【パラQ&A】スピーディーな応酬から目が離せない~シッティングバレー

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(写真:photoAC/saekichi55)※写真はイメージ
東京パラリンピックは1年延期されたが、21年8月24日に開幕することが決まった。オリンピック競技は知っているけれど、パラリンピック競技はよく分からない……という人も多いかもしれない。この連載「パラQ&A」は各競技について、見どころをクイズ形式で紹介する。今回は、座っていなければいけないシッティングバレーボールのルールや選手に関する出題。座っているからこそ難しい競技でもあります。
 
※記事再掲
 
 

Q.シッティングバレー用語で「リフティング」とは何のこと?

  1. ①トスを上げること
  2. ②手以外を使ってボールを地面に落とさず蹴り続けること
  3. ③臀部をコートから浮かすこと









③臀部をコートから浮かすこと

シッティングバレーにおいて「リフティング」は禁止事項。選手はスパイクなどをする場合に、臀部をコートから浮かしてはならない。リフティングの反則をすると、相手に得点が与えられる。

Q.ちょっとだけおしりが浮いてもいい瞬間がある。それはいつ?

  1. ①スパイク
  2. ②ブロック
  3. ③レシーブ









③レシーブ

おしりを床につけたままボールを落とさないよう、手や腕でボールを打ち合うシッティングバレーだが、レシーブの時だけは、短時間であれば臀部の離床は許される。時間の程度は審判員の判断に任されるが、立ち上がりや歩くことは禁止されている。

Q.健常のバレーボールと違うルールは次のうちどれ?

  1. ①ネットに触れてスパイクできる
  2. ②サーブをブロックできる
  3. ③はだしでプレーできる









②サーブをブロックできる

前衛の選手は、相手チームのサーブをブロックすることが許される。このため、サーブはより強く、コースを読まれないようにする技術が必要。ブロックを行う際、選手はコートから臀部を持ち上げることはできない。障がいなどによりシューズが履けない場合でも、はだしでのプレーは禁止。必ずシューズか靴下を履かなければいけない。

Q.シッティングバレーのコートの大きさは?

  1. ①10m×6m
  2. ②18m×9m
  3. ③20m×10m









①10m×6m

シッティングバレーのコート面積は、健常6人制バレー(18m×9m)の半分以下。ネットの高さは男子が1m15㎝、女子が1m5㎝で、五輪のネット(男子は2m43㎝、女子は2m24㎝)よりも1m以上低く設定されている。その分、ボールの応酬はスピーディーでパワフルだ。

Q.16年リオで注目を集めた強豪イラン男子代表のモルテザ・メヘルザード選手の身長は?

  1. ①206センチ
  2. ②226センチ
  3. ③246センチ









③246センチ

身長246センチはパラリンピック史上最長身。世界でも2番目に高い身長といわれるから驚かされる。メヘルザード選手は先天性の先端巨大症で、シッティングバレーを始めたのが2011年。16年リオにすい星のごとく現れ、観客の目を釘付けにしてチームの金メダル獲得に大きく貢献した。
(mimiyori編集部)

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