【パラスポーツ】ボッチャ=「火ノ玉JAPAN」エース杉村が東京パラ決勝の再戦で銀メダル/新設の女子クラスで藤井も銀

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火ノ玉JAPANのメンバー(写真=一般社団法人日本ボッチャ協会プレスリリースより)

ボッチャの東京2020パラリンピック後初となる国際大会「Fazza アジア・オセアニア地域選手権」が、11月12~20日(現地時間)にかけてアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイで開催された。

個人4クラスが男女別となった今大会は、タイをはじめ、強豪ひしめくアジア地区の争い。東京パラリンピックで男子個人BC2クラスで金メダルを獲得した杉村英孝(伊豆介護センター)は、決勝でワッチャラポン・ボンサー (タイ)に敗れて銀メダル。

女子BC1の藤井友里子(アイザック)、男子BC3の高橋和樹(フォーバル)も銀メダルを獲得し、火ノ玉JAPANは3年後のパリ大会に向けて好スタートを切った。

 

 

 

日本のエース杉村英孝は銀メダル!

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個人戦男子BC2決勝で投球する杉村選手(右)。左はタイのワッチャラポン・ボンサー(タイ)(写真=一般社団法人日本ボッチャ協会プレスリリースより)

日本のエース杉村英孝は、金メダルを獲得した東京2020パラリンピックの実力そのままに、個人男子BC2の決勝に進出。しかし、決勝では強豪タイのワッチャラポン・ボンサー に2-10で敗戦。銀メダルにとどまった。

決勝の相手ボンサーは世界トップクラスの選手で、杉村が東京パラリンピック決勝で倒していた。当時は杉村がミスのない完璧な試合運びで完封勝利。2人の実力は拮抗しており、今回はボンサーに軍配が上がった。

これまでボッチャの覇を競い合ってきたタイと日本。杉村とタイ選手の〝名勝負数え唄〟はこれからも続いていく。

 

火ノ玉JAPANは計3つの銀メダルを獲得

エース杉村のほかにも、女子BC1の藤井友里子、男子BC3の高橋和樹が銀メダルを獲得した。

今大会で障がい別の各クラスが男女別でも行われ、女子BC1で藤井はYee Ting Jeralyn Tan(シンガポール)に2-3の1ポイント差で惜敗。男子BC3決勝では、髙橋がBC3ペアの東京パラリンピック王者であるチョン・ホウォン(韓国)に0-9で黒星を喫した。

金メダル獲得とはならなかったものの、タイをはじめハイレベルなアジア地域選手権で銀メダル3個獲得という好成績。東京パラリンピックでの躍進から約2か月半。火ノ玉JAPANの勢いはまだまだとどまることを知らない。

 

24年パリ大会にむけて

東京2020パラリンピック、そして今回の2021アジア・オセアニア地域選手権で好成績を収めてきた火ノ玉JAPAN。現在の目標は3年後の2024年パリ大会だ。

パリ大会では今大会同様、これまで男女混合だった個人戦が男女別になる見通しで、女子のエース・藤井が今回獲得した銀メダルは大きな意味を持つ。

(mimiyori編集部)

 

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