【ラグビー】オータム・ネーションズカップ～イングランド代表のプチ情報前編愛称「ギャング」の理由は金歯

ラグビー欧州6カ国対抗戦「6nations」の参加6カ国にフィジー、ジョージアが加わった8カ国対抗戦「オータム・ネーションズカップ」。第2節イングランドーアイルランド戦は、11月21日（現地時間）に行われる。

イングランドは19年W杯で南アフリカに敗れたものの準優勝。20年6nationsは新型コロナウイルス感染拡大によるリーグ中断を経て、最終節でイタリアを大差で下したことで5年ぶりの優勝を飾った。

今回も活躍が期待されるイングランド代表の意外なプチ情報、前編ではFW陣をご紹介。

PR：最前線に立つ「金歯のギャング」

【プロップ】

見た目もいかつい「ギャング」がイングランドの最前線を支える。

第1節の先発メンバーだったエリス・ジェンジ。エディー・ジョーンズ代表ヘッドコーチ（HC）には「ギャング」と呼ばれ、足にはドラゴン、そして力士（相撲）のタトゥーがある。また、米国の元プロボクサー、マイク・タイソンに憧れ、同じような金歯を着用している。

「ギャング」以外にも多数の愛称を持ち、その１つは体格とイングランドの環状列石「ストーンヘンジ」をもじったと思われる「Stone Genge」だ。

20年9月には、ウェールズ人の恋人との間に第1子の長男Ragh Ellisくんが誕生。自身のニックネームに「ベイビー・ライノ（サイの赤ちゃん）」があり、選手仲間が「本当のベイビー・ライノ」が生まれたとSNSで祝福していた。

【フッカー】

17-18季6nationsで初の代表入りを果たしたトム・ダンは、当時、SNS上で代表入り祝福メッセージをくれたファンに対し、家族で過ごした様子の動画を返礼としてアップした。

しかし、その動画が一風変わったものだった。なぜか夫妻で「ゆでたまごの中に１つだけ生卵が入っている」ロシアンルーレットに挑戦する動画を公開｡それぞれがひたいで卵を割っていくという画期的な内容で、最終的に本人が”当たり”をひいて卵まみれになった。

【ロック】

15、19年W杯代表のジョー・ローンチベリー。11年のU20の6nationsではグランドスラム達成に貢献し、12年11月のフィジー戦で代表デビューを果たしている。

かつて所属ワスプスのヘッドコーチからは、「彼はワスプス、そしてイングランドのキャプテンになるかもしれない男」と絶賛された。16年にはチームキャプテンに就任しており、今度は代表の顔を目指す。

【フランカー/No.8】

20年2月の6nationsスコットランド戦で代表デビューを果たしたベン・アールは、タイガー・ウッズ、ババ・ワトソンとゴルフ界のスター選手のファン。ラグビー以外のスポーツも万能で、U14、15時代は水泳やクリケットでも国内トップクラスの選手だった。

24歳のサム・アンダーヒルもゴルフ好き。第1節で出番はなかったが、ジョーンズHC命名の「カミカゼキッズ」の1人トム・カリーは一足早く出場。出遅れるわけにはいかない。

(mimiyori編集部）

※イングランドーアイルランド戦のもようは、WOWOWで11月21日（土）午後11時50分～放送予定。