【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」 若き牝馬が未知の距離へ~オークス

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2冠に挑むデアリングタクト。勝てば史上2頭目、無敗の牝馬2冠(写真:山根英一/アフロ)

こんにちは!
競馬ページ担当の おかだ です!

このページでは、競馬観戦歴10数年の、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。

5月17日、東京競馬場で行われたヴィクトリアマイル(GⅠ、芝1600m)は、クリストフ・ルメール騎手鞍上のアーモンドアイ(牝5)が優勝。歴代最多タイの芝GⅠ7勝目を挙げました。

好スタートから先行して道中は4番手。前にいる馬を見ながら、抜け出すタイミングを計っていました。

最後の直線、ルメール騎手は手綱を持ったまま、外から他馬をかわしていきました。必死に追う馬たちをよそに颯爽と駆け抜け、4馬身差の圧勝。力が何枚も上でした。

筆者が本命に推したノームコア(牝5)は3着。若干、遅れたスタートだけが悔やまれます。かろうじて複勝は的中しましたが、アーモンドアイの強さは次元が違いました。勝ちパターンの競馬に持ち込まれたら手が付けられません。

さて、今週は3歳牝馬が主役。24日、東京競馬場でオークス(優駿牝馬、GⅠ、芝2400m)が行われます。4月に行われた桜花賞(GⅠ)から800mの延長で、ほとんどの馬が経験したことのない距離。最後まで対応できるかが勝負の分かれ目です。

成長途上、経験の浅い3歳牝馬にとっては過酷な戦い。無敗で2冠に挑む桜の女王、デビュー最速でオークス制覇に挑む新星、桜花賞敗戦組もこのままでは終われません。

 

 

 

 

無敗2冠なら63年ぶり~デアリングタクト

桜花賞馬デアリングタクト。1957年ミスオンワード以来、史上2頭目、無敗の牝馬2冠に挑みます。

桜花賞の勝利で一気に世代のトップに躍り出ました。道悪、前残りの中、1頭だけ豪脚を披露。他を圧倒する競馬で1冠目を手に入れました。

距離が延びる2冠目。今回は最後の勝負所まで、どれだけ折り合いをつけて脚を溜められるかがポイントになります。

気性に課題を残しているため、レース序盤は馬群の中、位置取りも後ろに控えて、最後に思う存分力を発揮します。無理して前目のポジションに付けようとすると、前に行きたがって思うような競馬ができなくなる恐れもあります。

また、初の関東圏でのレースとなるため輸送もあります。気持ちが入りやすい馬にとっては大きな課題です。63年ぶりの快挙に向けては、さまざまなハードルをクリアしなければなりません。

桜花賞は80回、オークスも81回を数えますが、これだけ歴史がある中で無敗の2冠はたった1頭。たとえキャリアが少ないとしても、無敗でGⅠに挑む、そして勝つことがいかに難しいかを思い知らされます。

能力を疑う余地はありません。あとはいかに自分のリズムを守って走れるかだけです。デビュー戦からコンビを組む松山弘平騎手の手綱さばきも見どころです。


桜花賞から巻き返し

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距離延長は大歓迎のミヤマザクラ。名手を背に「満開」となるか(写真:おかだ、20年2月東京競馬場)

デアリングタクトに敗れた馬たちは、舞台を変えてリベンジマッチです。

逃げて3着に粘ったスマイルカナ。悪化した馬場を味方につけて最後まで食い下がりましたが、逃げ切ることはできませんでした。

未知の距離への挑戦になりますが、戦法に迷いはないでしょう。ペースメーカーが下克上を狙います。

4着クラヴァシュドールは、またも善戦止まり。最後の直線は内に進路を取りましたが、前に追いつくことはできませんでした。

今回は内の2番枠からスタート。距離のロスが少ないインコースを生かして、今度こそ1着、そしてGⅠタイトルを手に入れたいところです。

距離延長で注目したい5着ミヤマザクラ。2歳時からの距離経験、そして重賞を勝利した東京コースでの経験を生かすチャンスが来ました。

2000mで1勝2着1回。そして2月に東京競馬場で行われたクイーンカップ(GⅢ)を勝利。2400mは初めてですが、1800m以上の距離と東京コース両方経験していることは有利な材料。デアリングタクトにはない要素です。

初コンビとなる武豊騎手を鞍上に迎え、態勢は整いました。1強とは言わせません。


トライアル組は期待の新星

オークスへの優先出走権を懸けたトライアルレースは2つ。フローラステークス(GⅡ)とスイートピーステークス(OP、リステッド)です。

フローラステークスからは上位2頭をピックアップ。優勝したウインマリリンは、勝った3戦すべて2000m。正攻法の競馬で勝ち上がってきました。

先行力があり、抜け出してからも最後まで脚色は衰えず、他馬の追撃を振り切る力があります。差し、追い込みの有力馬相手にも引けを取らない存在です。

2着だったホウオウピースフル。前走は距離を伸ばして真価を発揮し、出走権を手に入れました。近走は全て東京コース。経験を生かして実績馬相手に一発を狙います。

スイートピーステークス覇者のデゼル。2戦2勝、底を見せていません。

3月15日に未勝利戦を勝ち上がり、5月3日に優先出走権を獲得。同24日、勝てばデビュー71日目で3戦無敗のGⅠ制覇となります。レース史上最少キャリアにして最速V、さらには母子の日仏オークス制覇まで、記録が目白押しです。

直線一気の脚はデアリングタクトを上回れるか。最内1番枠。後方待機の競馬を続けてきただけに、位置取りにも注目です。


それでは筆者の見解です。
本命はデアリングタクト。課題はありますが、やはり世代トップクラスの位置にいる馬を評価します。東京の長い直線で再び切れ味抜群の豪脚を繰り出して、63年ぶりの偉業を見届けられたらと思います。

ただし、先週までの東京芝コースは先行馬が有利でした。今週も同じような状況になれば、デアリングタクトの「差し遅れ」も想定する必要がありそうです。

そこで次点の上位評価は、先行できて距離にも対応できそうな2頭、ミヤマザクラウインマリリンです。本命馬よりは前のポジションでレースを進めると考えています。先に抜け出して1つでも上の順位に残ってほしいです。

以下、クラヴァシュドール、デゼル、そして過去10年で3頭の優勝馬を輩出している忘れな草賞の勝ち馬ウインマイティ―まで押さえます。ここに名前のない馬でも、桜花賞敗戦組を中心に押さえたくなる馬はいますが、この辺にしておきます。




今回はここまで。
次回は日本ダービー(GⅠ)。3歳馬の頂点が決まります!



参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト