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競馬ページ担当の おかだ です!
このページでは、競馬観戦歴10数年の、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。
先日行われたジャパンカップ(G1、東京、芝2400m)は、スワーヴリチャードが内から伸びて勝利。G1レース2勝目を挙げました。
1年半以上も勝利から遠ざかっていましたが、最後の直線で内を突いた英国の若手トップジョッキー、オイシン・マーフィー騎手のファインプレーもあり、見事に復活を遂げました。
さて、今週末はダートの頂上決戦、チャンピオンズカップ(G1、中京、ダート1800m、12月1日)が行われます。砂の王者を決める戦いにふさわしく、各世代のダートG1ホルダーが顔を揃えました。
JBCクラシックの再戦~チュウワウィザード&オメガパフューム
11月4日に行われたJBCクラシック(Jpn1、浦和、ダート2000m)では、同世代でダート界の覇権を争う2頭がレース終盤で競り合う形になりました。2着馬とタイム差なしの大接戦を制したチュウワウィザード(牡4)がG1初制覇。詰め寄ったオメガパフューム(牡4)は勝ちに等しい内容のレースとなりました。
チュウワウィザードは18年2月のデビュー以来、13戦8勝、2着3回、3着2回。全て馬券圏内という抜群の安定感を誇ります。中山、京都、阪神、新潟、中京、さらには大井、船橋、浦和と、左右関係なく、どの競馬場でも走れることは大きな強みです。
時々、後ろから差す競馬も見られますが、先行して好位につける競馬が理想の形。今回も前に行く馬を見ながらレースを進める形になると思われます。
オメガパフュームは左回りコースが大きな課題。18年1月のデビュー以来、13戦6勝、2着3回、3着2回。右回りコースでは3着以内を外していません。しかし、左回りコースでは4戦して勝利なし。18年チャンピオンズカップは5着に敗れています。
前走、JBCクラシックが行われた浦和競馬場は左回り。これまで左回りの最高着順は3着でしたが、2着に上げることができました。言うまでもなく力は最上位クラス。苦手コース克服の兆しが見えている今ならば、勝利できるチャンスはあります。
G1馬復権へ~ゴールドドリーム&インティ
17年チャンピオンズカップの覇者・ゴールドドリーム(牡6)。16年の同レースからG1しか走っていません。しかも17年の同レース勝利以降に出走したG1全てで3着以内。年齢を重ねても力の衰えを感じさせない走りが続いています。
休み明けの前走・マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1、盛岡、ダート1600m)は3着。ひと叩きして2年ぶりのチャンピオンズカップ制覇を狙います。今回は年下の馬たちに注目が集まっていますが、この馬の安定感を見過ごすことはできません。
19年2月のフェブラリーステークス(G1、東京、ダート1600m)を制したインティ(牡5)。7連勝で一気にG1制覇を成し遂げましたが、その後は3連敗。5月のかしわ記念(Jpn1、船橋、ダート1600m)でゴールドドリーム、6月の帝王賞(Jpn1、大井、ダート2000m)ではオメガパフューム、チュウワウィザードに敗れました。
前走、みやこステークス(G3、京都、ダート1800m)では、同じく逃げの戦法をとった馬たちと序盤から競り合って失速。他馬と接触する不利も受けて15着に沈みました。今回は勝手知ったる主戦の武豊騎手に手綱が戻り、競り合うことなく単騎逃げの形が予想されます。マイペースの逃げで復活となるでしょうか。
無敗の3歳馬が厚い壁に挑む~クリソベリル
今回最大の注目馬といえる5戦5勝のクリソベリル(牡3)が強豪ダート馬撃破を狙います。
ダートG1で2勝を挙げたクリソライト、宝塚記念とエリザベス女王杯を制したマリアライトを兄姉に持つ良血馬。18年9月のデビュー戦は7馬身差の圧勝。19年9月の日本テレビ盃(Jpn2、船橋、ダート1800m)まで5連勝しています。
5戦合計で2着に付けた差は26馬身。タイムにすると4.6秒。全てのレースで3馬身以上後ろを離し、1秒近い差でゴールしています。
7月のジャパンダートダービー(Jpn1、大井、ダート2000m)を制するなど同世代には敵なしですが、前述のダートG1ホルダー4頭とは初対戦。日本テレビ盃で古馬相手に危なげなく勝利したとはいえ、連勝してきたこれまでのレースと比べても相手のレベルは格段に上がります。勢いに乗って厚い壁を打ち破ることができるのか。真価が問われる一戦です。
最後に個人的見解ですが、ここまで名前を挙げた5頭の力が抜けていると見ています。中でもJBCクラシック組のチュウワウィザードとオメガパフューム、さらにゴールドドリームの安定感を評価したいと思います。
すんなり先行できればインティの残り目も大いに考えられます。クリソベリルは、どこまで力が通用するか未知数。あっさり勝つ可能性もあるとは思いますが、今回は古馬を上位に取ります。
あくまで3着争いですが、内枠に入った差し馬のタイムフライヤー、モズアトラクションの2頭を抑え評価です。
今回はここまで。
次回から気は早いですが、12月22日に行われる有馬記念について取り上げます!
参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト