスは800mの距離延長、東京競馬場への舞台替わりなど変化が多く、桜花賞上位馬でも対応しきれないと大敗につながります。

 

前述の通り、今回の桜花賞組は何らかの変化が加わることで着順が一気に変わるくらい力が接近していると考えられます。

「桜花賞組が断然優勢の年」でないと考えるならば、ユーバーレーベン同様、トライアル組の出番です。

 

簡単に切れない不気味な存在~別路線組

毎年、取捨に悩む別路線組。今回はなおさら見逃すわけにはいきません。

 

桜花賞同日に行われる忘れな草賞は、芝2000mということもあり、毎年オークスに向けて注目されるレース。近年の勝ち馬からは、15年ミッキークイーン、19年ラヴズオンリーユーが優勝、20年はウインマイティ―が3着に入りました。

22年の優勝馬はアートハウス。鞍上の川田将雅騎手は、桜花賞でスターズオンアースを優勝に導きましたが、オークスはアートハウスを選択しました。

母パールコードは16年の秋華賞で2着。当時の鞍上は川田騎手でした。母の背中を知る騎手が、娘のGⅠ獲りを後押しします。

 

21年のオークス、ゴール直前で脚を伸ばしてきた馬に衝撃を受けたファンも多かったはず。18頭中単勝16番人気のハギノピリナが3着に入り、大波乱を演出しました。同馬のように下級条件からの参戦で3着以内に来る例は、過去10年ありませんでした。

今回は前走ミモザ賞(1勝クラス)勝ちのラブパイローが該当。来たらお手上げです。

 

 

それでは筆者の見解です。

桜花賞馬のスターズオンアースが不利としか言いようがない大外18番枠に入り、大混戦のレースがさらに難解となりました。

ただ、今回は戦前から〝非桜花賞組〟と決めていました。桜花賞の見解は前述の通りで、抜けた馬がいないのであれば別の組からと考えていました。

本命はルージュエヴァイユです。全3戦上がり3ハロン(最後の600m)1位。末脚はしっかりとしています。オークスといえば、最後の直線でスタミナ切れした馬がいる中から脚を使える馬が伸びてくる印象。最後に飛んできてくれれば十分です。

他に〝非桜花賞組〟はアートハウスエリカヴィータ、素直に考えれば最有力候補の桜花賞組からは、サークルオブライフライラックを推奨。本当に何が来ても驚けません。

 

 

今回はここまで。

次回もお楽しみに!

 

 

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