【行ったつもりシリーズ】「多摩東京移管130周年デジタルスタンプラリー」に自転車で挑戦!(7)スタンプ過半数突破!

4日目後半は「小平ふるさと村」など、前回取り損ねたスタンプを一掃する(撮影:光石 達哉)

読んでいるうちに行ったつもりになれるかもしれない、プチ旅行の紀行文コラム「行ったつもりシリーズ」。

東京都多摩地域の30市町村に散らばる130カ所のデジタルスタンプを集める「多摩東京移管130周年デジタルスタンプラリー」に自転車で挑戦中。第7回は立川市、小平市、西東京市、武蔵野市、三鷹市でスタンプを集めていく。

 

 

 工事現場に阻まれる!?

立川市の農産物直売所「みのーれ立川」。都内随一の生産量を誇る植木や花の販売スペースもある(撮影:光石 達哉)

今年は1893年(明治26)に西多摩・南多摩・北多摩の3郡が神奈川県から東京府(現在の東京都)に移管されて、130周年。それを記念して多摩地域のおすすめスポット130カ所をめぐるデジタルスタンプラリーが、10月29日まで開催されていた。挑戦4日目の前半は、八王子市、昭島市で9個のスタンプをゲットし、計64個となった。

 

4日目後半は、まず東の立川方面へ向かっていく。立川駅の周りだとスタンプスポットも多そうだが、北側を走る青梅街道沿いには前回取り損ねたエリアがあるので、そちらを目指すことに。

 

昭島市の「アキシマエンシス」から約4km走り、「みのーれ立川」へ。いわゆる地元の農産物直売所で、店頭にあるQRコードをスマホで読み込んでスタンプを手に入れる。

 

小平市の「こもれびの足湯」の前の道はちょうど工事中で、自転車を押し歩きしてなんとか到着(撮影:光石 達哉)

さらに東へ約4m進んで小平市に入り、「こもれびの足湯」という足湯施設を目指す。前回もここに来たのだけれど、16時に閉まっていてスタンプをゲットできなかった。今回はまだ15時半ぐらいだったが、なんと施設に入る道が工事中で通れない。

警備員から「回り道してなら行けるかも」と言われたが、その道も工事中で施設の前もアスファルトが引っぺがされている最中だった。それでも施設自体は開いていて、足湯に入っている人たちもいた。

 

「こもれびの足湯」は、深さ250mの井戸からくみ上げた地下水をごみ焼却炉の余熱で温めて足湯にしたサステナブルな施設。利用無料(撮影:光石 達哉)

 

 科学館で北側クリア

古民家などを移築復元した「小平ふるさと村」。入場無料。入口にある旧小平小川郵便局舎は明治41(1908)年に建てられ、昭和58(1983)年まで使われた和風建築の郵便局(撮影:光石 達哉)

ちょっと時間を使ってしまったが、今度は約7km東へ真っすぐ進み、「小平ふるさと村」に到着。以前も紹介したことがある古民家園だ。ここも前回立ち寄ったときは16時で閉まっていたものの、今回は閉園時間5分前とギリギリ「蛍の光」が流れているタイミングでスタンプを読み込んだ。これで、前回と合わせて小平市の4カ所をコンプリートだ。

                              

近未来の建物を想像させる西東京市の「多摩六都科学館」。入館券大人520円、プラネタリウムは別途大人520円など。隣に立つスカイタワー西東京(通称:田無タワー)は、高さ195mの電波塔(撮影:光石 達哉)

次も東へ約2㎞向かい、西東京市の「多摩六都科学館」へ。子どもたちが楽しく科学を学べる体験型ミュージアムで、直径27.5m、1億4000万個超の星々を映し出す世界最大級のプラネタリウムもある。ちなみに六都は多摩北部の6市(小平市、東村山市、田無市、保谷市、清瀬市、東久留米市)を表しているが、現在は田無市と保谷市が合併して西東京市となり、5市で運営されている。

 

旧西原第二小学校の校舎2階にある「西東京市郷土資料室」。旧石器時代の石器や縄文時代の土器から、太平洋戦争中の資料まで幅広く展示。入場無料(撮影:光石 達哉)

ここから新青梅街道を横断して、約1km北東へ向かう。着いたのは、廃校となった小学校の敷地内にいろんな施設が入っているところ。その中の元校舎のひとつに入り、下駄箱でスリッパに履き替え、2階にある「西東京市郷土資料室」が目指すスタンプスポットだった。

 

これで西東京市も、前回と合わせて全5カ所のスポット制覇。多数のスポットが点在していた北側のエリアを、ようやくクリアすることができた。

 

 三鷹・吉祥寺エリアへ

武蔵野市の環境啓発施設「むさしのエコreゾート」。入場無料。イベントやワークショップなども多数開催しており、芝生広場は子どもたちの遊び場にもなっている(撮影:光石 達哉)

次は南東へ約4km走り、武蔵野市の「むさしのエコreゾート」へやってきた。ここも以前に紹介したが、ごみ処理施設の建物の一部をリノベーションした環境について学べる施設。17時の閉館時間ギリギリに到着できた。

 

三鷹市の「天文・科学情報スペース」は「天文台のあるまち三鷹」をアピールし、宇宙や天文学について学べる施設。入場無料(撮影:光石 達哉)

続いては南へ2kmちょっと走って、三鷹市に入る。JR三鷹駅南口から真っすぐ伸びる中央通り沿いにある「天文・科学情報スペース」へ。三鷹市には国立天文台があることで知られるが、ここは天文学の最新情報や宇宙の美しさに誰もが気軽に触れられる場所として2015年にオープンしたそうだ。

 

武蔵野市や友好都市の特産物を販売する「アンテナショップ麦わら帽子」。左にある「吉祥寺プティット村」は最近話題の絵本の世界をテーマにした複合施設(撮影:光石 達哉)

今度は約2㎞東へ移動して再び武蔵野市に入り、吉祥寺駅北口の中道通りにある「アンテナショップ麦わら帽子」に到着。市内の農作物、さらに富山県南砺市、長野県安曇野市など9つの友好都市の特産品を販売するセレクトショップだ。

 

武蔵野市の各種パンフレットの無料配布、観光の相談などをしてくれる「武蔵野市観光機構」(撮影:光石 達哉)

夕方で人通りの多い吉祥寺の街中を走ること、さらに数100m。吉祥寺通りに出て、「武蔵野市観光機構」でスタンプゲットした。吉祥寺駅周辺にはまだ2カ所ほどスポットが残っているのだが、すでに18時近くで閉まっていたので今回はここまで。この辺りは自宅から近いのでいつでも行けると油断しがちだが、この先これが吉と出るか凶と出るか…

とにかく八王子からスタートしたこの日は18個のスタンプを集め、計73個に。ついに全130個の半分を突破した。残された期間約1カ月で、完全制覇はできるのだろうか?

 

(光石 達哉)

 

今回のルート:①みのーれ立川―②こもれびの足湯―③小平ふるさと村―④多摩六都科学館―⑤西東京市郷土資料室―⑥むさしのエコreゾート-⑦天文・科学情報スペース-⑧アンテナショップ麦わら帽子―⑨武蔵野市観光機構

 

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