【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」3歳vs古馬 牝馬の頂上決戦・エリザベス女王杯

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秋華賞で念願のG1 制覇を果たしたクロノジェネシス。勢いに乗って先輩たちを倒せるか(写真は19年2月クイーンカップ制覇時に撮影)

こんにちは!
競馬ページ担当の おかだ です!

このページでは、競馬観戦歴10数年の、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。

先日、浦和競馬場で行われたJBC3競走を観戦しました。武豊騎手のJRA・地方交流G1完全制覇、地方馬Vの大波乱と続き、チュウワウィザードとオメガパフュームの激しい競り合いは見応えがありました。

1日にG1レース3つは、やっぱり豪華ですね。ダート戦線もG1レースが続いていくので、JBC上位馬の活躍も楽しみです!

さて、今週末11月10日のエリザベス女王杯(京都競馬場、G1、芝2200m)からは、毎週G1レースが行われます。1年の締めくくりに向かって、各カテゴリーで頂点を争います。

今回のテーマは「3歳vs古馬 牝馬の頂上決戦・エリザベス女王杯」。3歳G1路線のトップを走ってきた馬たちと何としてでもG1タイトルが欲しい古馬たちが激突します!

 

 

 

 

秋華賞Vから一気に古馬撃破へ~クロノジェネシス

天皇賞・秋(G1)を制し、香港で海外G1、2勝目を狙うアーモンドアイ。2018年のエリザベス女王杯から一気に海外G1まで勝利したリスグラシュー。そして海外G1を転戦するディアドラ。もはや日本のみならず海外の牡馬相手にも引けを取らない男勝りの牝馬たちは、今回出走しません。

別次元で戦っている馬が出てきたら簡単に勝たれてしまいそうですが、いないならば話は別です。どの馬にもチャンスは出てきます。中でも、3歳G1を制した2頭が中心です。

まずは、秋華賞を制覇して一気に古馬撃破を目指すクロノジェネシス。桜花賞3着、オークス3着、そして秋華賞1着と、3歳牝馬G1戦線で1度も3着以内を外さず、最後の1冠を手にしました。

秋華賞はオークス以来のレースになりましたが、内側に控えて脚をため、最後は進路を外に変えて力強く抜け出しました。落ち着いたレース運びはもちろん、馬体重もオークスと比較して20キロ増。惜敗していた春に比べて、心身ともに成長した姿を披露してくれました。

確実な末脚と安定感は、先輩牝馬の中に入っても全く見劣りはありません。春よりも充実している今ならば、あっさり勝ってもおかしくありません。

ぶっつけ本番で無敗女王へ~ラヴズオンリーユー

もう1頭の3歳馬・ラヴズオンリーユーは5月のオークス以来のレースになります。

3連勝で挑んだオークスは、先に抜け出したカレンブーケドールが押し切ろうとするところに、外からじわじわと脚を伸ばし、首差かわしてゴール。無敗でG1タイトルを獲得しました。

秋華賞との2冠を期待されましたが、右前脚の爪の炎症で回避。目標をエリザベス女王杯に切り替えて調整されてきました。

故障明け、久々の実戦で古馬との対戦と不安要素はありますが、底を見せていない点は魅力十分。直線の長い外回りで強力な末脚も生かせそうです。不安を吹き飛ばして無敗の女王を目指します。

先輩たちも負けていられない

アーモンドアイ、リスグラシュー、ディアドラ、4歳以上のトップ牝馬がいない中、古馬たちは3歳馬の挑戦を受けます。

古馬勢は距離延長の不安、勝ち星から遠ざかっている馬、G1では荷が重い馬、あらゆる面で少し足りないように思われる馬が揃った印象です。しかし、簡単に白旗を上げるわけにはいきません。

17、18年のエリザベス女王杯で連続2着のクロコスミア(6歳)。先行力を武器に2年連続で粘りました。今回は急遽、騎手変更となりましたが、レースとの相性は1番といえます。先手を取って、今年こそは先頭でゴール板を駆け抜けたいところです。

もう1頭、古馬勢のダークホースとしてウラヌスチャーム(4歳)を挙げます。重賞勝ちはありませんが、2019年出走した牝馬限定重賞は3戦とも掲示板に入る善戦。前走・京都大賞典(G2)は7着。前残りの展開で力を発揮できずに終わってしまいました。

2018年末から2019年初めに初の日本競馬参戦で活躍し、今週から再び日本で騎乗する英国のトップジョッキー、オイシン・マーフィー騎手が騎乗。マーフィー騎手とは1月のレースでコンビを組み、勝利しています。牝馬どうしの対戦に戻って距離不安もなし。心強いパートナーを迎えて一発を狙います。

いろいろと紹介しましたが、個人的な見解は3歳馬優勢です。クロノジェネシスラヴズオンリーユー、そしてもう1頭の3歳馬・シャドウディーヴァも侮れません。古馬勢は名前を挙げたクロコスミアウラヌスチャームに期待します。



最後に、筆者の地元である福島では、G1レースの裏で福島競馬場19年ラスト重賞、福島記念(G3)が行われます。

2019年も実力馬から福島巧者まで多士済々なメンバーが揃いました。どの馬から狙っても妙味十分ですが、ここでは3頭を推奨します。

福島コースは2着続き。今度こそ勝利したいコース巧者クレッシェンドラヴ
先行力が武器。小回りコースなら勝機十分マイネルファンロン
4月に今回と同条件の福島芝2000mで勝利。こちらも先行力で巻き返し必至レッドローゼス

ステイフーリッシュ、ミッキースワロー、リリックドラマ、マイネルサージュなどなど
名前を挙げたらキリがないので、この辺にします!



今回はここまで。
次回のテーマは「"ダノン"vsリピーター・マイルチャンピオンシップ」です!



参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト