【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」天皇賞・秋回顧&JBCプレビュー

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令和初の天皇賞。ゴール板を先頭で駆け抜けた馬は。(写真は天皇賞・秋観戦時に撮影)

こんにちは!
競馬ページ担当の おかだ です!

このページでは、競馬観戦歴10数年の、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。

今回のテーマは「天皇賞・秋回顧&JBCプレビュー」。早速、10月27日に行われた第160回 天皇賞・秋を振り返ります!

 

 

 

 

10万人超の観衆 レース前から大きな期待

G1馬10頭が参戦した、令和初の天皇賞。豪華メンバーによる一戦を目にしようと、集まった観客は10万人超。第1レースのファンファーレ直後から大きな歓声が上がり、大一番の数時間前から既に期待感が高まっていました。

午後3時頃、パドックには既に何重もの人垣ができていました。アーモンドアイ、サートゥルナーリアなど、多くのG1馬が集まったパドックに観客の視線が集まりました。

馬場入場時には1頭1頭に大きな声援が送られ、スタートを待っていたスタンドは、もはや身動きが取れないほど人が集まっていました。

2018年の天皇賞・秋も観戦していましたが、2019年は熱気、高揚感、あらゆることが2018年を上回っていたように感じました。

午後3時40分、生演奏のファンファーレが東京競馬場に響き渡り、いよいよスタートです。

ライバルも脱帽 強すぎたアーモンドアイ

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6月の敗戦から久々のレースとなったアーモンドアイ。盤石の競馬で強さを見せつけた。(写真は天皇賞・秋観戦時に撮影)

レースは戦前の予想通り、アエロリットがペースを作りました。有力馬のうち、サートゥルナーリア、ダノンプレミアムが積極的な競馬でアーモンドアイよりも前のポジションを取りに行きました。

アーモンドアイはサートゥルナーリアなど有力馬を見ながら内側に控え、5、6番手の位置をキープ。あとは勝負所で抜け出すだけでした。前半1000m通過は59秒。よどみない流れで最後の直線を迎えます。

脱落する先行馬を尻目に、ダノンプレミアム、サートゥルナーリアが先にアエロリットを捉えましたが、最内から1頭、アーモンドアイが力強く、並ぶ間もなくあっさりと抜け出しました。

2着ダノンプレミアムとの差は3馬身、決定的な差です。優勝タイムは1分56秒2。11年にトーセンジョーダンが記録した1分56秒1のレコードタイムに0.1秒差でした。

2強の一角とされたサートゥルナーリアは6着。ダノンプレミアムと同じような位置でレースを進めましたが、最後は着順を落としました。レース前から落ち着かない様子を見せて、気性面の課題を克服することができないままレースを終えました。

置き去りにされたライバル馬たち。10月28日付の日刊スポーツによると、敗れた馬たちの騎手や調教師らが、アーモンドアイの強さを「化け物」などと表現し、脱帽でした。アーモンドアイを管理する国枝栄調教師ですら「おっかない」と言うほどです。

気になるアーモンドアイの次走は、
ジャパンカップ(11月24日、東京競馬場、G1、芝2400m)
香港カップ(12月8日、シャティン競馬場、G1、芝2000m)
のいずれかが予定されています。

この記事が更新された時に決定していたら申し訳ありません。ジャパンカップは連覇、香港カップは海外G12勝目を狙うことになります。世界も注目する絶対女王、楽しみは膨らむばかりです!

ダートの祭典JBC 中央・地方の実力馬が激突

さて、今週は土・日の中央競馬はもちろん、祝日の月曜日11月4日にはダートの祭典JBC競走、3つのJpn1(外国招待馬が出走できないG1)レースが浦和競馬場で行われます。

ダート競走、地方競馬の発展を目的に01年から始まったJBC競走は、2018年、初めてJRAの競馬場である京都競馬場で行われました。

2019年は初開催となる浦和競馬場を舞台に、JBCクラシック(2000m)、JBCスプリント(1400m)、JBCレディスクラシック(1400m)の3競走が行われます。

メインレースとなるJBCクラシックは、6月に行われた帝王賞(Jpn1)の1着馬・オメガパフューム、2着馬・チュウワウィザードの再戦ムードです。同じ4歳世代でダート界の覇権を争う2頭。今後のダートG1戦線に向けても、お互いに負けられない一戦となります。

2頭の力は抜けていますが、懸念材料があるとすればオメガパフュームのコース適性です。浦和競馬場は左回りコースですが、左回りの成績は3戦して3着1回、残り2戦は着外と実績がありません。対するチュウワウィザードは、4戦して2勝、2着1回、3着1回と全て馬券圏内です。

実績ではG1級2勝のオメガパフュームになりますが、チュウワウィザードの逆転も大いに考えられます。ライバルを退け、悲願のG1級レース制覇に期待がかかります。

JBCスプリントは、女性騎手・藤田菜七子騎手が、コパノキッキングとともにG1級レース初制覇に挑戦。地元・浦和競馬所属のノブワイルドが、相性抜群のコースで中央の強豪馬を迎え撃ちます。

ちなみに、コパノキッキングの馬主はDr.コパこと小林祥晃氏、ノブワイルドの馬主はTUBEのボーカル・前田亘輝氏。こちらも大きな注目を集めそうです。

JBCレディスクラシックは、芝・ダートの短距離で活躍する牝馬が集結。レッツゴードンキ、ファッショニスタ、ヤマニンアンプリメの実力馬に、ダート転向で頭角を現してきたゴールドクイーン、3連勝で勢いに乗る3歳馬モンペルデュの新興勢力が挑みます。



今回はここまで。
次回のテーマは「3歳vs古馬 牝馬の頂上決戦・エリザベス女王杯」です!



参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト