【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」 8冠再挑戦 3週連続歴史的快挙へ~天皇賞・秋

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19年天皇賞・秋出走時のアーモンドアイ。再び「8冠の壁」に挑む(写真:おかだ)


こんにちは!
競馬ページ担当の おかだ です!

このページでは、競馬観戦歴10数年の、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。

 

10月25日、京都競馬場で行われた菊花賞(GⅠ、芝3000m)は福永祐一騎手騎乗のコントレイル(牡3)が優勝しました。史上8頭目の3冠馬は3頭目の無敗馬で、父ディープインパクトと父子で記録達成は初。同一年の牡馬と牝馬3冠も初めてです。

 

道中は2着に入ったアリストテレス(牡3)の徹底マークを受けていました。プレッシャーをかけられ、息が入らない展開。最後の直線は2頭の叩き合いになり、一瞬アリストテレスにかわされそうになりながらも何とか踏ん張り先頭でゴール。世代最強馬の意地を見せつけました。

 

 

未知の距離3000m、本来の適性距離よりも長かったはずです。それでも先頭を譲らずに競り合いを制したことで、さらに強さが際立ちました。2020年の3歳GⅠ戦線は牡馬と牝馬で無敗の3冠。最後まで競馬史に残る激闘が繰り広げられました。

 

さて、今週は年長馬の一線級が顔をそろえます。11月1日、東京競馬場で天皇賞・秋(GⅠ、芝2000m)が行われます。3週連続で前人未到の記録達成となるか。アーモンドアイ(牝5)が芝GⅠ8勝目に再び挑みます。

 

 

 


「8冠の壁」破れるか~アーモンドアイ

芝GⅠ8勝目に王手をかけているアーモンドアイ。再び見えない壁に挑みます。

 

5月のヴィクトリアマイルを圧勝して7冠。キャリア最短の中2週で参戦した安田記念で記録達成が期待されましたが、結果は2着。レース間隔を詰めたことが裏目となり、短距離で才能を開花させたグランアレグリア(牝4)に屈しました。

 

海外のレースを含めてこれまでに芝GⅠを7勝した馬は6頭。ディープインパクト、ジェンティルドンナ、キタサンブラックはラストランで7勝目。シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ウオッカは7勝後も出走しましたが、8勝目はなりませんでした。

 

今回は6月の安田記念から十分に間隔を空けて、リフレッシュした状態でレースに臨むことができます。問題は芝コースの状態。開幕週から雨の影響を受けたため傷みが出ているところがあります。

 

 

先週までは内側の柵が最内にあるAコースで行われました。開催4週目となる今週からBコースに変更。内側の柵が3m外に出され、内側の傷みが若干カバーされます。それでもコース全体に影響が広がっている可能性もあるため、馬場が急激に良くなることは考えにくいです。

 

少しでも良い状態の馬場で走れることが好走の条件。時計を要するタフな馬場が得意でないことは、19年の有馬記念で証明されています。コース変更は追い風となりそうです。

 

今後は香港遠征も視野に入れているようですが、コロナの影響が気になります。名馬が唯一達成できなかった芝GⅠ8勝。最大のチャンスと言っても過言ではありません。3歳馬に続き、歴史を変えられるでしょうか。

 

 

先輩牝馬と真っ向勝負~クロノジェネシス

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宝塚記念覇者クロノジェネシス。女王撃破なるか(写真:おかだ、19年5月撮影)
 


グランプリホースとして満を持して東上。宝塚記念の勝ち馬クロノジェネシス(牝4)は、アーモンドアイと初対戦。8冠阻止の最有力候補です。

 

宝塚記念は雨の影響を受けて重くなった馬場を全く苦にせず2着馬に6馬身差の圧勝。道悪が得意なことは分かっていましたが、歴戦の雄がそろったGⅠで大差をつけた勝利は衝撃的でした。

 

アーモンドアイ同様、馬場状態が気になります。宝塚記念のようなタフな馬場になれば間違いなく味方しますが、あまりに速いタイムが出るような高速馬場になると不利です。

 

宝塚記念などのイメージからか、良馬場、左回りへの対応を不安に思われます。しかし、東京コースでは全3戦、良馬場で2勝3着1回。いずれも2、3歳時の成績ですが、一回りも二回りも成長した今ならば、たとえ女王に有利な状況が作られたとしても上回る力を秘めています。

 

同じ4歳牝馬のグランアレグリアは女王との初対戦だった安田記念で勝利しました。

リスグラシュー、グランアレグリア…

8冠の壁は今回も牝馬です。

 

 

牡馬もGⅠ馬ズラリ 存在感示す

 

高松宮記念、大阪杯、安田記念に宝塚記念、そして秋GⅠ初戦のスプリンターズステークスも牝馬の勝利。古馬GⅠを戦う牡馬勢は完全に主役の座を奪われています。そろそろ勝たないと最後まで牝馬に持っていかれそうな気がします。

 

芝で行われた春の古馬GⅠ、牡馬唯一の勝利は天皇賞・春。淀の長距離マイスター、フィエールマン(牡5)が連覇。春秋天皇賞制覇を目指します。

 

軽い熱発で前哨戦を回避しましたが、大きな影響はなく、無事にレースを迎えられそうです。菊花賞で偉業を成し遂げた福永騎手との初コンビにも注目が集まります。

 

17年菊花賞以来の勝利を目指すキセキ(牡6)。最近はスタートに課題を残しながらの走りになっていますが、宝塚記念、京都大賞典(GⅡ)で2着と復調気配です。復活Vへ、春秋合わせて天皇賞14勝の「盾男」武豊騎手が再び手綱を取ります。

 

19年2着のダノンプレミアム(牡5)は、女王との再戦で食らい付きたいところ。香港GⅠ2勝のウインブライト(牡6)が主戦の松岡正海騎手とともに戦列復帰。18年有馬記念覇者ブラストワンピース(牡5)は最内枠から逆転を狙います。

 

 

 

それでは筆者の見解です。

3歳GⅠでは1番人気の最有力馬を本命に推しました。今回も記録達成の瞬間を見たいですが、中心はクロノジェネシス。成長を続ける4歳牝馬の世代交代に期待します。

 

宝塚記念の勝利は、単に悪い馬場が得意なだけでは説明がつかないほどの圧勝。体重を増やして確実にパワーアップしており、精神面の成長も伴って惜敗していた3歳時とは別の馬になっています。

 

対抗はアーモンドアイ。牡馬の逆転候補はキセキ、フィエールマンまで。他に押さえはスカーレットカラー、ダノンキングリー、ダイワキャグニーです。

 

牝馬2強は前述の馬場状態に加えて、レース当日の馬体重も好走のバロメーターとなります。いずれも「前走からプラス」がカギ。アーモンドアイの近走の敗戦は、前走から体重を増やしています(19年有馬記念、20年安田記念)。一方のクロノジェネシスは、19年2月クイーンカップ(GⅢ)から全4勝いずれも体重増で出走。結果を左右するポイントになるかもしれません。

 

 

今回はここまで。

次回は観客が戻ってきた競馬場の様子をレポート。

 

 

参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト