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競馬ページ担当の おかだ です!
このページでは、競馬観戦歴10数年の、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。
10月4日に中山競馬場で行われたスプリンターズステークス(GⅠ)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗のグランアレグリア(牝4)が勝利。安田記念(GⅠ)に続くGⅠ連勝で、スプリント、マイル両方の頂点に立ちました。1頭だけ次元が違った最後の脚。ハイペースだったとはいえ、後方15番手から先頭まで届くようでは他の馬も敵いません。
さて、今回は18日から3週連続で行われるGⅠレース、秋華賞、菊花賞、天皇賞・秋の主役を紹介。いずれも「史上初」の偉業にリーチをかけた馬が出走します。
10日から始まる東京、京都、新潟開催で、限定的ではありますが観客の入場が再開。快挙達成の瞬間を目の前で見ることができるかもしれません。
観客入場は2月以来
競馬場に観客が戻ってきます。10日から東京、京都、新潟の各競馬場で、事前に指定席券を購入した人に限り入場が可能。1日あたりの発売席数は、東京、京都が通常の2割程度、新潟は4割程度となっています。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2月29日から無観客で実施。観客の入場は約7か月半ぶりとなります。マスクの着用や検温、本人確認などコロナ対策、さらには不正な入場を防止するための措置も取られます。
競馬場内も入場制限エリアが設けられ、パドックも最前列から一定の距離を空けることになります。
通常の状態に戻るにはまだ先になりますが、目の前で見られる状況が戻ってくることは大きな前進。秋から年末にかけてはビッグレースが目白押し。競争率は高くなりそうです。ちなみに開幕週の指定席抽選、筆者は見事に「落選」でした。
秋華賞 無敗の牝馬3冠に挑む
10月18日、京都競馬場で行われる3歳牝馬の3冠最終戦、秋華賞(GⅠ、芝2000m)。春に圧倒的な強さで桜花賞、オークスを無敗で制したデアリングタクト(牝3)が、史上初、無敗の牝馬3冠に挑みます。
これまで牝馬3冠を達成した馬は、メジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネ、ジェンティルドンナ、アーモンドアイの5頭。いずれの馬も無敗ではありません。
いくら能力が高くても、負けなしで秋を迎えることは至難の業。距離、馬場状態、気性の問題、レース展開。何かしら能力を発揮できない条件が出てきた途端に、思いがけず敗れてしまうことがあります。
デアリングタクトは過酷なレースを乗り切ってきました。追い込み一辺倒、キャリアの少なさ、距離経験などレースのたびに不安要素が挙げられたものの、結果的には能力が一枚どころか二枚も三枚も上でした。
詳細はレース当週の記事で触れますが、秋華賞の優先出走権をかけたトライアルレースは、春のGⅠで負かした馬が勝利。「一強」状態に変化はありません。春より不安要素は少なく、脅威となるライバルの出現もありませんでした。アクシデントなく普通に走れれば、あっさり3冠達成となるでしょう。
菊花賞 無敗3冠馬親子誕生へ
20年の3歳世代限定GⅠを締めくくる菊花賞(GⅠ、京都・芝3000m、10月25日)。皐月賞、日本ダービーを勝利したコントレイル(牡3)が、父ディープインパクトも成し遂げた無敗の3冠を目指します。
牡馬の3冠はこれまで7頭。その中で無敗だった馬は、シンボリルドルフ、ディープインパクトの2頭で、親子での記録達成は例がありません。
9月に行われた神戸新聞杯(GⅡ)。絶対に負けられない一戦は、ゴール前で流す余裕を見せつけながら危なげなく勝利。無事に6戦6勝、土つかずのまま大一番を迎えることになります。
牝馬同様、逆転できそうな馬は出てきていないと考えています。しかし、3000mは未知の距離。思わぬ伏兵に足元をすくわれる可能性はゼロではありません。
天皇賞・秋 芝GⅠ最多8冠再挑戦
最強牝馬の呼び声高いアーモンドアイ(牝5)。再び芝GⅠ8勝目の大記録に挑みます。
春はヴィクトリアマイル(GⅠ)の勝利で王手をかけ、キャリア最短となる中2週で安田記念に参戦しましたが結果は2着。19年も敗れていたレースでリベンジを果たすことはできませんでした。
秋の始動戦は天皇賞・秋(GⅠ、東京・芝2000m、11月1日)を予定。連覇がかかるレースで、前人未到の大記録に改めて挑戦します。間隔を空けて臨むことができ、安田記念より条件は好転。記録達成へ絶好の機会が巡ってきました。
今回は上半期のグランプリ宝塚記念(GⅠ)を制したクロノジェネシス(牝4)が参戦予定。有馬記念のリスグラシュー、安田記念のグランアレグリア同様、強敵は、またしても牝馬となりそうです。
過去に多くの名馬が跳ね返されきた8冠の分厚い壁。ジンクスを打ち破れるのか。連敗なく走り続けてきた最強牝馬としての威厳を保つためにも負ける訳にはいきません。
今回はここまで。
次回は秋華賞。主役は断然ですが、相手選びはひとひねり加えようと思います。
参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト