【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」豪華メンバー集結!天皇賞・秋

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東京競馬場のパドック。天皇賞・秋当日はG1馬がズラリと揃います。(写真は19年10月、観戦時に撮影)

こんにちは!
競馬ページ担当の おかだ です!

このページでは、競馬観戦歴10数年の、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。

さて、先日の菊花賞はワールドプレミアが勝利!騎乗した武豊騎手は、昭和・平成・令和と3元号の菊花賞を制覇しました。

3歳馬は同世代のG1が終わり、先輩が立ちはだかる古馬G1戦線へ本格的に参戦します。今週末に行われる天皇賞・秋(G1、東京競馬場・芝2000m、10月27日)は、早くも3歳馬と古馬の頂上決戦となりそうです!

 

 

 

史上最多G1馬10頭参戦

2019年の天皇賞・秋が豪華な理由は、何と言っても「G1馬10頭参戦」!このレース史上最多のG1馬が出走することになります。

出走するG1馬とG1レース実績
※馬はゲート番号順、内枠から

・アーモンドアイ(牝4):19年ドバイターフ(UAE)を含む国内外で5勝
・ケイアイノーテック(牡4):18年NHKマイルカップ
・スワーヴリチャード(牡5):18年大阪杯
・アエロリット(牝5):17年NHKマイルカップ
・マカヒキ(牡6):16年日本ダービー
・ダノンプレミアム(牡4):17年朝日杯フューチュリティステークス
・サートゥルナーリア(牡3):19年皐月賞を含む2勝
・ワグネリアン(牡4):18年日本ダービー
・ウインブライト(牡5):19年クイーンエリザベスⅡ世カップ(香港)
・アルアイン(牡5):19年大阪杯を含む2勝

近年は海外G1挑戦や距離適性によるレースの使い分けなどがあり、ここまでG1馬が集結するレースは珍しいです。

この中から注目の馬を紹介していきます。

負けられない絶対女王~アーモンドアイ

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負けられないアーモンドアイ。再びウイニングランを披露することはできるのか。(写真は18年ジャパンカップ優勝後に撮影)

6月の安田記念(G1)から休み明けとなるアーモンドアイ。2019年は海外G1も制覇し、牝馬ながら15頭の挑戦を受けて立つ立場になります。

3月のドバイ遠征で、世界に強さを見せつけたレースから一転、帰国初戦となった安田記念は、スタートでの不利も影響して3着。

今回は改めてこの馬の強さを証明したい1戦になります。18年ジャパンカップ(G1)から前哨戦を使わず、19年3月のドバイターフ(G1)を制したように、十分に間隔を空けてレースに出走したほうが良いタイプです。

休み明けを気にせず、10頭のG1馬の中でも不安要素は少ないと考えますが、牝馬だけに、不利を受けた敗戦の影響がどこまで残っているかは未知数です。

ただ、これまでもあらゆる不安を吹き飛ばしてきた絶対女王。心配するほうが間違いかもしれません(笑)

17年ぶり3歳馬制覇へ~サートゥルナーリア

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先輩G1馬に挑戦するサートゥルナーリア。17年ぶりの3歳馬制覇なるか。(写真は19年日本ダービー、パドックで撮影)

菊花賞(G1)をパスして、先輩G1馬と初対戦となるサートゥルナーリア

前走、神戸新聞杯(G2)は同世代のライバルを寄せ付けず、2着馬に3馬身差をつけて圧勝。

今回は皐月賞(G1)、神戸新聞杯で手綱を取ったクリストフ・ルメール騎手がアーモンドアイに騎乗することから、フランスのトップジョッキー、クリストフ・スミヨン騎手に乗り替わります。

サートゥルナーリアの乗り替わり、といえば、2019年の日本ダービー。ルメール騎手が騎乗停止となり、他の騎手に乗り替わりました。

2歳時から気性面に難があり、日本ダービーの時は発走前から落ち着かない様子でした。スタートで後手を踏み、最後の直線は外から懸命に追い込みましたが結果は4着。単勝1.6倍の圧倒的人気に応えることはできませんでした。

課題の気性面、そして世界的に活躍するフランスのトップジョッキーとはいえ、この馬の乗り替わりは、決してプラスとは言えません。

絶対女王撃破、そして02年シンボリクリスエス以来の3歳馬制覇へ。サートゥルナーリア自身の課題を克服できるかが大きなポイントです。

勝っても驚けない馬ばかり

前述の2強に注目は集まっていますが、他の馬も勝っても驚けないくらい、主役になれる馬はたくさんいます。本来、主役とされても良い馬が波乱の立役者になってしまうような状態です。

ここでは、東京競馬場で実績のあるG1馬たちに注目します。2頭の裏に隠れてしまうようならば、不惑の一発があってもおかしくありません。
※カッコ内は東京競馬場での成績

スワーヴリチャード
(過去7戦2勝、2着2回、3着2回)
18年大阪杯(G1)以来、勝ち星から遠ざかっていますが、18年ジャパンカップ、19年ドバイシーマクラシック、宝塚記念は、いずれも3着とG1レースで常に好走を続けています。

2018年の天皇賞・秋は、スタートの出遅れが大きく影響して10着。ライバルは非常に手強いメンバーになりましたが、今回はスタートを決めてリベンジを果たしたいところです。

ワグネリアン
(18年日本ダービーを含む2戦2勝)
2018年のダービー馬、復活の勝利が待たれます。

アーモンドアイ、サートゥルナーリアよりも外の枠になりましたが、ダービーを勝った時も18頭中17番枠から勝利。外枠を気にする必要はありません。

得意の舞台、そして2018年出走できなかったこのレースで、輝きを取り戻すことができるでしょうか。

アエロリット
(全9戦5着以内、うち3勝、2着4回)
レースの鍵を握るこの馬も、現役屈指の東京巧者です。

スタートから先行して、他馬を寄せ付けない形に持ち込む、まさに「肉を切らせて骨を断つ」レーススタイルは、牝馬ということを忘れさせます。

2000mは少し長い気もしますが、先行してマイペースに持ち込むことができれば、ライバルたちを一蹴する場面があっても不思議ではありません。



最後に個人的予想と見解を。
2強とされるアーモンドアイ、サートゥルナーリアについては、 アーモンドアイ優勢とみます。大崩れが考えにくいのはこちらでしょう。

東京競馬場が得意なG1馬3頭も上位評価です。
中でもアーモンドアイと同様、内枠に入ったスワーヴリチャードには逆転まで期待します。

もう1頭、G1馬ではありませんが、東京競馬場を含む左回り3戦3勝、ユーキャンスマイルの豪脚とコース適性も魅力です。



今回はここまで。
次回のテーマは「天皇賞・秋回顧&JBCプレビュー」の予定です!



参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト