【競馬ブログ】「気まぐれウマ放談」一強から群雄割拠の時代に突入?~21年展望②

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安定感抜群のチュウワウィザード。21年ダート界の主役(写真:おかだ、20年12月撮影)

 


こんにちは!

競馬ページ担当の おかだ です!

このページでは、競馬観戦歴10数年、まだまだ勉強することばかりのファンが、競馬にまつわるあらゆる話題を気ままに書いていきます。

 

前回に続き、21年の競馬を展望します。20年度のJRA賞受賞馬を中心に、活躍が期待される馬たちを紹介。2回目は芝の短距離とダート路線、そして障害競走です。絶対王者が君臨する各路線。既存勢力の巻き返しや新王者の誕生によって、勢力図に変化が出てくるかもしれません。

 

 

 

 

距離延長も選択肢 グランアレグリアの挑戦

短距離GⅠ完全制覇か、それとも距離を伸ばすのか。最優秀短距離馬グランアレグリア(牝5)の挑戦は続きます。

 

20年は安田記念、スプリンターズステークス、マイルチャンピオンシップを制してGⅠ3勝を挙げました。高松宮記念は2着でスプリント・マイルGⅠ「準完全V」。短距離路線で一気に才能を開花させました。

 

21年のローテーションは正式に発表されていませんが、短距離路線継続なら高松宮記念のリベンジが有力。一方、距離延長のプランもあります。2000mの国内GⅠをはじめ、海外遠征も選択肢の一つです。

 

管理する藤沢和雄調教師は史上2人目のJRA通算1500勝を達成し、20年度JRA賞の特別賞を受賞。22年2月末の定年を前に、グランアレグリアと日本競馬界を代表する名伯楽が歩む集大成の1年に注目です。 

 

グランアレグリアが距離延長で別路線にシフトした場合、短距離戦線は既存勢力が主力を形成することになります。1200mはモズスーパーフレア、ダノンスマッシュ、1600mならインディチャンプ、サリオスといったGⅠタイトルホルダーが中心。ここにGⅠ常連組や力をつけた新星が加わって、群雄割拠の時代が到来するかもしれません。

 

 

ダートは大崩れしないベテランの出番

 

 

 

ダート界は堅実派のベテランが引っ張ります。

 

20年は新ダート王クリソベリル(牡5)が強さを示した1年でした。しかし、最後のチャンピオンズカップ(GⅠ)ではチュウワウィザード(牡6)に逆転を許し、年末には故障が判明。長期の戦線離脱は避けられません。

 

クリソベリル不在となれば、20年はGⅠ4戦2勝で最優秀ダートホースに選ばれたチュウワウィザード、そして帝王賞(GⅠ)3連覇の偉業を成し遂げたオメガパフューム(牡6)の2頭が再びダート界をけん引します。

 

しばらくはベテラン勢が中心となりそうですが、ダートGⅠが行われる東京、中京コースの得意、不得意、さらに距離の問題など一長一短ある馬が多い印象。チュウワウィザード、オメガパフュームも例外ではありません。

 

ダート路線は2月のフェブラリーステークス(GⅠ)や地方競馬との交流GⅠなど国内のレースはもちろん、サウジアラビア、ドバイといった海外遠征を検討している馬もいます。

 

現状は大崩れしないベテランが優勢。4歳勢をはじめとする若駒の成長にも期待がかかります。

 

 

障害新旧王者の直接対決なるか

障害界の絶対王者オジュウチョウサン(牡10)は、20年11月の京都ジャンプステークス(J・GⅢ)で3着に敗れ、障害重賞連勝記録は13でストップ。中山大障害(J・GⅠ)は左前脚に腫れが出たため回避。王者不在の大一番はメイショウダッサイ(牡8)が制しました。

 

JRA賞の最優秀障害馬はメイショウダッサイに軍配。オジュウチョウサンは6連覇がかかる中山グランドジャンプ(J・GⅠ、4月17日)に備えています。

 

20年のグランドジャンプは、オジュウチョウサンが3馬身差をつけてメイショウダッサイを退けました。3馬身差は、1年かけてどこまで詰まるのか、それとも差は広がってしまうのか。2頭の再戦が今から楽しみです。


 

無観客でもレースは続く

9日から無観客開催となっていた中山競馬場に続き、中京、そして今週開幕の小倉も無観客が決定。開催3場全てで無観客となります。

 

JRAの発表によると、当面の間、関東地区と愛知、兵庫、福岡各県の競馬場は無観客競馬として実施。また関東・関西地区、愛知、福岡両県の場外発売所では、馬券発売を取りやめます。

 

20年も無観客の時期が長かったものの、レースが中止になることはありませんでした。競馬開催は続きます。今は画面を通して楽しむことが、通常の状態に戻していくための最善策です。

 

 

 

 

今回はここまで。

次回は3歳世代をチェック。前哨戦は例年以上に注意が必要です。

 

 

参考:馬名、成績など競走馬に関するデータはJRA公式サイト

 

 

 

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