【ラグビー】オータム・ネーションズカップ～イングランドVSフランス出陣情報観戦前に知っておきたい5つのこと

ラグビー欧州6カ国対抗戦「6nations」の参加6カ国にフィジー、ジョージアが加わった8カ国対抗戦「オータム・ネーションズカップ」。最終節の優勝決定戦、イングランドーフランスは、12月6日（現地時間）に行われる。

今回は、ともに全勝の2カ国について観戦前に知っておきたい５つのことをご紹介。

イングランドは前節、ウェールズ戦は一時追い上げられて薄氷の勝利。エディー・ジョーンズヘッドコーチ（HC）はその恐怖をある映画に例えたか。

フランスは、19年W杯準優勝国を撃破するために「７つの変化」を加えた。ファッションの国とあって、マスク姿もおしゃれ。

イングランド：ジョーンズHC 「ウェールズ戦はホラー映画『サイコ』だ」

エディー・ジョーンズHCが前節ウェールズを24-13で下した一戦について、「ホラー映画『サイコ』を見るようなものだ」とたとえ、薄氷の勝利を振り返った。

ウェールズ戦は前半を11-7で折り返すと、相手ダン・ビガーのペナルティーキック2連発で18-13まで追い上げられた。

ラグビー専門メディア「プラネットラグビー」によると、ジョーンズＨＣは「ハーフタイムは、ホラー映画『サイコ』みたいなものだった。女性がシャワーを浴びに行ったら、そのカーテンの後ろには何かが来ている…という感じ」とコメントした。

この映画は1960年代の名作で、シャワーシーンが名場面として知られる。

最終節については「まだ最高のラグビーをしたとは言えないので、2020年最後の試合で最高のパフォーマンスを発揮できるようにしたい」と2020年有終の美を誓った。

地元ラグビーメディア「ruck」が、イングランドのスター5選手が所有する高級車を紹介している。

フランス戦のメンバーでは、CTBヘンリー・スレイドは真っ赤なポルシェを所有。ポルシェはイングランド代表の中でも人気があり、代表常連のルーク・カウワン=ディッキーも乗っているとか。いずれもスポーツモデルだという。

WTBアンソニー・ワトソンは、マセラティのギブリ。ツヤツヤの黒色で、日本円だと1000万円クラスだ。

今回のメンバー外では、WTBオリー・ソアリー（WTB）はクラシックカー好きで、モーガンのスリーホイーラーを持っている。

WTBジャック・ノーウェルはグレーのジャガーFタイプ。ファミリーカーの購入は延期したのだとか。

PRハリー・ウィリアムズは日産の「マイクラ」。日本では手に入らない「欧州のマーチ」に相当する。

ガルティエＨＣは、全勝同士で優勝決定戦となるイングランド戦に向けて、メンバーに前節から７つの変化を施した。

①SHはやり繰り

フランスの各クラブとの合意で、年末の代表戦は1選手あたり3試合に限られるため、SHは本来の主将であるバティスト・セランではなく、バティスト・クイユを主将として起用。

②③BK陣に若手を投入

WTBにアリヴェレティ・ラカ、CTBヨーラム・モエファナが加入。

④⑤3列目はところてん方式

セレヴァシオ・トロファがNO.8に入ったことで、アントニー・ジェロンシュがFLに入った。

7つの変化のうち、⑥⑦が初先発出場の2選手起用だ。

PRアッサン・ブリンガーは代表初出場の前節イタリア戦は途中出場しており、栄えあるスタメンに抜擢された。

少年時代は、元プロボクサーの父に付いてボクシングを始め、ステップを学んだ。途中でラグビーに転向すると、ボクシングで鍛えた体と当たりの強さが生かされ、ユース時代から活躍した。

ラグビーメディア「ラグビーラマ」によると、ガルティエ監督は「彼には素晴らしいストーリーがある。みるみる成長して、フランス代表で最も優れた左プロップの1人になった」と称賛を送っている。

代表2キャップのHＯピエール・ブルガリも代表初スタメンとなる。今回はHOテディー・ボビニの負傷でスタメンの機会が巡ってきた。

フランス代表の公式インスタグラムは、代表チームの移動写真をアップした。

代表そろいのマスクは紺色で無地。ファッションの国であるフランスらしい、シックなマスクだ。

この投稿をInstagramで見る

France Rugby(@francerugby)がシェアした投稿

ファンからは「私たちの代表はエレガント」「とってもオシャレ」などのコメントが寄せられた。

(mimiyori編集部）

※イングランドーフランス戦のもようは、WOWOWで12月6日（日）よる10時45分～メンバーズオンデマンドで先行ライブ配信、深夜0時05分～放送予定。