2021年のクリスマス、あなたはどう過ごしますか。
友人や大切な人と過ごす方もいれば、1人で過ごす予定の方もいるだろう。いわゆる”クリぼっち”だが、万年ぼっちの方はマンネリ化していたり、逆にぼっち不慣れの方は不安な思いもあるだろう。
そこで提案です。
クリスマスに○○して有意義な時間を過ごしませんか!
実践するかしないかはあなた次第。
前編は「外出しない場合」について。
外出するかしないか問題
外出すると、否応もなく街のクリスマス感に触れることになる。
商店街に出ればイルミネーションにクリスマスソング、コンビニでも装飾にクリスマスソング、しまいには、灯油販売車の音楽までクリスマスソングに聞こえて、イラッと来てしまう人もいるかもしれない。
それが嫌だからと言って、自宅に“立てこもる”のはそれもそれで身体的にも精神的にも不健康である。どうしたものか…
そんな方々に朗報だ。
ぼっちでも有意義な時間は過ごせる。もちろん1人で有意義な時間を過ごすことのプロフェッショナルも大勢いるし、今の時代推しの動画やライブDVDを見たり、好きな映画を観たり、美味しいものを食べたりしていれば、自然と時間は過ぎる。
でも、今回は一風変わった、ぼっち時間、ぼっちクリスマスの過ごし方を考えていきたい。
外出しない場合:年賀状を書く それもオール手書き
年賀状は出さないという人や、出しても数枚という人も多いだろう。そういう人にこそお勧めしたいのが、年賀状を手書きで書くことだ。
枚数も少なく、親しい人にしか送らないのであれば、労力も半減。せっかくだから自分の個性を出していこうではないか。
まずは年賀状と筆ペン、筆ペン練習帳でも購入しよう。購入は、街が本格的なクリスマスモードになる前、つまりなるべく早めに購入しておくことをお勧めする。失敗するかもしれないので年賀状は予定よりも多めに、筆ペンは細い筆ペンを買っておこう。
次に練習。じっくり字を書くことだけに時間を費やす。
デジタル化が進む昨今、ペンを正しい持ち方で握り、文章を味わいながら、書道をたしなむのは、ある意味贅沢な時間だ。クリスマスイブから練習を始めれば、クリスマスの夜にはなんとか形になるだろう。
そして本番。年賀状に書いてみよう。住所は何か書けるはずだ。でも人様の名前となったとたん、一気に緊張が押し寄せてくる。
そんな時に思い出してほしいのが、この2日間の努力だ。
皆が浮かれ気分で誰かと街をほっつき歩いている時に、あなたは家で1人自分の時間を過ごしていた。また普段の生活では意識しなくなってしまった、字を書くことの楽しさ・魅力にも気づいたことだろう。
あなたは人として大きな成長を遂げたのだ。あとは自信を持って自分らしく記すだけだ。
年賀状を出す相手がいない場合の必殺技
年賀状を出す相手がいないという人は、自分宛に出すのはどうだろうか。
誰が見るわけでも、評価するわけでもない、自分による自分のための年賀状。
せっかくだから表面も手書きで。「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」でも書いたら、ぎっしり埋まることだろう。
誰かが送ってきた年賀状が字で埋まっていたら、何か呪いが込められてそうな気もするが、自分が送ったと分かっていれば、「ああ、クリスマスの時は若干病んでいたんだろうな。でも結構楽しかったな」とお正月にも楽しみができる。
もちろんハンコやペン、マスキングテープなどを使ったステキな年賀状を作るのも良い。ハンコを使えば、どんなにセンスのない人でも盛大な失敗はしないはず…
(つづく=五島由紀子 mimiyori編集部)