現役大学生の20代学習院高等科OBがおくる受験生の「この時期の過ごし方」。
前編では、過去問演習など勉強のことについて書いてきた。しかし、何かと心が折れそうになる受験勉強。メンタル面の対策も集中して勉強するためには不可欠だ。
そこで、後編では主に「息抜きの仕方」についてお伝えしていく。
この記事自体を1つの息抜きとして読んでいただければ。
学校では受験の話はしなくていい!
冬にもなると周りの友人もソワソワしだす。みんな、ほかの人が気になって探り合いをし出すのだが、これが結構しんどい。
ただでさえ、ナーバスになっている時に「この前、○○模試での偏差値がさあ」「△△大学の英語の長文問題が…」などの会話をするのは気がめいる。
だから、学校では受験の話をしなくていい!
筆者は大学付属高校の出身で受験をしない友人が多くいたため、部活動の話などを主にしていた。
いわゆる進学校に通っていると「受験をしない友人」をつくるのは難しいかもしれないが、そうはいっても皆息抜きがしたいはずだ。
ぜひ「推し」の話など、楽しく話せる話題を見つけてみよう。
「オン」「オフ」の習慣を身につけよう
「この時期は休んでいる暇なんかない!」
そう思っている方は要注意。大学入学共通テスト(筆者の時はセンター試験)が終わったタイミングで燃え尽き症候群になり、やる気がなくなる可能性がある。筆者の周りにもそういう人が少なくなかった。
だからこそ、一日の中でオン・オフをつくって長期戦に備えよう。
筆者は朝6時に起きて朝食を済ませた後、自宅で漢字・英単語の単純な勉強をした。予備校が開く9時に自習室に入ると、昼食をはさみながら、過去問演習やこれまでの復習をし、閉館する21時に帰宅し、夕食を食べた後は家では一切勉強しなかった。
ちなみに、この時期に電車の中でよく聞いていた曲がロックバンド「SEKAI NO OWARI」の「サザンカ」。優しい歌声と背中を押してくれるような歌詞で電車内でよく泣きそうになっていた。
最後に…受験は楽しんだ者勝ち!
ここまでいろいろと書いてきたが、結局のところ「受験をいかに楽しめるか」だ。
人生でこれだけ勉強することは多くないだろうし、さまざまな知識を知ることができるのは本来、知識欲を満たす楽しさがあるはずだ。
また、大学入学後は受験で得た英語や現代文、歴史の知識が生きてくることを実感できる。
受験勉強もあと少し。ぜひとも「受験が終わったらやりたいこと」「大学に行ったらやりたいこと」を考えながら、もうひと踏ん張り!頑張れ!受験生!
(mimiyori編集部・曽根佑太郎)