【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」 桜の舞台で2頭の牝馬が花開く~大阪杯

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G1レース2勝目を狙うクロノジェネシス。鞍上の北村友一騎手は連覇が懸かる (撮影・おかだ、19年オークス)

こんにちは!
競馬ページ担当の おかだ です!

このページでは、競馬観戦歴10数年の、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。

3月29日、中京競馬場で行われた高松宮記念(G1、芝1200m)は、逃げたモズスーパーフレア(牝5)が優勝。1着入線のクリノガウディー(牡4)が、他の馬の走行を妨害し、妨害がなければ被害馬が先に入線していたと認められたため降着となり、順位が繰り上がりました。

同日は無観客開催というだけでも普通ではない状態でしたが、雪による中山競馬の中止、そして無観客でG1が行われた上、まさかの1着馬降着。1日に1つでも発生すれば大きな出来事ですが、まとめて来るとは想像もつきませんでした。

波乱の幕開けとなった春のG1シーズン。今週は4月5日、阪神競馬場で大阪杯(G1、芝2000m)が行われます。引き続き、無観客開催です。

次週に桜花賞(G1)を控える阪神競馬場。若き牝馬の晴れ舞台を前に、かつて桜の舞台で涙をのんだ2頭の牝馬が、牡馬を相手にG1制覇を狙います。

 

 

 

 

牡馬撃破でさらに前進~クロノジェネシス

前走、2月の京都記念(G2)を勝利して臨むクロノジェネシス(牝4)。デビューから全レースで手綱を取る北村友一騎手は、大阪杯連覇が懸かります。

全9戦、馬券圏内の3着以内を外したレースは1回だけ。安定感が光ります。

2019年の牝馬クラシック、桜花賞はグランアレグリア、オークスはラヴズオンリーユーに敗れ、いずれも3着。最後の1冠となった秋華賞は、約5カ月ぶりの実戦ながら、最後の直線で力強く抜け出し、G1制覇を成し遂げました。

エリザベス女王杯ではラッキーライラックなどに先着を許しましたが、20年最初のレースとなった京都記念は、雨が降る中、先行する競馬で危なげなく勝利。プラス12キロの馬体とともに成長を感じさせる内容で、今回のG1挑戦に弾みをつけました。

相手は前走よりもレベルアップ。一線級の牡馬とは実質、初対戦と言ってもいいでしょう。

しかし、秋華賞の勝利を見ても、内回りの2000mはピッタリ。以前よりも、安定して先行する競馬ができていることもプラスです。

強敵揃いですが、充実期を迎えた今ならば、十分に勝ち負けは可能と見ます。


復活を遂げた2歳女王~ラッキーライラック

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エリザベス女王杯で復活を遂げたラッキーライラック。今度は牡馬撃破なるか (撮影・おかだ、19年中山記念)

2019年秋に見事復活を果たしたラッキーライラック(牝5)。今度は牡馬撃破に挑みます。

2歳女王として有望視されましたが、3歳時はアーモンドアイの大きな壁に阻まれ、4歳になった春も勝ち星に恵まれず、同期の牝馬たちとの差は広がったかに思えました。

19年11月のエリザベス女王杯(G1)。インコースから最後の直線、内から1頭、突き抜けました。これまでのラッキーライラックとは違ったように見えました。

エリザベス女王杯の勝利、そして香港ヴァーズ(G1)の2着と、かつての輝きを取り戻す走りで復活を印象付けました。

前走・中山記念(G2)は2年連続の2着。前を見ながらの競馬で、ダノンキングリーに先着されましたが、G1に向けての前哨戦としては申し分ない競馬でした。

久々のG1勝利から、順調にステップを踏んでいます。牡馬との対戦は3戦未勝利ですが、あっさり勝ってしまう場面があっても不思議ではありません。


G1タイトルがほしい牡馬たち

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G1初制覇を目指すダノンキングリー。無冠返上へ態勢は整ったか(撮影・おかだ、19年毎日王冠)

2頭の牝馬以上に、G1での勝ち星を求めている牡馬が何頭もいます。

ダノンキングリー(牡4)は、2019年G1に3回挑戦して3着、2着、5着。通算成績8戦5勝。3度の敗戦はG1ということになります。

力は十分G1で通用するところにいると思いますが、なぜか縁がありません。課題の輸送をクリアして、悲願達成といきたいところです。

19年の凱旋門賞(G1、フランス・パリロンシャン)11着。失意のフランス遠征から見事にカムバックしたブラストワンピース(牡5)も参戦してきました。有馬記念を勝利し、グランプリホースとして臨んだ2019年の大阪杯は6着。リベンジに燃えます。

2頭のダービー馬も復活の勝利が待たれます。18年ダービー馬ワグネリアン(牡5)。19年の最高成績は3着2回。そのうち1回が大阪杯でした。18年9月以来の勝利へ。今回は勝手知ったる福永祐一騎手に手綱が戻ります。

16年ダービー馬マカヒキ(牡7)は、過去2回の大阪杯でいずれも4着と上位に顔を出しています。まさしく3度目の正直。2020年は最年長馬として意地の走りに期待です。


それでは筆者の見解です。
本命はクロノジェネシス。枠は12頭中の12番枠で大外になりましたが、前目のポジションを取りに行くという意味では内の馬を見ることができて、さらに内に包まれるリスクが減るということで良いほうに考えたいです。

前走・京都記念のパドック、テレビの画面越しでも分かるくらいに馬体のボリュームアップが感じられました。2歳時の成績も含めて牡馬との対戦は負けがありません。相手強化でも今のクロノジェネシスなら通用するでしょう。

ラッキーライラックもクロノジェネシスと同等の評価。牡馬との対戦成績で1つ順番を下げましたが、クロノと甲乙つけがたい存在です。エリザベス女王杯のような鮮やかな競馬で、新たなG1タイトルを手にすることができるでしょうか。

その他ではダノンキングリー、ワグネリアン、ブラストワンピース。紹介していない中では、レッドジェニアル、ステイフーリッシュを押さえます。逃げて主導権を握る可能性のあるステイフーリッシュの前残りに注意したいです。


4月19日まで無観客開催

最後は無観客開催について。JRAから4月19日までの開催を無観客で実施することが発表されました。

これまでは1週ごとに週末の開催について判断されてきましたが、今回は3週間分一気に決定。大阪杯はもちろん、桜花賞、皐月賞と3つのG1が無観客で開催されることになります。

無観客競馬が始まった2月29日、この頃はG1が始まる3月末、せめて4月には通常開催に戻れるかと思っていました。日に日に悪化していく新型コロナウイルスの感染状況を見ていると、やむを得ない判断です。しかし、一線級の馬が揃うG1を生で観戦できないことは本当に残念です。

4月19日は、中山、阪神春開催の最終日。福島開催は続きます。次の判断が決定される同25、26日の週は、東京、京都に舞台を移すタイミング。5月にはさらなるビッグレースが待っています。

不要不急の外出を避けて、テレビで競馬を見て、ウイルスから身を守る。もしかすると、競馬ファンは理想的な週末の過ごし方を実践しているのでしょうか。理想的かどうかは分かりませんが、とにかく一刻も早い終息を願うしかありません。




今回はここまで。
次週はいよいよ3歳クラシック、まずは牝馬の桜花賞(G1)です!



参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト