【ラグビー】欧州6カ国対抗戦「6nations」再開~イタリア代表のプチ情報後編

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ラグビーの6nationsがリーグ再開(写真:photoAC/DragonOne)※写真はイメージ


ラグビーの欧州6カ国対抗戦「6nations」が24日(現地時間)、第4節のイタリアーアイルランド戦(アイルランド・ダブリン)でリーグが再開される。新型コロナウイルスの感染拡大により、3月8日を最後に第4節3試合のうち2試合を終えた時点で一時中断していた。

中断前の時点でイタリアは0勝3敗で最下位、アイルランドは2勝1敗で暫定4位。順位争いもさることながら、欧州6カ国のスーパースターが集う伝統のリーグ戦は個性豊かな選手であふれている。

 

今回はイタリア代表の意外なプチ情報、後編はBK陣についてお届けします。

 

 

 

 

SH/SO:英国出身選手 代表入り契機にイタリア語勉強

 【スクラムハーフ/スタンドオフ】

祖父の母国語を必死に学んだ。英国ブリストル出身で元U20イングランド代表主将も務めたカラム・ブレイリ―は、母方の祖父がイタリア出身。19年2月に初めてイタリア代表に招集された。

幼少時代からイングランドとイタリア両代表の資格があることを認識した。17年に初めてイタリア代表関係者から連絡をもらい、招集を楽しみにしていたという。当初は英語しか話せなかったため、代表入りを機に祖父の母国語を必死に学んだ。

 

 

トンマーゾ・アランはラグビー一家の中で育った。スコットランド人の父はイタリアでプレーしていた選手で、母パオロさんはイタリアの女子ラグビー初代主将。おじはスコットランド代表としてもプレーした。元U20スコットランド代表だが、A代表は14年イタリアを選択。ジュニア時代は南アフリカでもプレーし、プロデビューはフランスだった。

中心選手であるカルロ・カンナの父も元ラグビー選手。ジュニアレベルで代表を務めていた。ちなみにカンナはサッカーファンで、好きな選手は元ウルグアイ代表ディエゴ・フォルラン。

 

 

五輪選手にバーテンダー バラエティに富んだ家族

 

【センター/ウイング/フルバック】

U16から年代別代表で活躍したフェデリコ・モリも、スポーツ一族の中にいる。おじの Fabrizioは陸上競技の99年世界選手権男子400mハードル金メダルのほか、92年バルセロナ、96年アトランタ、00年シドニー五輪に3大会連続出場。3歳下の妹Rachele は陸上競技のハンマー投げ選手だ。

 

夫婦で異なる競技に取り組んでいる選手もいる。元20代表副主将のマルコ・ザノンの婚約者は、三段跳びの選手。イタリア国内大会の優勝経験がある。

 

スポーツからは離れるが、19年W杯代表のエドアルド・パドヴァーニの兄ジャコモはバーテンダー。母はインテリアデザイナーで父は代理商として働いている。自身も競技以外のビジネスを展開。18年、故郷ベネツィアで長年の夢だった民泊風ホテルを開業した。

 

 

 

ジェイデン・ヘイワード 「セクシーなラグビー選手」1位

【センター/ウイング/フルバック】

代表ではFBでの先発出場がメインとなっているジェイデン・ヘイワード。19年W杯後、英国のラグビーサイトによる「セクシーなラグビー選手」投票で79%の支持を集め1位となった。2位はジョージ・フォード(イングランド)で77%。

 

旅行が趣味のマッティア・ベリーニは、19年W杯、18年の日本遠征で来日。宿舎の備品だった浴衣を着て記念撮影するなど日本での時間を満喫していた。

 

若い時から「逸材」と期待されているルカ・モリシは、今回のセンター、ウイング、フルバックの選手の中では最多の32キャップを誇る。15年W杯は大会直前に膝を負傷したが、19年W杯は2試合に先発。ナミビア戦では相手ディフェンスを翻弄し、SOアランのトライを演出した。

(mimiyori編集部)

 

 

※6nations アイルランドーイタリア戦のもようは、WOWOWで10月24日(土)よる11時15分~先行ライブ配信、同日よる11時50分~解説・大畑大介氏、実況・四家秀治アナウンサーで放送される。

 

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