- Q.パラ柔道と健常柔道のルールの違いは何?
- Q.柔道衣の袖に縫い付けられている赤い円形マークは何を示す?
- Q.主審は「場外」をどのようにして選手に伝える?
- Q.パラ柔道の試合中にコーチに許されていることは何?
- Q.16年リオパラ代表の廣瀬悠と廣瀬順子の関係は?
- Q.パラリンピック3連覇した藤本聰が自宅で飼っている生き物は?
- Q.男子100キロ超級の正木健人が1日に食べる米の量は?
- Q.男子73キロ級の永井崇匡(たかまさ)の得意科目は?
- Q.ドイツ女子代表の双子、ブルシッヒツインズの姉カルメンの職業は?
Q.パラ柔道と健常柔道のルールの違いは何?
- ①試合時間が短い
- ②組み合った状態で始める
- ③体重別で競わない
②組み合った状態で始める
両選手が離れた状態で始める健常の柔道と違い、視覚障がい者だけで行われるパラリンピックの柔道の特徴は、両選手が互いの襟と袖を決められた位置でつかみ、組んだ状態から試合が始まること。最初の組み方には手の位置などに細かい規定があり、一度組み合ったら、主審が「はじめ」を宣告するまでそのまま待つ。動けば、「指導」が与えられる。
Q.柔道衣の袖に縫い付けられている赤い円形マークは何を示す?
- ①全盲
- ②親日家
- ③赤組
①全盲
全盲の選手は、試合の最中に場外に出てしまった時に、場内中央へと戻る際の移動の介助が必要。主審が全盲であることを認識しやすいように、柔道衣(白、青とも)の両袖外側に、直径7㎝の赤い円形のマークを縫い付けなければならない。聴覚障がいのある選手は、黄色い円形マークもつけている。
Q.主審は「場外」をどのようにして選手に伝える?
- ①柔道衣を引っ張る
- ②足を踏む
- ③「場外、場外」と声を出す
③「場外、場外」と声を出す
選手が場外まで畳1枚程度の距離に近づいた場合、主審は畳の中央へ移動して「場外」と繰り返し通告し、その声の方向へ選手を移動させるようにする。もし場外に出た場合は、中央に戻って組み直しとなる。主審の声を無視して場外で試合を続行した選手は、「指導」となる場合がある。
Q.パラ柔道の試合中にコーチに許されていることは何?
- ①コーチ席から選手に指示を与えること
- ②選手に水を与えること
- ③選手の柔道衣を正すこと
①コーチ席から選手に指示を与えること
試合中、コーチがコーチ席から選手に指示を与えることが認められているのも、五輪の柔道とは違う点。選手の目の代わりとなり、視覚からの情報を補うようなコーチングは行ってもよい。特に、残り時間についての情報などは選手にとって重要となる。五輪の柔道では、試合が止まっている間のみ選手に対して指示を与えることができるが、試合中は選手に対して指示を与えることが許されていない。
Q.16年リオパラ代表の廣瀬悠と廣瀬順子の関係は?
- ①親子
- ②兄弟
- ③夫婦
③夫婦
16年リオでは日本パラ史上初となる夫婦での同時同競技出場が実現した。夫の廣瀬悠(はるか)は男子90kg級に出場。選手として20年東京を目指すかたわら、現在は妻・順子のコーチを務める。妻の順子は女子57kg級で、パラ柔道女子日本初の銅メダルを獲得した。2人の出会いは13年の米国での大会遠征。15年12月に順子からのプロポーズで結婚した。
Q.パラリンピック3連覇した藤本聰が自宅で飼っている生き物は?
- ①カブトムシ
- ②熱帯魚
- ③ハムスター
②熱帯魚
96年アトランタから5大会連続メダルを獲得した男子66キロ級の藤本は、96年から3連覇の偉業も成し遂げた。自宅リビングにはライトアップされた水槽があり、中では熱帯魚が泳いでいる。練習で疲れきった体と心を癒してくれるという。ちなみに、前出の廣瀬悠、順子夫妻はうさぎを飼っている。
Q.男子100キロ超級の正木健人が1日に食べる米の量は?
- ①3合
- ②6合
- ③9合
②6合
身長190センチ超、体重150キロ超の肉体を誇る正木は、12年ロンドンで金、16年リオで銅メダルを獲得した。普段は自炊をしていて、1日に食べるは米の量は6合。太りやすい体質のため、大会に向けて減量したい場合は、1日3合に抑えるという。
Q.男子73キロ級の永井崇匡(たかまさ)の得意科目は?
- ①国語
- ②英語
- ③数学
③数学
19年12月の全日本73キロ級うで優勝した永井は、20年東京の日本代表、さらにはメダルに最も近い存在といわれている。小さい頃から算数やパズルが大好き。数学は答えが1つなのに、さまざまなアプローチがあるところが魅力だという。柔道にも「こうしたらこうなるんじゃないか」という試行錯誤があり、特に寝技は論理的思考が必要という点で共通しているとか。2桁の掛け算も暗算でこなせる。
Q.ドイツ女子代表の双子、ブルシッヒツインズの姉カルメンの職業は?
- ①菓子職人
- ②消防士
- ③警察官
①菓子職人
ドイツでは「パラ柔道=ブルシッヒ(Brussig)ツインズ」と認識されるほど人気の双子姉妹。先天性の弱視で、姉のカルメン(Carmen)は女子48キロ級、15分差で生まれた妹のラモーナ(Ramona)は女子52キロ級のドイツ代表。12年ロンドンではそろって金メダルを獲得した。普段はドイツ在住のラモーナに対して、カルメンはスイスのラーヘンに10年以上在住。修行を経て、菓子職人として働いている。
(mimiyori編集部)