2021年も締めくくりの時期となってきた。果たして、日本にとってどんな年だったのだろう。
ゼネラルリサーチ株式会社がこのほど、全国20~60代男女を対象に実施した調査を基に、「2021年下半期ヒット・トレンド&2022年上半期ヒット・トレンド予測」を発表した。
21年下半期ヒット・トレンドには「ポイント投資」「マリトッツォ」などが選ばれた。22年にヒットが予測された「マイ活」とは?
解説付きで一挙ご紹介!
2021年下半期:大谷翔平選手がまたもやランクイン!
「2021年下半期ヒット・トレンド&2022年上半期ヒット・トレンド予測」とは、9つのジャンルのそれぞれ第1位に輝いたヒット・トレンドを、野球に見立ててポジション分けしたものだ。
早速、2021年下半期の〝ベストナイン〟を見ていこう。
【2021年下半期の“ベストナイン”】
投手(趣味・遊び):昭和・平成レトロ
捕手(資産形成):ポイント投資
一塁(働き方):リモートワーク
二塁(美容機器):美容シャワーヘッド
三塁(家電):ワイヤレスイヤホン
遊撃(おもちゃ):ゲームアプリ・ソフト
左翼(おうち時間):ネット動画の視聴
中堅(食品):マリトッツォ
右翼(アプリ):動画配信アプリ
DH(スポーツ):大谷翔平(野球)
【投手】昭和・平成レトロ
さまざまな球種で相手打者を抑え込む「投手」には、多彩な文化の来し方行く末を象徴する「昭和・平成レトロ」が選ばれた。
西武園ゆうえんちのリニューアルは、昭和の商店街を再現するなど話題になった。ほかにもキャラクター、ファッション、ゲームと幅広いモノ・コトでレトロブームが起きたそうだ。何より平成がレトロと言われる時代になったことに驚きを隠せない。
【捕手】ポイント投資
野球では扇の要。しっかり者が多い印象のある「捕手」には、貯めたポイントで投資を行う「ポイント投資」となった。
楽天やLINE、dポイントなどで元手ゼロで始められるため話題に。コロナ禍の将来不安や、老後2000万円問題で、資産形成を意識し始めた人も多かったのでは。
2021年下半期:〝内野〟はコロナ時代の生活変化
【一塁】リモートワーク
えてして打線の中心選手が務める一塁には、家庭の経済を担う働き方から「リモートワーク」が選出された。
働き方として定着してきたと言われるが…。緊急事態宣言の解除で、現実はそうもいかない?
【二塁】美容シャワーヘッド
一、二塁間を抜けそうな打球にひとっ飛び。華やかなプレーも多い二塁には、美容関係がピックアップされた。
おうち時間を豊かにする美容機器として、シャワーヘッドがランクイン。シャワーヘッドといえば、筆者は20年12月に放送されたテレビ番組で、嵐の大野智さんが欲しがっていたことを思い出して、懐かしくなった。
【三塁】ワイヤレスイヤホン
攻守でチームの中心を務める三塁は、持っている人も多いだろう「ワイヤレスイヤホン」だ。数年前から浸透しているが、「ハイレゾ音源」や「ノイズキャンセリング機能」といったように毎年アップデートされているため、ランクインしたそう。
【遊撃】ゲームアプリ・ソフト
内野では最も華やかなポジションである遊撃はゲームアプリ。「ウマ娘 プリティーダービー」「プロジェクトセカイ カラフルステージ!fert.初音ミク」、ソフトでは「桃鉄」や「ポケモン」などが人気を博した。
2021年下半期:〝外野〟はみんなが知ってるアレ
【左翼】ネット動画の視聴
強打者が務めることが多い左翼は、自宅で過ごす時間を支えてくれた〝主力級の趣味〟だ。おうち時間を過ごす中で、YouTubeやNetflixといったネット動画サービスは、生活に欠かせないものになってきている。
【中堅】マリトッツォ
守備範囲の広い中堅は、みんな大好き「スイーツ」。イタリア発祥の、パンにクリームを惜しみなく挟んだ伝統的なお菓子「マリトッツォ」が食品代表に。
【右翼】動画配信アプリ
動画配信アプリ「TilTok」は、動画内で紹介された商品が話題になる「TikTok売れ」が起こった。一般人の動画が消費を動かすのは、今後も続きそうだ。
【DH】大谷翔平(野球)
米・メジャーリーグで投手と打者の二刀流で活躍を続け、ア・リーグMVPに選出された大谷選手。新語・流行語大賞の年間大賞も「リアル二刀流」「ショータイム」の二刀流で受賞した。
続く第2弾では、22年のヒット予測についてご紹介!
(つづく=mimiyori編集部)
詳細:
「2021年下半期ヒット・トレンド&2022年上半期ヒット・トレンド予測」に関する無料調査レポート | 市場調査・マーケティングリサーチならゼネラルリサーチ