お久しぶりです!
競馬ページ担当の おかだ です!
このページでは、競馬観戦歴10数年、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。
競馬の祭典に合わせて久々の更新です。5月30日、3歳馬の頂点を決める日本ダービー(東京優駿、GⅠ、東京・芝2400m)が行われます。2年連続で無敗の2冠馬誕生なるか。土つかずの王者に、新興勢力が待ったを掛けます。
無敗の2冠へ最内枠は盤石か~エフフォーリア
隙はないのか。無傷の4連勝で皐月賞(GⅠ)を制したエフフォーリア(牡3)。過去10年で2勝2着2回3着1回の最内1番枠をゲットして、無敗の2冠へ態勢は整ったように思われます。
皐月賞は2着馬に3馬身差の圧勝。先行してインコースをロスなく立ち回り、最後の直線入り口で前にいた馬をとらえて突き放す王道の競馬でした。
これまでのレースは、スローペースの恩恵を受け、位置取りが良かったことで勝てていたと考えることができます。先行力、最後に抜け出す脚は他馬より秀でているものの、ペースが上がらず厳しい競馬を経験していなかったことも事実です。
今回はバスラットレオンをはじめ、タイトルホルダー、バジオウ、タイムトゥヘヴンなど前に行きたい馬がそろいました。
経験したことのないハイペースになった時に対応できるのか。さらに、最内枠に入ったことで外から押し寄せて来る馬に進路を塞がれないか。東京コース2戦2勝と舞台は大歓迎でも、絶対的な存在とは言えません。
22歳、横山武史騎手は戦後最年少ダービー制覇に挑戦。打倒エフフォーリアを掲げるライバルからのプレッシャーをはねのけて、最高の栄誉ダービージョッキーの称号を目指します。
牡馬撃破で名牝の道へ~サトノレイナス
紅一点サトノレイナス(牝3)が、07年優勝のウオッカ以来、14年ぶりとなる牝馬ダービー制覇の偉業に挑みます。
阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞とGⅠでいずれも2着。白毛のソダシと2戦連続タイム差なし、ハナ、クビ差の大接戦を演じました。
最後の末脚は世代屈指。直線の長い東京への舞台替わりは好条件です。問題は1600m以上の距離経験がなく、牡馬との対戦もないこと。ウオッカはダービーまでにいずれもクリアしていました。
問題はもう1つ、「勝ち切れない」ことです。ソダシに先着を許したGⅠ2戦は、豪脚を披露して勝ちに等しい内容でした。それでも勝てなかった。スタートで若干、立ち遅れて序盤のポジション争いに加われなかったことも敗因の一つ。距離が長くなる今回は、多少のロスもカバーできる可能性があります。
牡馬との戦いという高いハードルを選択したことは、自信の裏返しとも言えます。新たな牝馬の時代を創る主役へ。初対戦の強力牡馬勢に立ち向かいます。
逆転候補は王者と未対戦の馬
3馬身以上の決定的な差をつけられた皐月賞の2着以下から逆転を望むことは厳しい状況。打倒エフフォーリアの有力候補は、ダービーを目標にステップレースを走ってきた馬たちです。
中でも、高速決着連発の春の阪神開催で行われた毎日杯(GⅢ)。勝ち馬シャフリヤール、2着グレートマジシャンが駒を進めてきました。同レースの勝ちタイム1分43秒9は、芝1800mの日本レコードタイ。2頭は同タイムでゴールし、シャフリヤールがグレートマジシャンの猛追をクビ差凌ぎ切りました。
シャフリヤールは2月の共同通信杯(GⅢ)でエフフォーリアに0.4秒差の3着。結果を残せなかった関東圏への輸送を伴う競馬で逆転できるかは微妙です。
グレートマジシャンは無敗の王者と未対戦で、東京コース2戦2勝。共同通信杯と同じ東京・芝1800mで行われた1勝クラスのレースは、エフフォーリアの勝ちタイムを1秒以上上回りました。
先行勢が多く、前に行く馬が崩れるようならば大いに出番があります。サトノレイナス同様、切れ味勝負の馬は持続力タイプのエフフォーリアにとって脅威。過去10年で6頭の優勝馬を出しているディープインパクト産駒が、台風の目となることは間違いありません。
それでは筆者の見解です。
本命はグレートマジシャン。前述の1勝クラスのレースを見た時からダービーでは外せない存在になると思っていました。個人的に期待していたオーソクレースが骨折で戦線離脱してしまったので、今回はこの馬から。打倒エフフォーリアの最有力候補です。
対抗はエフフォーリア。サトノレイナスは外の16番枠が痛手。1着なら相当な能力の持ち主ですが、ここは評価を下げます。他、エフフォーリアの隣からスタートして有利なインコースを進めそうなヴィクティファルス、先行勢の中で一番東京コース実績のあるバジオウまでが押さえです。
今回はここまで。
次回もお楽しみに!