【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」 3歳世代の勢力図変化はこれから

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春のGⅠへ期待の若駒が続々始動(写真:おかだ、20年10月撮影)※写真はイメージ

 

こんにちは!

競馬ページ担当の おかだ です!

このページでは、競馬観戦歴10数年、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。

 

今回は3歳世代について紹介。注目度の高い3歳GⅠ戦線は、20年に続いて定期的に取り上げます。現状では牡馬、牝馬ともに2歳GⅠで上位を占めた馬が有力。しかし、今後のレースで素質馬が続々台頭してくれば、勢力図は大きく変化しそうです。

 

 

 

 

牡馬は「1800m」の経験重視

 牡馬はホープフルステークス(GⅠ)を勝ったダノンザキッドが一歩リード。対抗格には同レース2着のオーソクレースなどが続きます。

 

2頭は皐月賞(GⅠ、中山・芝2000m、4月18日)と同じ舞台で行われたGⅠで好走。本番での活躍が期待されています。

 

近年の皐月賞は1800mで高いパフォーマンスを披露してきた馬が優勝もしくは上位に来ています。20年の3冠馬コントレイル、19年優勝のサートゥルナーリア、18年エポカドーロも1800mのトライアル2着。17年覇者アルアインは1800mの毎日杯(GⅢ)を勝利した勢いそのままに波乱を演出しました。

 

中でも、実力が問われる東京競馬場の芝1800mで実績のある馬が台頭しています。コントレイルにディーマジェスティ、ドゥラメンテ、イスラボニータなど。2歳時の東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ)や2月に行われる共同通信杯(GⅢ、東京・1800m、2月14日)を走った馬たちです。

 

共同通信杯は、連勝中のエフフォーリア、アルアインを兄に持つシャフリヤール、朝日杯フューチュリティステークス(GⅠ)2着のステラヴェローチェなど楽しみなメンバーが出走を予定しています。今後、前述の2頭を脅かす存在として名前が挙がってくるとすれば、共同通信杯の好走馬となりそうです。

 

もちろん、優先出走権をかけた弥生賞ディープインパクト記念、スプリングステークス、若葉ステークスも忘れてはいけません。ちなみに、ダノンザキッドは弥生賞か若葉ステークスから始動予定です。

 

 

混戦の牝馬 ツートップは桜直行

白毛馬初のGⅠ制覇で世代の頂点に立ったソダシ。この後は前哨戦を挟まず、3歳牝馬GⅠ第1弾、桜花賞(阪神・芝1600m、4月11日)への直行が決まっています。

 

実績ではソダシが抜けているものの、阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)で接戦を演じたサトノレイナスをはじめライバルが巻き返してくるはず。現時点である程度完成しているソダシはどれだけ成長するのか。他の馬の成長力が上回る可能性もあります。

 

牝馬は相手関係やレースの条件次第で結果が二転三転しそうな拮抗状態。ソダシに続いて先日、サトノレイナスの桜花賞直行も発表されました。混戦に拍車がかかります。

 

今後、注目したいレースは2つ。2月13日のクイーンカップ(GⅢ、東京・芝1600m)と3月6日のチューリップ賞(GⅡ、阪神・芝1600m)です。

 

クイーンカップは近年、3歳GⅠだけでなく先々まで息の長い活躍を続ける馬を輩出。桜花賞の最重要トライアルレースとなるチューリップ賞は、有力2頭がぶっつけ本番を選択したことで注目度がさらに高まります。

 

筆者期待の牝馬は2頭。新馬戦を鋭い末脚で快勝したレフトゥバーズとデビュー戦を勝利したばかりのオメガロマンスです。レフトゥバーズはクイーンカップに出走予定。オメガロマンスは14年オークス馬ヌーヴォレコルトの妹で、桜花賞だけでなくオークス、秋華賞と長い目で見たい馬です。

 

 

注意したい「中京」の前哨戦

 

 

 

21年になって次々と注目の3歳重賞がスタート。例年、京都競馬場で開催されるレースは、同競馬場改修工事の影響で他場に割り振られています。

 

GⅠに直結しそうなレースは、2月6日エルフィンステークス(OP、牝馬限定、芝1600m)と2月7日のきさらぎ賞(GⅢ、芝2000m)。いずれも中京競馬場で行われます。

 

エルフィンステークスは前年覇者が3冠牝馬デアリングタクトで、引き続き勝ち馬が評価されそうな気配。きさらぎ賞は近年、GⅠとの関連性が薄れています。素質馬がそろうため、レース内容次第では世代トップクラスの評価を受けるでしょう。その評価を額面通りに受け取って良いのかが疑問です。

 

筆者が非常に気になっている現在の中京開催。たとえタイムが速くても、実際は力を要する馬場になっていて、スピードだけでは乗り切れない状態になっています。

 

先週の雨の影響が残っていれば、芝コースは時計のかかる馬場になることは必至。スピードも高いレベルで要求されるGⅠとは違った能力を持っている馬が上位に来るとすれば、現在の中京で好走した馬は本番のGⅠで実力を発揮できない可能性が考えられます。

 

中京開催の前哨戦については、20年の秋華賞、菊花賞を含めて21年も継続して注目したいポイントです。ちなみに秋はコントレイルが強かっただけで、中京で優先出走権を獲得した馬は本番で成績を落としました。

 

春はどのような結果が待っているのか。また暖かくなったら、2月のレース結果と合わせてGⅠが始まる前に考察します。

 

 

今回はここまで。

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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