2023年卒の新卒採用に向けた就職広報活動が22年3月1日、解禁された。22年4月に大学4年を迎える学生たちは今、就職活動にいそしんでいる。
この世代は大学2年の春に新型コロナウイルス禍に見舞われ、大学生活の大半をリモート授業で過ごしてきた。
人とのつながり、情報収集に制約を課された学生たちは、いかなる心構えで就活に臨むのか。
都内のトップクラスの大学に通う新4年生の女性が、コロナ時代に就活を行う上でストレス解消方法をご紹介。前編では「食」について、そして今回の後編は、自宅にこもりがちとなるコロナ時代の就活で必要な「運動と癒し」について。
家にこもりがちなコロナ時代の就活は「運動」を
運動といえば、私は健康グッズと朝の運動にハマっている。
運動自体嫌いなわけではなく、散歩は大好きなのだが、寒くなってくると家から出るのがおっくうになる。また、忙しくて外出どころじゃない日もあるだろう。
そんな時におすすめなのが、着圧の5本指ソックスと、かかとがないスリッパだ。
着圧ソックスは、締め付けが強すぎなくて長く履いていられるものを選ぶといい。きつすぎるとすぐギブアップしてしまう。
かかとがないスリッパ、通称「ダイエットスリッパ」も、実際にお店で試してみることをおすすめする。ネットで見定めて購入したつもりでも、すぐにへたってしまった。
ダイエット効果というよりは、座り続けてパンパンにふくれた下半身・ふくらはぎを、スリッパを履いて歩くだけで刺激してくれるのが心地いい。
テレビで体操をはしご
朝の運動と言っても、早朝のラジオ体操とかではない。
朝10時前後のテレビ番組をはしごするのだ。
9時55分からはNHK、終わったらTBSにチャンネルを変え、体を動かす。
母からは「主婦、というより老後のおばあちゃんみたいな生活だね」と言われたが、気にしない。私の貴重な運動時間なのだ。
犬を飼った
愛犬とは夏に出会った。
犬ってすごい。
いつもはイタズラばかりしてくるのに、私が泣きそうな顔をしているとスッと寄り添ってくる。そして元気になると、「私のおかげでしょ?」と言わんばかりに、いつも以上に甘えてくる。それがまた愛おしい。
コロナ禍を切り抜けられたインターン
また、いつも体調を気遣ってくれ、いつでも相談してきていいんだからねと言ってくださる社長もいる。ダメダメだった私を見捨てることなく、さまざまな仕事に挑戦させてくださった。
コロナ禍でも腐らなかった一番の要因は、週2回のインターンが楽しくて、やりがいがあり、一緒に働く方々に恵まれていたからだと考えている。2年間、本当にありがとうございました。
うまくいかなくても全否定ではない
気づいたのは、就活で人生が決まるわけではないということ。
でも今、一生懸命頑張らなければ、いつか後悔するだろうなということも感じる。
もしできるだけのことをして、就活がうまくいかなくても、私の生きてきた証が否定されたわけではなく、縁がなかっただけ。
大切なもの、大切な人はいつでも近くで応援してくれていることを忘れないようにしたい。
(五島由紀子/mimiyori編集部=この項おわり)